『情熱大陸』(TBS)に橋本美穂さんという通訳の方が出演されます。画像を見て、どこかで見たことがあると思ったら、外国特派員協会でピコ太郎さんが会見したときに、同時通訳をされていた女性だったのですね。
特派員協会では、海外のニュース番組の同時通訳のように外国語(英語)から日本語への通訳だけでなく、日本語から英語への通訳も、テンポ良くこなしていたのがとても印象的でした。
この人の頭の中はどうなってるんだろう? なんて不思議に思った記憶があります。
今回は通訳者・橋本美穂さんをご紹介します。
通訳者、橋本美穂
橋本美穂の経歴
名前: 橋本美穂(はしもと みほ)
生年月日: 1975年(42歳)
出生地: 米国テキサス州ヒューストン
大学: 慶應義塾大学総合政策学部(1997年卒業)
橋本美穂さんの歳は今年(2017年)で42歳ということですが、ずっと若く見えますよね。私は品があり、綺麗な方だと思います。
橋本さんはテキサス生まれで、幼少期は東京で過ごし、小学生で再びアメリカ(サンフランシスコ)に渡ります。英語が堪能なのもうなずけますね。
大学卒業後は、キヤノン株式会社に入り、コピー機等の事業企画を担当。米国企業との共同プロジェクトを担当していたこともあり、日常業務の半分は英語を使っていたということです。
2006年には、日本コカ・コーラ株式会社の企業内通訳者として仕事を始め、現在はフリーランスの通訳者、翻訳者、そして通訳養成機関の講師として活躍されています。
橋本美穂は結婚している?
年齢からすれば、旦那さんとお子さんがいてもおかしくないわけですが、橋本美穂さんが結婚されているかどうか、ネットで検索しても直接的な情報は見つかりません。
ただ、ヒントはあります。
外国特派員協会で同時通訳をしている動画などで、橋本さんの左手の薬指にリングがあるのが確認できます。
いまどき左手の薬指にリングをしているからと言って、結婚している、とは限りませんが、結婚している可能性は高いと私は思っています。少なくともお付き合いしている男性はいるでしょう。
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橋本美穂が通訳者となったきっかけとは?
それはキヤノンで働いていたときのことです(ご本人は企業名を明らかにしていませんが経歴からそう判断させていただきました)。
会議のためにアメリカから人が来るということで、橋本さんは上司から通訳を頼まれたそうです。
橋本さんは通訳の勉強をしたことはありませんでしたが、「英語は話せるし、話題も理解しているから、きっと大丈夫」と思って通訳の依頼を受けました。
ところが当日は大変なことに。汗だくになって会話の橋渡しをしたそうですが、話しを混乱させたり、適切な言葉が見つからず言葉に詰まったり、と惨憺たる結果になったそうです。
当時のことを橋本さんは次のように言っています。
このとき、「英語が話せても、通訳というものはこんなにも難しいものか」と思い知ったわけですが、これはショックであると同時に新鮮な発見でもありました。「自分は理解できているのに、うまく言えないのはなぜ?」と不思議でなりませんでした。
(出典: サイマル・アカデミー)
橋本さんは、この謎を解くためにキヤノン株式会社に務めながら通訳者養成学校(サイマル・アカデミー)の夜間コースで学んだのです。
安易に引き受けてしまった通訳の失敗、これが現在の橋本美穂さんをつくるきっかけだったのですね。
橋本美穂が講師をしている学校
橋本美穂さんの素晴らしい通訳ぶりを見て、自分も橋本さんのような通訳者になりたいと思った方はいませんか?
橋本さんは通訳者を志す人たち向けの学校(通訳者養成機関)で講師を務めており、研修やセミナーにおいて橋本さんから学ぶことが可能です。
その通訳者養成機関とは、「CAIS(特定非営利活動法人 通訳技能向上センター)」です。
多くのセミナーは1回2~3時間、研修も2~3時間で2日間程度となっています。
気になる方は、ぜひ開講スケジュールをチェックしてみてください!
英語ができるだけでは通訳者にはなれない
橋本美穂さんの通訳歴は約10年になると言います。記者会見の通訳も行いますが、ふだんは企業などビジネス関係や、シンポジウムなど各種学会関係の通訳をされているとのこと。
さまざまな分野の企業や学会で通訳をするために、橋本さんは準備を入念に行います。
あらかじめ配られた資料があれば丹念に読み込んだり、知らない専門分野であればその分野の用語辞典を1冊読み込んだりするそうです。
このような準備を行った上で、短い時間で、いかに適切に言葉を選び通訳していくか。
通訳者というのは、プレッシャーの大きな仕事だと思います。私はすぐに胃に穴が開いてしまいそうです。
橋本美穂さんの、今後のご活躍をお祈りいたいと思います。
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