記事内の情報を2023年版に更新しました。
ダイナミックな山岳景観と豊かな自然が魅力の「上高地」。
美しい上高地は、今でも多くの人にとって “いつかは行ってみたい上高地” という憧れの地であり、一度でも訪れると、それは “再び訪れたい上高地” へと変わり、年々、上高地ファンは増え続けています。
夏に、大正池から明神、あるいは徳沢あたりまでを散策すると、気温が下界の街に比べて10℃以上低い上高地であっても汗が流れます。
あるいは、紅葉の季節に上高地を訪れると山はすでに薄っすら雪化粧をしており、歩かずに山々を眺めていると、防寒着を着込んでいても体の芯が冷えてくるほどです。
そんな時は、お風呂に入ってかいた汗を流してサッパリしたり、温かい湯舟に浸かって体を温めたいと思いますよね?
本記事では、上高地内で日帰りでも入れる温泉(外来入浴)のある施設のご紹介しています。
なお記事内のデータは2017年7月現在のものです。ご紹介した温泉(風呂)を利用される場合は、事前にご確認をお願いいたします。
上高地で外来入浴できる日帰り温泉
本記事では「上高地」の範囲を、大正池から小梨平までとし、このエリア内で外来入浴可能なお風呂のある施設をご紹介します。
ご紹介しますのは、
- 上高地温泉ホテル
- 上高地ルミエスタホテル
- 上高地アルペンホテル
- 森のリゾート小梨
の4つの施設です。
上高地内では次の位置にあります(下記の地図は、上高地公式ウェブサイトからお借りしたものに、外来入浴施設の場所が目立つよう改変を加えています)。
なお、記事内で便宜上「温泉」と記述していますが、上高地内で「本当の温泉」つまり源泉を引いているのは2軒のホテルのみで、それ以外は「沸かしたお湯」となります。
上高地温泉ホテル
上高地温泉ホテル
今回ご紹介する温泉の中では、河童橋から一番遠いところにありますが、河童橋周辺が人で溢れているときでもこの辺りは人がまばらで、静かな雰囲気が保たれています。
上高地内で源泉を所有している施設のひとつで、源泉掛流しのお風呂を楽しむことができます。
営業時間 | 07:00〜09:00 | 最終受付:09:00 |
12:30〜15:30 | 最終受付:15:00 | |
料金 | 大人 | 1,000円 |
小学生以下 | 500円 | |
タオル | 200円 | |
バスタオル(レンタル) | 300円 |
タトゥーについては、脱衣場内に入れ墨のある方の入浴をご遠慮いただく旨の注意書きがあります。
外来入浴は、上高地温泉ホテルの営業期間中は毎日利用することができます。
外来入浴の入り口はホテル正面の右側にあり、券売機(飲み物の自動販売機のある場所)でチケットを購入して入ります。
大きな荷物は脱衣場には持ち込めませんので、外来入浴入口奥の棚に置いていくことになります。脱衣場にはロッカーがありますので、貴重品は荷物と共に置いていかないようにしましょう。
お風呂には「焼けの湯」と「梓の湯」のふたつがありますが、時間によってどちらかが男性用、もう一方が女性用になっています。夜、入替えを行っているのですが、外来入浴時にどちらが男性用(女性用)になっているかは日によるようです。
焼けの湯の方が少し広めの浴場となっており、樽風呂の数も2つと梓の湯よりもひとつ多くなっています。
\源泉かけ流しが楽しめるのはここ!/
>> 上高地温泉ホテルの予約はこちら上高地ルミエスタホテル
上高地ルミエスタホテルは、すぐ隣にある上高地温泉ホテルと同様に源泉を引いている施設のひとつです。
近年、上高地清水屋ホテルから「上高地ルミエスタホテル」へと改称し、より洗練された洋風ホテルとして生まれ変わりました。
営業時間 | 11:00〜13:00 | 利用時間 |
11:00〜12:30 | 受付時間 | |
料金 | 大人 | 2,220円(消費税、入湯税込) |
小人(12歳まで) | 1,100円(消費税、入湯税込) | |
未就学児 | 無料 | |
タオル | ホテル側で用意してくれています |
前日までの予約が必要ですが、宿泊者でなくても利用可能な、温泉入浴と食事がセットになった特別なプランが用意されています。
プラン | 時間 | 料金 |
---|---|---|
スパ&ブレックファスト (入浴と朝食のセット) | 07:00〜09:00(朝食) 06:00〜10:00(入浴) | 4,000円(税込) 12歳以下は半額 |
スパ&ランチ (入浴と昼食のセット) | 11:30〜14:00(昼食) (最終入店:13:00) 11:00〜13:00(入浴) (最終受付:12:00) | 4,500円〜(税込) |
タトゥーについては、基本的に入れ墨のある人は入浴できません。ただし、“最近ではファッションとして入れている人が多いため、ホテル側に相談してみてください」とのことです。他のお客さんが不快に思わないデザインであれば入浴できるかもしれませんね。
外来入浴は、上高地温泉ルミエスタホテルの営業期間中は毎日利用することができます。
他の外来入浴施設と比べ、入浴料金がかなり高いように思えます。でも、利用してみれば、なぜこの料金なのか納得できると思います。
とにかく、豪華、綺麗なのです!
脱衣室、内風呂、露天風呂はすべて男女別にそれぞれひとつずつあります。
上高地ルミエスタホテルの従業員さんは、みなさんとても丁寧で親切です。宿泊客だけでなく、ホテル前を行く観光客にも丁寧な対応をしているのが印象的でした。
\洗練された洋風ホテルならここ!/
>> 上高地ルミエスタホテルの予約はこちら上高地アルペンホテル
大きなな山小屋、あるいはロッジ風の外観を持つ上高地アルペンホテルは松本市営のホテルです。
入り口を入ると、中央に暖炉がある大きな吹抜けとなっており、まるでヨーロッパ・アルプスにあるロッジのようです。
営業時間 | 09:30〜12:30 | (11:30受付終了) |
料金 | フェイスタオル付き | 1,000円(税込) |
バスタオルレンタル | 200円(税込) |
市営であるため、入浴料金は安めですね。
お風呂は2階にあり、露天風呂はなく内風呂のみですが、湯船に入りながら、穂高の山々や六百山を眺めることができる展望浴場となっています。
(浴室からの眺めの画像は、もしかしたら改装前(?)のもので、浴室内の様子が異なっているかもしれません)
\リーズナブルな価格設定に満足!/
>> 上高地アルペンホテルの予約はここから森のリゾート小梨
小梨平の中にある「森のリゾート小梨」。
シーズン中は静かなカラマツ林の中にたくさんのテントが張られ、大浴場「小梨の湯」はキャンパーにとってもありがたい施設です。
営業時間 | 14:00〜16:00 | |
料金 | 外来入浴 | 800円(税込) |
キャンプ場内のお風呂ですが、ボディーソープ、リンスインシャンプー、ドライヤー、無料ロッカーは完備しています。タオル等の用意はありませんが、となりの売店でバスタオル、フェイスタオル、ひげ剃りを購入することができます。
男女別に各15名まで入ることができます。お風呂自体は小さめの銭湯と言った感じでしょうか。団体で、外来入浴の利用はできません。
上高地内の外来入浴施設の中で18:00以降にも入浴できる唯一の施設です。営業開始時間は12:00となっていますが、もっと早く始まる日もあります。 現在、外来入浴は 16:00 までとなっています。
まとめ
本記事では外来入浴で入れる上高地内で温泉をご紹介しました。
上高地内の散策を楽しみ、食事もして、お土産も買った。でも、帰りのバスの時間まですこし時間がある…
そんなときは、ぜひ上高地でお風呂に入って行ってください!
河童橋からちょっと歩けば「小梨の湯」に入れますし、焼岳方向に20分くらい歩けば “本物の温泉” にも入ることができます。
北アルプスや上高地の美しい景色を堪能したら、最後にお風呂に入りサッパリして帰りませんか?
3年ぶりに本ページの情報を更新しました。その作業を行っていて驚いたのが、入浴料金が3年前と同じかほとんど同じだったことです。
このところ色々なモノが値上がりしている中で、入浴料金がほとんど据え置かれているのは何だか申し訳ないような気がしました。
利用する際は、このことを思い出し、感謝しながら入ろうと思いました。
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