日本ではまだまだ珍しい果物であるフィンガーライムが『満天☆青空レストラン』で紹介されました(2020年3月14日放送)。
その外見から「フィンガー(指)」と呼ばれるこの果物は、プチプチとした果肉からキャビアライムとも呼ばれ、欧米ではすで人気の食材にもなっています。
これまで本サイトでご紹介しました『満天☆青空レストラン』の記事のまとめはこちら。
フィンガーライム(キャビアライム)
果肉がカラフルなだけでなく、果皮の色もさまざまなフィンガーライム。画像は、ライムの名前のとおり鮮やかな緑色をしている種。
どこで買える? 通販・お取り寄せ情報
日本ではフィンガーライムの生産者さんは少なく、市場にもあまり出回りません。多くは、生産者さんによる直販もしくはネット通販での販売がメインですが、販売数も少ないためすぐに品切れとなったり、入荷待ちとなる場合が多いようです。
ここではネット通販を行っている生産者さんやネットショップをいくつかご紹介します。
観音山フルーツガーデン
『満天☆青空レストラン』のほか、メディアでよく紹介されている生産者さんです。50以上のフルーツを栽培し、生フルーツとして、あるいは加工品として販売しています。
観音山フルーツガーデンでは、栽培しているフィンガーライムを「観音山キャビアライム」、または「観音山フィンガーライム」の名前で販売しています。
観音山フルーツガーデンのフィンガーライムはホームページ内の販売ページから購入することができます。
現在(2020月3日14日)は、2020年の秋冬分の予約受付け中で、収穫量が少ない場合は購入できない可能性がある、ということです。
※申し込むためのカートは、ページの上部か、ページの最下部にあります。
文旦屋 白木果樹園
100年以上の歴史のある生産者さんです。
残念ながら現在(3月14日)、すでにフィンガーライムはすべて品切れ状態となっています。再入荷の可能性も考え、販売ページへのリンクを貼っておくことにします。
2023年8月11日現在、下記リンク先から注文することが可能です。
POCKET MARCHÉ(ポケットマルシェ)
ポケットマルシェ(通称ポケマル)は、農家や漁師さんから食材を直接を購入できるマルシェ(市場)です。
ポケマルでフィンガーライムの販売を検索してみると、購入可能な出品が予約を含めて3件ほどあります(農家さんとしては2件)。
本記事を書き始めたときには「一時在庫切れ」の表示(上段右から2番め)はなかったのですが、あっという間に売れてしまったようです。
おそらく上段右端も間もなく在庫切れとなってしまうと思います(青空レストランの番組を見て本ページにたどり着いたのであれば、もう在庫切れとなっている可能性が高いです)。
輸入品(冷凍もの)
国産のフィンガーライムでなくて良いのであれば、輸入品を購入できます。
gあたりの価格で言えば輸入品はとても安いのですが、冷凍されているためフレッシュ品に比べると風味が若干落ちてしまいます。
フィンガーライムの原産国であるオーストラリア産のものをご紹介しておきます。
おすすめの食べ方
フィンガーライムは、それだけで食べるのではなく、料理の付け合せとして使用されることが多いフルーツです。
ここでは、フィンガーライムをどのように料理に使用しているのか、その例をInsagramから拾ってみました。
こちらは生牡蠣にトッピングした例。フィンガーライムの爽やかな柑橘系風味が牡蠣によく合うようです。
こちらはゆで卵にフィンガーライムをのせたもの。黄身の上の鮮やかな緑色が綺麗ですね。ゆで卵自身に何か味付けがされているのでしょうか。
こちらはパディントンホテルのシェフが投稿したもの。キングフィッシュに、オレンジ、アボカド、フィンガーライムを乗せたカルパッチョです。
スモークサーモンのディップとフィンガーライムの取り合わせです。こちらも色が美しく、食べてみたいっ!って気持ちになります。
あるかな?と思っていたら、やっぱりありました。フィンガーライムのSUSHIです。食べてみたいような、そうでないような…。
シャンパンやスパークリングワインにフィンガーライムの入れるのは定番のようです。湧き上がる泡にフィンガーライムの実が踊るのが楽しめます。
シャンパンの色に溶け込まないよう、実が赤系のフィンガーライムがおすすめです。
こちらはマルガリータのかき氷にトッピングされたフィンガーライム。フィンガーライムの味を楽しむというより、ちょっとした風味づけでしょうか。
Instagramに投稿されている画像では、フィンガーライムは生牡蠣やカルパッチョに使用されている例が多いようです。オーストラリアからの投稿が多いこともあり、どの国でもこのような食べられ方が多いのかは分かりませんが、参考にはなります。
フィンガーライムってそもそも何?
色のバリエーションも多く、さまざまな料理に合わせやすいフィンガーライム。そもそもどんなフルーツなのかまとめてみました。
原産国はオーストラリア。実がキャビアのようなので、キャビアライムとも呼ばれます。
大きさは、長さ4~8cmの円筒形、重さは10~20g。
もともとはオーストラリアのクイーンズランド州とニューサウスウェールズ州の沿岸地域の、熱帯雨林などに生えていたトゲのある低木で、初期の移民者たちはフルーツとして食べていたようです。
近年になって、ブッシュフード(オーストラリアの伝統的な食材)が見直されるようになり、フィンガーライムも注目されるようになりました。
つぶつぶの実は、噛むと発泡性の強い香りがはじけ、果汁は酸味がありライムに似ています。人によっては山椒の風味を連想するかもしれません。
乾燥させたフィンガーライムの果皮は香辛料としても利用されます。
自分で苗から育ててみる(?)
フィンガーライムの実を購入しようとして、ネットで検索してみると、じつは実ではなく苗の販売がとても多いことに気が付きます。
ハッキリとした理由は分からないのですが、苗からフィンガーライムを育てて実を収穫するということが、園芸愛好家さんたちの間でちょっとしたブーム(?)になっているようなんですね。
苗は5,000円〜10,000円の価格帯のものが多く、結構な値段がします。
さらに、フィンガーライムを育てるのは決して容易ではなく、実がなるまでに数年かかる場合もあり、一定以上の技術と根気強さが必要です。
フィンガーライムの実の販売が少ないので自分で育ててみようかなと思う方は、ある程度の覚悟が必要でしょう。
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