「松本から電車に乗って、新島々でバスに乗り換えて上高地へ」——このルートで計画しているあなた、ちょっと待ってください。
以前は新島々駅のバスターミナルで並んでいれば、順番に乗車できました。
でも、2025年からルールが変わりました。
今は「発車オーライネット」というWebサイトで事前予約(便指定)が原則です。
予約なしで現地に着いてしまうと、満席で乗れない可能性があります。
「え、知らなかった!」と焦っていませんか?
この記事では、2025年からの新ルールに完全対応した以下の内容をお伝えします。
- 予約がなぜ必要になったのか、その具体的なルール
- スマホで完結する予約の手順(ステップ解説)
- 万が一、予約を忘れた・満席だった場合の公式な救済ルート
- 新島々駅での乗り換えのコツとタクシー料金の目安
最後まで読めば、不安なく上高地への旅を楽しめるようになります。
【2025年最新】新島々〜上高地のバスは「予約制」に変更されました

結論から言います。
新島々〜上高地を結ぶアルピコ交通の路線バスは、2025年から「予約制(便指定)」になりました。
以前のように「バス停に並んで、来たバスに順番に乗る」というスタイルは、基本的に終了しています。
【公式情報】予約制のルール(アルピコ交通公式パンフレットより)
- 予約受付期間:乗車日同日の1ヶ月前から、始発バス停を出る15分前まで
- 予約方法:「発車オーライネット」でのWeb予約のみ
- 電話での予約は受け付けていない
- 乗車時には「決済完了メール(兼 乗車票)」を提示する
つまり、出発の1ヶ月前から当日の直前(15分前)まで予約は可能です。
ただし、電話はダメ。
すべてスマートフォンやパソコンからの操作で完結します。
「当日でもギリギリ予約できるなら安心」と考えるかもしれません。
でも、GWや夏休み、紅葉シーズンは数日前から満席になることも珍しくありません。
余裕を持って、出発前に予約を済ませておくことを強くおすすめします。
2026年度の時刻表・運行について
ここで一つ、重要な注意点があります。
上高地は冬季(例年11月中旬〜翌4月中旬)は閉山しており、バスも運休します。
そのため、翌年度の時刻表や運行情報は、春が近づくまで公開されません。
アルピコ交通の公式サイトには、次のように記載されています。
「2025年度の運行は11月15日をもって終了しました。2026年度の運行については、決定次第掲載いたします。」
(参照: アルピコ交通 路線詳細ページ)
この記事は2025年度の情報に基づいています。
2026年シーズンに訪れる予定の方は、3月下旬〜4月上旬に公式サイトで最新情報を確認してください。
スマホで完結!上高地線バスの予約方法ステップガイド

「予約が必要なのはわかったけど、具体的にどうすればいいの?」
そんな疑問にお答えします。
予約サイト「発車オーライネット」での手順を、ステップごとに解説しますね。
ステップ1:会員登録をする(初回のみ)
まずは「発車オーライネット」のサイトにアクセスし、無料の会員登録を済ませてください。
- サイトURL:https://secure.j-bus.co.jp/
- メールアドレスとパスワードを設定するだけで完了
- 登録は出発前の落ち着いた時間に済ませておくのがベスト
当日、バス停で慌てて登録しようとすると、電波状況やメール認証で手間取ることがあります。
前日までに済ませておきましょう。
ステップ2:乗りたい便を検索・選択する
会員登録が済んだら、ログインして「路線バス予約」から上高地線を探します。
- 出発地「新島々バスターミナル」、到着地「上高地バスターミナル」を選択
- 乗車日を指定
- 希望の出発時刻帯を選ぶ
すると、その日の運行便一覧と空席状況が表示されます。
「◯」や「残り○席」の表示を確認して、乗りたい便を選んでください。
ステップ3:予約内容を確認し、決済する
便を選択したら、乗車人数や氏名などの必要事項を入力します。
その後、クレジットカードやコンビニ払いなどで決済を完了させてください。
【ポイント】決済完了=予約確定
「発車オーライネット」では、決済が完了して初めて席が確保されます。
「カートに入れただけ」の状態では予約されていないので要注意です。
ステップ4:乗車票メールを保存する
決済が完了すると、登録したメールアドレスに「決済完了メール」が届きます。
このメールがそのまま乗車票として使えます。
乗車時には、スマートフォンでこのメール画面を運転手さんに見せるだけでOKです。
ただし、山間部は電波が不安定なこともあります。
メール画面のスクリーンショットを撮って保存しておくと安心です。
ステップ5:当日、バス乗り場へ
予約した便の出発時刻の5〜10分前には、新島々バスターミナルのバス乗り場に到着しておきましょう。
予約済みの方は、乗車票を提示してスムーズに乗車できます。
「並んで待つ」というストレスから解放されるのは、予約制の大きなメリットですね。
予約なし・忘れた・満席だった場合の「公式救済ルート」

ここからは、多くのブログが触れていない重要な情報をお伝えします。
「うっかり予約を忘れていた」「当日見たら満席だった」——そんな場合でも、上高地に辿り着く方法はあります。
しかも、これは「裏ワザ」ではありません。
アルピコ交通の公式パンフレットに記載されている正規ルートです。
第一選択:当日窓口で空席があれば購入可能
公式パンフレットには、次のような記載があります。
「当日空席がある場合は、新島々・上高地の窓口でもきっぷを購入できます」
つまり、予約が埋まっていなければ、現地で直接購入することも可能です。
ただし、これは「空席がある場合」という条件付き。
繁忙期は朝一番の便から満席になることもあるため、当日購入に賭けるのはリスクが高いです。
第二選択(推奨):さわんど経由で上高地へ向かう
予約が取れなかった場合の現実的な救済策は、「さわんど(沢渡)経由」です。
実は、さわんど〜上高地を結ぶシャトルバスは「予約不要」なのです。
【公式パンフレットより】
「さわんど〜上高地のシャトルバスは予約制ではございません。バス停に並んでお待ちください」
つまり、以下のルートが成立します。
- 新島々駅からタクシーで「さわんどバスターミナル」へ移動(約20分、約9,800円)
- さわんどから上高地行きシャトルバスに乗車(予約不要、並び順)
タクシー代はかかりますが、「上高地に行けない」という最悪の事態は回避できます。
4人で相乗りすれば、1人あたり約2,500円です。
【救済ルートのまとめ】
新島々 →(タクシー約20分・約9,800円)→ さわんど →(シャトルバス・予約不要)→ 上高地
この「さわんど経由」は、公式が認める正規ルートです。
覚えておくだけで、いざという時のパニックを防げます。
新島々駅での乗り換え・所要時間・タクシー料金

ここでは、新島々駅に着いてからの具体的な動き方を解説します。
新島々駅のレイアウト(乗り換えは超簡単)
新島々駅は、アルピコ交通上高地線の終着駅です。
電車を降りて改札を出ると、すぐ目の前がバスターミナルになっています。
「乗り換えが複雑そう」と不安になる方もいるかもしれませんが、心配は無用です。
駅舎を出て30秒もあればバス乗り場に着きます。
バス乗り場には「上高地方面」「乗鞍高原方面」などの案内表示があるので、迷うことはないでしょう。
駅周辺の設備
新島々駅には以下の設備があります。
| 設備 | 有無 | 備考 |
|---|---|---|
| トイレ | あり | 駅舎内にあり |
| 自動販売機 | あり | 飲み物のみ |
| コンビニ | なし | 最寄りは車で数分 |
| 売店 | 限定的 | 季節営業の場合あり |
コンビニがないので、お弁当や軽食は松本駅で購入しておくことをおすすめします。
上高地での食事は選択肢が限られ、価格も高めです。
バスの所要時間と運賃
新島々から上高地までのバスの基本情報は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所要時間 | 約1時間10分〜1時間20分 |
| 運賃(片道) | 2,000円〜3,000円程度(年度により変動) |
| 運賃(往復) | 片道×2(往復割引の有無は要確認) |
正確な運賃は、予約サイト「発車オーライネット」または公式サイトでご確認ください。
タクシー料金の目安
「バスが満席で乗れない」「時間を節約したい」という場合は、タクシーという選択肢もあります。
アルピコタクシーの公式「運賃検索」で概算を調べた結果は以下のとおりです。
| 区間 | 距離 | 所要時間 | 概算運賃 |
|---|---|---|---|
| 新島々 → 上高地 | 約34km | 約26分 | 約15,500円 |
| 新島々 → さわんど | 約21km | 約16分 | 約9,800円 |
※上記は普通タクシー、距離制、迎車なし、冬季割増なしの場合の概算です。
実際の料金は道路状況や迎車の有無によって変動します。
4人で相乗りすれば、上高地まで1人あたり約4,000円弱。
時間を優先したい方や、バスに乗れなかった場合の緊急手段として覚えておくと良いでしょう。
上高地線電車(松本〜新島々)の注意点
松本駅から新島々駅までは、アルピコ交通の「上高地線」という電車で約30分です。
ここで一つ注意点があります。
交通系ICカード(Suica、PASMO等)が使えない場合があるということです。
上高地線は地方のローカル線のため、IC対応が限定的です。
乗車前に松本駅の券売機できっぷを購入しておくことをおすすめします。
電車とバスの乗り継ぎについては、電車の到着時刻とバスの発車時刻が接続するダイヤになっていることが多いです。
ただし、電車が遅延した場合にバスが待ってくれる保証はありません。
余裕を持ったスケジュールを組んでおきましょう。
よくある質問(予約・キャンセル・荷物)

ここでは、皆さんからよく寄せられる質問にお答えします。
Q. 電話で予約できますか?
A. できません。予約は「発車オーライネット」のWebサイトからのみ可能です。
スマートフォンでもパソコンでもアクセスできます。
ご高齢の方やスマホ操作が苦手な方は、ご家族に手伝ってもらうか、旅行代理店に相談することをおすすめします。
Q. 予約のキャンセルはできますか?キャンセル料はかかりますか?
A. キャンセルは可能です。キャンセル料は事業者の規定によります。
「発車オーライネット」のマイページから予約の取消ができます。
キャンセル料については、一般的に出発日が近づくほど高くなる傾向があります。
詳細は「発車オーライネット」の利用規約、または予約完了時のメールに記載されている取消規定をご確認ください。
Q. 大きな荷物(登山ザック、キャリーケース)は載せられますか?
A. はい、バスのトランクに預けることができます。
上高地を訪れる方の多くは登山やハイキング目的です。
大きなザックやキャリーケースは、バスのトランク(荷物室)に収納できます。
ただし、貴重品や壊れやすいものは手元に置いておくようにしてください。
トランクは乗客自身で取り出す形式が多いです。
Q. 予約画面のスクリーンショットでも乗車できますか?
A. 基本は「決済完了メール」の画面提示ですが、スクショでも対応してもらえることが多いです。
上高地周辺は電波が不安定なエリアです。
メールが開けない事態に備えて、スクリーンショットを撮っておくことを強くおすすめします。
スクショがあれば、オフラインでも乗車票を提示できます。
Q. 復路(上高地→新島々)も予約は必要ですか?
A. はい、復路も同様に予約制です。
帰りのバスも「発車オーライネット」で事前予約してください。
現地で「帰りのバスが満席で下山できない」となると大変です。
往路を予約する際に、復路も一緒に予約しておくことをおすすめします。
注意点とリスク(知っておくべきこと)
この記事を信頼していただくためにも、正直に限界をお伝えしておきます。
2026年度の情報は未確定
この記事は2025年度の運行情報に基づいています。
2026年度のダイヤや運賃、予約ルールについては、まだ公式発表されていません(2026年1月時点)。
新シーズンの情報は例年4月上旬に公開されます。
お出かけ前には必ず、アルピコ交通の公式サイトで最新情報をご確認ください。
当日空席は「保証」ではない
「当日窓口で購入可能」とお伝えしましたが、これは空席がある場合のみです。
特に以下の時期は、朝一番から満席になることも珍しくありません。
- ゴールデンウィーク(4月末〜5月上旬)
- お盆期間(8月中旬)
- 紅葉シーズン(9月下旬〜10月中旬)
- 三連休
これらの時期は1ヶ月前の予約開始と同時に埋まることもあります。
計画が決まったら、すぐに予約することをおすすめします。
タクシー料金は目安
記事中でお伝えしたタクシー料金(新島々→上高地 約15,500円など)は、公式の「運賃検索」で算出した概算値です。
実際の料金は以下の要因で変動します。
- 迎車料金(タクシーを呼んだ場合)
- 道路の混雑状況
- 時間帯(深夜・早朝割増)
- 季節(冬季割増がある場合)
あくまで「目安」として参考にしてください。
まとめ:予約を制する者が上高地を制す

最後に、この記事のポイントをまとめます。
結論:新島々〜上高地のバスは「予約制」です。出発前に必ず予約を済ませてください。
予約サイト「発車オーライネット」で、乗車日の1ヶ月前から当日15分前まで予約が可能です。
繁忙期は早めの予約が安心です。
万が一、予約を忘れた・満席だった場合は、「さわんど経由」という公式ルートがあります。
タクシーでさわんどまで移動し、そこから予約不要のシャトルバスに乗れば、上高地に辿り着けます。
出発前チェックリスト
出発前に、以下の項目を確認しておきましょう。
- [ ] 「発車オーライネット」に会員登録した
- [ ] 往路・復路のバスを予約した(決済まで完了)
- [ ] 「決済完了メール」のスクリーンショットを保存した
- [ ] 松本駅で上高地線のきっぷを購入する予定を立てた
- [ ] お弁当や飲み物を松本駅で買う予定を入れた
- [ ] 万が一のために「さわんど経由ルート」を覚えた
これで準備は万全です。
2025年からの予約制は、一見すると「面倒になった」と感じるかもしれません。
でも、予約さえしておけば「座席確保済み」という安心感を持って当日を迎えられます。
もう、バス停で「乗れるかな、乗れないかな」とハラハラする必要はありません。
穂高連峰の絶景、透き通る梓川、緑あふれる大正池——。
最高の景色が、あなたを待っています。
ぜひ、安心して上高地への旅をお楽しみください。
