上高地の紅葉2023年の見頃はいつ?おすすめスポットも紹介

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本記事の内容
今年2023年の上高地の紅葉が見頃となる時期の予想と、おすすめの紅葉&黄葉スポットを紹介しています。

上高地の紅葉&黄葉の見頃は、10月下旬から11月上旬と言われており、例年通りであれば今年2023年も同じ頃に見頃を迎えることが期待できます。

しかし、見頃の時期は、上高地内のエリアによっても若干違いがありますし、樹の種類によっても違いがあります。さらにその年の天候にも影響を受けるため、実際に見頃となる時期を事前に正確に予想するのはなかなか難しいと言えます。

本記事では、過去5年の実績から予想した今年の紅葉の見頃の時期、エリア別・樹木の種類別の見頃の時期、についてご紹介しています。また、おすすめの紅葉&黄葉スポットも紹介していますので、上高地へお出かけの際の参考にしていただければと思います。

目次

2023年の上高地の紅葉&黄葉の見頃

2023年の紅葉&黄葉の見頃情報(随時更新)

こちらでは2023年の、上高地の紅葉&黄葉情報を随時更新していきます。

田代湿原の紅葉が見頃です(10月3日)
https://twitter.com/fivesense1500/status/1708316197299917165?s=61&t=Wz6co7A7WqP0pp34vhgEFg

田代湿原の紅葉は、やはり例年よりも一週間ほど遅れているようです。

ここ数日、朝の気温がぐっと下がってきているので、紅葉&黄葉が進んでくれることを期待したいですね。

今朝は冷え込み紅葉が進むかも(9月25日)

暑い日が続いていましたが、今朝の気温は5℃まで下がったということです(上高地西糸屋山荘)。

今後もこのような冷え込みが続けば紅葉&黄葉が進むことが期待できます。明日以降の気温が気になりますね。

紅葉はまだ(9月17日)

上高地内では気の早い広葉樹がちらほら紅葉をし始めているようです。しかし、全体としては、まだまだ紅葉が始まったと言えるような状態ではありません。

このまま気温が高い日々が続くようであれば、紅葉&黄葉は少し遅れるかもしれません。

日本気象協会 紅葉見頃予想(9/12発表)

9月12日、日本気象協会から紅葉の見頃予想が発表されました。

これによると、上高地の紅葉の見頃予想は 10月上旬から11月上旬となっており、例年からの傾向としては遅いとされています。

この発表の「紅葉」に「黄葉」も含まれているのか不明ですが、発表にある時期だけを見ると例年通りのように思えます。

詳しくは、日本気象協会のページをご覧ください。

>> 日本気象協会 紅葉見頃予想

2023年の見頃時期

上高地の紅葉&黄葉の時期は、一般的に

10月下旬から11月上旬カラマツ

と言われています。

が、これは上高地でたくさん見られるカラマツの黄葉時期のことで、広葉樹について言えば、見頃は少し早まり

10月中旬広葉樹

が見頃となります。

過去5年間の、上高地での紅葉&黄葉がもっとも見頃となった時期(最盛期)を、樹木の種類別に表にまとめてみました。

広葉樹カラマツ
201810/1610/26
201910/13〜10/2110/25〜10/29
202010/2310/27
202110/2010/26〜11/2
202210/1810/25〜10/28
上高地の紅葉&黄葉の見頃(2019〜2022)

上高地の広葉樹には、代表的なものとして、紅葉するカエデ類、黄葉するハルニレ、カツラ、シラカバ、ダケカンバ、ミズナラなどがあります。

見頃全体の期間としては、表内に記載した日にちを中心に一週間程度、と考えていただければ良いと思います。

少し分かりづらいのですが、2019年、2021年、2022年の各年は、例年よりも紅葉&黄葉の時期が後ろへずれ込んでいます。

上高地バスターミナル周辺のカラマツは11月に入ってもまだまだ楽しめるほどの葉が残っており、場所によっては紅葉している葉も残っている状況でした。

最低気温最高気温
20185.9℃11.6℃
20199.0℃15.2℃
20205.3℃12.5℃
20216.7℃14.6℃
20228.5℃14.6℃
上高地の9月〜10月の最低・最高気温の平均(2019〜2022)

これは、こられの年が比較的暖かく、紅葉&黄葉の始まるのが遅かったことが原因と思われます。

今年2023の年紅葉&黄葉の見頃の時期は、これからの気温の推移によって、例年通りとなるか少しずれるのかが決まってきます。

本ページでは、毎日の気温を注目しながら、2023年の紅葉&黄葉の見頃の時期を随時お知らせしていく予定です。

今年の上高地は、コロナによる規制が解かれたこともあり、非常に混んでいる印象です。少しでも人の少ない上高地へ紅葉&黄葉を楽しみたいということでしたら、混雑時期を予想した次の記事が参考になるかもしれません。

樹木の種類別の見頃時期

上高地では黄葉するカラマツが有名ですが、赤または黄色に紅葉(黄葉)する広葉樹もたくさんあります。

カラマツに比べて、広葉樹は紅葉&黄葉し始める時期が早く、見頃を迎えるのが10月中旬頃と言われています。

しかし、樹によって紅葉し始める時期は異なっており、例えばヒロハヘビノボラズ、カントウマユミ、コナシ、シラカバ、ハルニレなどは9月中旬あたりから色付き始め、早めに見頃を迎える樹もあります。

上高地で見られる代表的な広葉樹としては、

  • 紅葉する樹
    カエデ、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、コミネカエデ、ハウチワカエデ、ヒロハヘビノボラズ、オオカメノキ、カントウマユミ
  • 黄葉する樹
    ハルニレ、カツラ、サワグルミ、シラカバ、ダケカンバ、ザリコミ、オノエヤナギ、エゾヤナギ、ミズナラ、シウリザクラ、ウワミズザクラ、トチノキ、コナシ

などがあります。

ミズナラやウワミズザクラのように、黄葉→紅葉する樹もあります。

上高地のエリア別の見頃時期

紅葉&黄葉は、日当たりに良いところに生える樹の方が色付きが早く進む傾向があります。

このため、林間部などのように樹が密集して生えている場所よりも、広い場所にまばらに生えている場所の方が、樹々の紅葉&黄葉の始まりが早く、見頃となる時期も早いと言えます。

このため、上高地内では、河童橋周辺と比べて田代湿原徳沢園の方が一週間程度、見頃の時期が早いと言って良いかもしれません。

つまり、日当たりの良い場所では、

  • 広葉樹は、10月8日
  • カラマツで、10月中旬

に見頃を迎えることになります。

もちろん、いつでも必ず一週間早く見頃になるという訳ではなく、そういう傾向がある、という風に思ってもらえたらと思います。

上高地の紅葉 おすすめのポイント

多くの方に満足していただけそうな、上高地で楽しむ紅葉&黄葉のおすすめポイントをご紹介します。

なお、掲載した写真は管理人が撮影したものではありませんが、すべてのポイントは管理人自身が実際にそこに行き眺めたことのある場所です。

焼岳の麓

大正池の対岸に聳える焼岳の麓はカラマツの林となっており、黄葉の最盛期には黄金色の絨毯を敷いたようになります。

カラマツ林の中に点在する紅葉したした樹々がアクセントになっており、秋の澄み切った濃い青空をバックに黄葉した焼岳を映す大正池は忘れられない風景となると思います。

大正池畔から良いポイントが見つけられないときは、田代池に向かう遊歩道を少し歩いてみることをおすすめします。

錦の衣をまとった山裾

この写真は田代橋(または穂高橋)から撮られたものです。

梓川の右岸、上高地温泉ホテルやルミエスタホテルの背後の山は、焼岳から西穂高岳へ連なる山々の裾にあたります。

緑、黄、橙、赤のモザイクのように彩られた山肌は錦の衣をまとっているようにも見え、いつまでも眺めていても飽きることがありません。

上高地温泉ホテルの対岸(梓川の左岸)から眺めても良いかもしれませんね。

大曲のカラマツ

梓川の左岸に綺麗に立ち並ぶカラマツがとてもに美しい場所です。

上記の写真の撮影場所は、梓川の左岸、上高地バスターミナルからだと徒歩で約9分、田代橋からだと同じく徒歩で約6分ほどにある、梓川が大きく曲がっているところです(下の地図のオレンジ色のラインが大曲、撮影ポイントはカメラマークのあたりです)。

この梓川が大きく曲がっている場所のことを大曲(おおまがり)と呼ぶそうで、私は恥ずかしながら最近知りました。

カラマツの黄葉のピークが過ぎ、カラマツ全体が黄金色に見えるようになる10月下旬から11月上旬、上高地を訪れる観光客の数は少なくなってきており、静かな黄葉を楽しむことができます。

落ち葉のゴールデンシャワー

もう一つカラマツネタです。

カラマツの葉が黄金色になる頃は、風が吹いていなくても葉がハラハラと落ちてきます。多くのカラマツが集まって生えているところでは、少し大げさな言い方をすれば雨のようにそれは降り続きます。

このような落葉の状態を、落ち葉のゴールデンシャワーなどと呼んだりします。

私がおすすめのゴールデンシャワーが楽しめる道は、バスターミナルから河童橋に向かう林間の小路です。

上の地図のオレンジ色のラインの道です。わずか数十メートルしかありませんが、カラマツの落ち葉が雨のように降り注ぎます。冗談ではなく、傘を指す必要があるかもしれません。

田代湿原の草紅葉

上高地でもっとも早く紅葉するのが田代湿原です。田代湿原の紅葉は「草紅葉」とも呼ばれ、例年、9月下旬頃が見頃となります。

この時期、ほとんどの樹木はまだ色付いていないので、いっそう草紅葉が目立つことになります。

上の画像は少し紅みが少ないですが、最盛期には、まさに湿原全体が燃え上がるような紅に染まります。

樹々の紅葉&黄葉と一緒に楽しめないのが少し残念ですが、こちらも見る価値のある上高地の紅葉です。

上の写真は、下の地図のカメラマーク辺りから、北(上)の方角を撮ったものです。

このスポットは、ゆっくり歩いて、大正池から約20分、河童橋からだと約50分の距離にあります。

大正池から河童橋へ、あるいは河童橋から大正池への散策のときに、途中で立ち寄る形にすると良いと思います。

まとめ

本記事では、上高地の紅葉について、見頃の時期やおすすめのスポットについてご紹介しました。

私のいちばんのおすすめはカラマツの落ち葉のゴールデンシャワーです。

黄金色に色付いたカラマツの林を遠くから眺めるのも好きですが、林間に入り、落ち葉を踏みしめながらゴールデンシャワーの中を散策するのも、上高地での私の楽しみの一つとなっています。

本記事が、上高地の紅葉&黄葉を楽しみたいと思っている方々の参考になれば、と思います。

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