いまの生活拠点が地元ではなく、予算も限られていると、振袖の準備は不安になりますよね。
結論からお伝えすると、11月スタートでもまだ間に合う可能性は高いです。ただし選べる柄や時間帯は少なくなります。
この記事では、直前からの最短ルートと節約のコツ、そして万一の代替案まで、やさしく整理しました(情報は2025-10-25時点のものです)。
11月に決めてもまだ間に合います。いちばん大事なのは“当日の予約”
11月から動くなら、当日のヘア・メイク・着付けの時間を先に押さえましょう。振袖は宅配レンタルの“いまある在庫”から選べますが、予約が埋まると支度の時間が早朝になることもあります。
式の日は自治体で違うので、式の日にち→当日の予約→振袖→写真の順で進めるとスムーズです(成人の日や地元の開催日を確認しましょう)。
11月〜当日までのざっくりとした流れ
11月は“決め切る月”と考えるのが安心です。最初の48時間で地元の美容院や出張着付けへ一斉連絡し、空き時間を仮押さえします。
次に宅配レンタルの在庫と受取日を比較して予約。撮影は後撮りに切り替えると余裕が生まれます。
契約時はキャンセル料や配送遅延時の代替対応を必ず確認しましょう。
帰省前(〜10月)
└─▶ 式日と会場を公式で確認
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11月1週
└─▶ 美容室/出張着付けに一斉連絡
└─▶ 当日ヘア・着付けの“枠”を仮押さえ
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11月2週
└─▶ 宅配レンタルの在庫比較
└─▶ 最短受取で予約(契約:取消料・配送を確認)
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12月
└─▶ 小物の最終確認/受取手配
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当日
└─▶ 支度(ヘア→着付け)→ 式参加
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2〜3月
└─▶ 後撮り(スタジオ予約・家族と日程合わせ)
<代替案>
・スーツ参加(服装自由の自治体多数)
・後撮りのみ(当日は参加見送り)
最優先は「当日ヘア・着付け」の予約
とくに人気時間(朝7〜9時台)は早く埋まります。11月時点でも、チェーン店や地元美容室で直前受付がある場合があります。
早朝対応は割増が一般的なので、料金と開始時刻を必ず確認し、ヘアは自分で/着付けのみプロといった分離発注も検討しましょう。
予約が埋まっている時の代替策3つ
第一に、出張着付け・ヘアの併用です。出張は基本料金に加え、早朝・移動の追加が発生します。
第二に、時間帯の前倒し。美容室では早朝割増(例:8〜9:30は2割、7時台は3割など)が設定されることがあります。
第三に、ヘアと着付けを別々に予約で、ヘアは自分で仕上げ、プロは着付けだけを担当。こうすると枠の選択肢が増えやすいです。
相場の目安と追加費用
成人式当日の着付けのみは概ね8,000〜10,000円、ヘア・メイク込みで20,000〜30,000円程度が目安です。
出張の場合は1,000〜5,000円の出張費や早朝料金が加算されることがあります。
都市部のセットプランは2万〜3万円台の掲示も見られます。見積もり時は開始時刻・所要時間・割増を必ずチェックしましょう。
振袖は“宅配レンタル+地元受取”で探す
ネットの宅配レンタルは11〜12月に予約が集中します。だからこそ「いまが動きどき」。
在庫検索→最短受取→サイズ適合→規約確認の順に進めると、直前でも準備できる可能性が高まります。
直前ピークの傾向と在庫の見つけ方
公式の直近データでは、11〜12月中旬がピークという宅配レンタルの実績が示されています。
狙い目は、直前のキャンセルで在庫が戻った振袖や、受け取りから返却まで5〜6日借りられるプランがあるお店です。
受け取りと返送の手順、クリーニングが要るかどうかもチェックしましょう。
迷ったら、2〜3店に同時に問い合わせて、いちばん早く受け取れてサイズが合うものを選ぶと安心です。
レンタル日程・サイズ・規約のチェック
成人式のレンタル期間が12/20〜1/20だけなど、期間が決まっているお店もあります。
申し込む前に、配送が遅れたときの対応、汚してしまった場合の負担、キャンセル料がいつからかかるかを確認しましょう。
困ったときは消費者ホットライン(188)に相談するとよいでしょう。
前撮りが無理なら「後撮り」でOK
直前なら、写真はあとに回すとほかの準備に時間の余裕ができます。
成人の記念写真は一年中予約できます。式のあとは2〜4月が気候もよく、予約もしやすい時期です。
可能であれば家族や友だちに協力してもらい、後日スタジオでゆっくり撮ればOKです。
後撮りの段取り
式が終わったら、家族の予定とスタジオの空き時間を合わせて、まずは2〜3月の土日を第一候補にしましょう。
レンタル振袖を延長するのか、写真館の衣装に変えるのかは、予約の前に確認しておくと安心です。
髪型を当日と同じにしたいときは、当日の写真を持っていくと伝わりやすいです
お金をかけすぎずに準備する:ママ振×小物レンタル
「ママ振」を活かして小物だけをレンタルすれば、いまっぽい雰囲気にしつつ費用をおさえやすいです。
帯締・帯揚・重ね衿は1点あたり3,000〜5,000円、草履バッグは5,000〜8,000円くらいが目安です。
10万円以下での構成例
例:ママ振(0円)+小物4点レンタル(約2万円)+当日着付けのみ依頼(8,000〜10,000円)+ヘアメイクは自分で(0円)=合計約3万円前後。
もしヘアセットをサロンに依頼するなら+5,000〜8,000円が目安です。
振袖を一式レンタルする場合でも、低価格帯4〜10万円のプランがあります(前撮り・当日支度は別料金のことあり)。
契約とトラブル回避のチェック
直前に申し込むほど、キャンセルのルールの影響を受けやすくなります。
キャンセルがいつから・いくらかかるのか、汚してしまったときの負担、配送が遅れたときやサイズが合わなかったときの対応を、契約書で必ず確認しましょう。
困っとことになってしまったら、消費者ホットライン(188)に相談しましょう。
- 支度開始時刻と割増の有無(早朝料金)
- 配送スケジュール(受取日・返送期日・クリーニングの扱い)
- キャンセル料の起算点と金額
- 汚損・延滞・紛失の扱い
- 当日トラブル時の連絡先(ショップ/美容室)
FAQ(よくある質問と答え)
- 11月に帰省してから決めても間に合いますか?
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はい、まだ間に合います。いちばん取りづらいのは、当日のヘア・メイク・着付けの時間です。まずは地元の美容室や出張着付けの予約を押さえましょう。振袖は宅配レンタルの在庫から選び、写真は後撮りにすれば予定に余裕ができます。
- 前撮りができません。写真はどうすれば?
-
後撮りで大丈夫です。成人撮影は通年予約ができ、式後の2〜4月は比較的取りやすい時期。ヘアやメイクは当日の写真を見せると、同じ雰囲気にしやすいです。
- 服装は振袖でないとダメ?スーツは失礼?
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多くの自治体で服装自由と案内されています。スーツやドレスで参加する方もいます。迷ったら地元の案内ページを確認しましょう。
- できるだけ安くしたいのですが、どうしたら節約できますか?
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ママ振+小物だけレンタルが効果的です。小物は1点3,000〜5,000円、草履バッグ5,000〜8,000円が目安。ヘアはセルフにし、着付けのみを依頼すれば1万円前後で済むこともあります。
- 住民票が地元にありません。参加できますか?
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自治体により扱いは異なりますが、市外在住でも参加可・事前申込制の例が多数あります。地元の「二十歳のつどい」などのサイトで対象者・申込締切を確認してください。
まとめ
11月からの準備でも、当日のヘア・着付けの予約をいちばんに考えれば、2026年の成人式にまだ間に合います。
振袖は宅配レンタルで“いまある在庫”を探し、写真は後撮りにすると気持ちに余裕が生まれます。
服装は自由の自治体が多いので、もし難しければスーツでの参加でも大丈夫です。
申し込む前に、キャンセル・汚れ・配送のルールの確認も忘れないようにしましょう。
- 地元の式の日にちを必ず確認しましょう(1月3日に行う自治体も多いです)。
- 決める順番は「当日の予約(ヘア・着付け)→振袖→写真」です。
- 直前なら、宅配レンタルの今ある在庫と5〜6日借りられるプランを使うと安心です。
- ママの振袖+小物レンタルで、費用をおさえやすくなります。
- 契約の「キャンセル・汚れ・配送」のルールを確認。迷ったら188に相談しましょう。
