ジャニーズ事務所からSMAPの解散の発表が行われたのは14日の午前1時少し前という異例の時間でした。
このことが、マスコミやネット上でさまざまな憶測を呼んでいるようです。
なぜ14日の深夜でなければならなかったか。本記事ではSMAP解散の発表が14日の未明になった理由について踏み込んでみたいと思います。
なお、記事作成に当たっては、「週刊文春8月25日号」、「週刊新潮8月25日秋風月増大号」を参照していることをご了承ください。
さまざまな憶測
14日の異例とも言える時間に解散の発表が行われたことについて、ネット上ではいろんな説が飛び交っています。
しかし、よく見かける話しを大きく分けると、次の二つになるようです。
- オリンピックの試合が多く行われている時間帯であること、終戦記念日が近いことから、解散のニュースが大きく扱われないだろう、と言うジャニーズ事務所側の配慮(あるいは策略)。
- 政府の陰謀、または安倍政権からの圧力
ジャニーズ事務所の配慮
ジャニーズ事務所がSMAPメンバーへの配慮としてこのタイミングを選んだとすれば、報道等によるメンバーへの心理的負担を減らすことが目的でしょう。
また策略だとすれば、マスコミやSMAPのファンからジャニーズ事務所への膨大な問い合わせ等に対する対応の負担を減らすのが目的と言うことだと思います。
いずれにしても、今現在のSMAP解散報道の過熱ぶりから見れば、ジャニーズ事務所の思惑通りにはならなかった、と言えると思います。
政府の陰謀
政府の陰謀、あるいは安倍政権からの圧力、という説もけっこう見かけるのですが、こちらについてはあえてコメントはしないことにします。
理由はこのような説を掲げるサイトの記事に信憑性が感じられなかったからです。
[adSense]
本当の理由
では、本当の理由は何だったのでしょうか?
私がもっとも真実に近いのではないかと思ったのが、次のような説明です。
当初は解散ではなく活動休止でした。それは事務所が、7月25日(香取、草彅、稲垣の各氏)8月4日(木村氏)5日(中居氏)に行った面談の結果決まったことです。
事務所はそれを受けてクライアントや各紙の担当ににSMAPが活動休止することを説明し始めていました。
ところが、香取氏たちは事務所が活動休止をすぐに『公表』するとは考えていなかったようです。
話しが関係者に広まり始めていることに香取氏たちは驚き、『やってられない』との思いを強め、一気に解散へ、という流れになったのです。
木村拓哉氏を除く4人がジャニー社長のもとを訪れ、解散を決めたのが8月10日でした(11日という話もあります)。
すぐに解散の発表を行わなかったのは、香取氏の身を案じてのことと言われています。
8月13日夜には、香取氏がMCを務めるテレビ朝日系情報・教養バラエティ番組「SmaSTATION!!」があります。
香取氏は、1月の解散騒動のショックをずっと引きずっており、精神的に大きなダメージを受けたままです。めったに笑うこともなくなり、引退や自殺をほのめかすようなことを言ったりしていた、と伝えられるような状況です。
そんな彼に解散発表後の生放送でMCを務めることなどできるでしょうか? それは無理だろうという判断で「SmaSTATION!!」の放送終了直後に解散発表を行うこととしたと言われています。
ジャニーさんの思い
SMAPはジャニー社長が各メンバーを見出し、名前も彼が付けたものです。ジャニーさんは最後までSMAPの解散に反対だったと言います。
このままフェイドアウトしちゃダメだ。ファンにハッピーエンドを見せて勇気と希望を与えないと二年後には必ず後悔するよ
ジャニー社長は、なんとか解散を思いとどまらせようとメンバーを優しく諭していたと言われています。
解散発表日時が14日未明となった本当の理由は、ジャニーズ事務所のメンバーに対する配慮と思って良いのではないでしょうか。
もちろんこの話しは表向きのもので実際のは違うということも考えられますが、私は信じたいと思います。
コメント