神奈川県二宮町にある鶏の楽園『コッコパラダイス』は川尻哲郎さんと末永郁さんが営む自然派農園です。
以前は、「湘南ナチュラルファーム」の名前で知られていましたが、昨年(2017年)から、主力の自然養鶏を表す「コッコパラダイス」という分かりやすい名前(屋号)となっています。
「コッコパラダイス」と言えば、食べた人はみな絶賛するという卵!。
本記事では、「コッコパラダイス」の卵の美味しさ秘密と、卵の通販・お取り寄せ情報や「コッコパラダイス」の場所についてもご紹介します。
鶏の楽園「コッコパラダイス」の卵
「コッコパラダイス」の卵は、スーパーではあまり見かけなくなった紙製のパックに入れられています。卵のサイズや色も、それぞれ微妙に異なっていますね。
「コッコパラダイス」の卵はなぜ美味しい?
「コッコパラダイス」の卵が美味しい理由は、大きく二つあります。
- 鶏にストレスを感じさせない環境
- 餌が自然栽培野菜、自家発酵飼料
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
鶏にストレスを感じさせない環境
あなたがふだんスーパーで買う卵って、どんな風に育てられている鶏から産まれているかご存知でしょうか?
もしご存じなかったら、あまりよく知らないのであれば、次の動画をご覧になってください。
たくさんの鶏がケージに入れられ、身動きがとれない状態です。
ちょっとショッキングですよね。こんな環境では大きなストレスのために鶏は健康な卵を産めません。
もちろん、スーパーで売られているすべての卵がこのような環境でとれたものとは言えません。でも、特売日などのときに販売される格安の卵は、このような環境でとれた卵であることが多いのです。
「コッコパラダイス」では、このようなケージではなく “平飼い” と言って、地面で鶏を飼っています。
広い鶏舎で、餌をついばむ鶏たち。
こちらは運動場のヒヨコたち。
鶏は200種類以上の鳴き声で仲間同士でコミュニケーションをとりあっていると言われており、自由に動き回れる環境はとても重要なんです。
餌が自然栽培野菜、自家発酵飼料
「コッコパラダイス」は鶏の餌にもこだわりを持っています。
多くの養鶏場では、鶏が病気になることを防ぐために抗生物質を与えたり、成長を促すためにホルモン剤を投与したりしますが、「コッコパラダイス」では一切これらを与えていません。
理由は、鶏の健康に良くないだけでなく、産まれる卵にも良くないからです。もちろん、卵を食べる私達にとってもよくありません。
平飼い(放し飼い)の鶏は健康に育つため、病にかかりにくく抗生物質を与える必要がないんです。
さらに「コッコパラダイス」では輸入飼料を使用しません。
輸入飼料には遺伝子組み換えが行われた材料が使われている場合があり、食の安全からみれば好ましくないからです。
「コッコパラダイス」で鶏に与えている餌は、
- 自家栽培した旬の無農薬野菜
- 自家発酵の飼料
- 野草
です。
自家発酵の飼料は、学校給食の残菜に米ぬかや内城菌を含む発酵飼料を混ぜて発酵させたもので、こちらも怪しいものではありません。
おすすめの食べ方は「卵かけご飯」!
のびのびと育てられた鶏が産んだ卵のおすすめの食べ方は、なんと言っても “卵かけご飯” です。
炊きたてのご飯でつくる卵かけご飯は、好きな人にはたまらないごちそうです!
「コッコパラダイス」が勧めているのは、醤油もかけないで食べる方法。卵だけで食べると自然の卵の、本来の美味しさがよく分かるんです。
「コッコパラダイス」の卵を手に入れた方は、ぜひ、醤油なしの卵かけご飯に挑戦してみてください。
「コッコパラダイス」の卵の口コミや評判
口コミや評判は公式サイトで見ることができますが、こちらでもいくつかご紹介しますね。
我が家も、まずは定番の卵かけご飯でいただきました!
黄身はぷっくり、白身もぷりんぷりんの卵は崩すのがもったいないぐらいでしたが、倉敷のダルマだし醤油といっしょにいただきました。
息子の「美味い!!!!!!」の顔もいただきましたw
興奮して写真がブレるほどのおいしさだったようです。
次はオムレツや卵焼きにしようと思いますが、なんだか加熱してしまうのがもったいない。。
ごちそうさまでした!引用: 無農薬野菜.com/<レビュー>
こちらの投稿は、公式サイトには卵かけご飯を堪能する息子さんの画像が添えられているのですが、その表情がなんと言えません! ぜひ、公式サイトで見てみてください。
昨日無事に卵届きました(*^^*)生姜もありがとうございます!
この間の卵は料理とシフォンケーキに使用したのですが口の中に残る味、風味が他の卵と全然違いました。
今回もシフォンケーキに使用します♪
今から楽しみです!
近いうちに見学も行きたいと思ってます(о´∀`о)引用: 無農薬野菜.com/<レビュー>
こちらの方は、風味が他の卵とぜんぜん違うと感じられたようです。やはり、平飼いの鶏の卵だからでしょう。
2枚めの画像の、黄身の色を見ると、よくある高い卵のオレンジがかった色とは違い明るい黄色をしていますね。でも、濃厚で弾力があり、黄身をつまんで持ち上げることができるほどなんですよ。
「コッコパラダイス」の卵の通販・お取り寄せ情報
「コッコパラダイス」の卵は、公式サイトから購入することができます。
放飼い有精卵 20個+α(お気持ち)セット【定期便】 | 2,160円 |
放飼い有精卵 30個+α(お気持ち)セット【定期便】 | 3,240円 |
卵&野菜 お楽しみワクワクセット【月1回1年間】 | 50,000円 |
定期便の方は、月1回の配送で、1回分の料金になります。送料が別途かかります。
“お気持ち” とあるのは、配送用の箱の空きスペースに旬の野菜を少しだけ(=お気持ち程度)入れてくれます。これは、“毎月購入していただくお客様への感謝の気持ち”、だということです。このような、心遣いって嬉しいですよね。
ワクワクセットは、いきなりの5万円にびっくりしますが、卵20個と旬のオーガニック野菜の詰め合わせを、毎月1回の配送で1年間の料金となります。送料は無料です。
スーパーでは1パック(Lサイズ10個入り)の価格の、全国平均が220円くらい(農林水産省の食品価格動向調査)です。つまり、卵ひとつ22円くらい。
「コッコパラダイス」の卵は20個で2,160円なので、ひとつ108円ということになり、一般的な卵の約5倍の価格ということなります。
しかし、食の安全、美味しさのことを考えれば決して高くなく、それだけの価値があると言えます。むしろ、スーパーで売られている卵が異常に安い(最近の30年間では価格が下がり続けている)のがおかしい、と見るべきですね。
▼「コッコパラダイス」で放飼い有精卵を買う▼
放飼い有精卵の購入はこちら
「コッコパラダイス」の場所や行き方
「コッコパラダイス」の末永さんは、“気軽に遊びに来てください!” と仰ってます。
末永さんが、POCKETMARCHEに次のような文章を載せています。
気軽にご見学をしていただける場所にしたいと考えています。購入していただける方々を「お客様」ではなく「仲間」として、一緒に学び・楽しんでいける関係を作っていきたいと思います。
是非、農園にお越しいただき、鶏たちと遊んだり採れたての野菜でピザを焼いたりバーベキューをしたりしませんか。引用: POCKETMARCHE
ところが、公式サイトにはこのような案内がないため、いま見学ができるのかは不明です。
また「コッコパラダイス」の農園の住所が公式サイトには掲載されていませんので、行き方も不明です。
Googleマップでコッコパラダイスを検索すると足柄上郡中井町の住所が示されるのですが、本当にここが「コッコパラダイス」の農園かどうかは確認が取れていません。
「コッコパラダイス」の農園に行きたい方は、次のようにして末永さんに連絡をし、
- 農園の見学ができるかどうか
- 見学可能な日時
- 農園の住所
を確認してから行くようにしてください。
末永さんの連絡先はこちらのページに記載されています。
連絡をする場合、曜日や日時について、末永さんの普段の仕事や生活の迷惑とならないよう配慮をお願いしますね。
まとめ
2018年12月8日の『人生の楽園』で紹介された「コッコパラダイス」について、
- 「コッコパラダイス」の卵
- 「コッコパラダイス」の通販・お取り寄せ情報
- 「コッコパラダイス」の場所と行き方
をご紹介しました。
実は私、卵かけご飯が大好きです。おそらく、週に2回は食べていると思います(^^; 生産者自身がおすすめの食べ方として卵かけご飯を紹介している卵が気にならないわけがありません。
番組の放送後しばらくは注文が殺到しますので、それが静まった頃に取り寄せて、醤油なしの卵かけご飯に挑戦してみるつもりです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント