11月29日に放送された、「マツコの知らない世界」(TBS、毎週火曜日21:00~)で、ねつ造が行われたのではないか、との疑惑がネット上で指摘されています。
パソコンのキーボードの、キーの間のほこりを取る商品「サイバークリーン」の紹介で、商品を使う前と、使った後のキーボードが別物であることが指摘されているのです。
これはねつ造なのでしょうか?
問題が指摘されているキーボードの画像の紹介、30日に行われたTBS側の説明などを紹介し、この問題に迫ってみたいと思います。
「マツコの知らない世界」のねつ造?
ねつ造疑惑が指摘されているのは?
ねつ造の疑惑がもたれているのは、アイリスプラザで販売されているスイス生まれのサイバークリーンという商品の紹介の中の出来事です。
パソコンのキーボードを使っている人はご存知だと思いますが、キーとキーの間にゴミやほこりがたまりやすく、いつの間にかかなり汚くなってしまいますよね?
キーボードを裏返し得て振ってみたり叩いたりしてみても、大きなゴミは落ちますが、細かなホコリは取れません。
そんな、キーとキーの間の誇りを簡単に取り除いてくれる掃除道具として紹介されたのが、「サイバークリーン」です。
番組内では汚れたキーボートを用意し、サイバークリーンを使用する前と後とでその違いを見せていたのですが…
問題のキーボードの画像がこちらです。
明らかにほこりで汚れている左側のキーボードと、キレイな右側のキーボード。
Windowsキーをよく見てい見ると…
あれれ、キートップのWindowsのマークがぜんぜん違います!
ほかにも、左側のキーボードはかなり使い込まれているようで、多くのキーでキートップに書かれたアルファベット等が消えかかっていますし、スペースバーはキートップが摩耗してテカテカさえしています。
左右のキーボードは、だれが見ても別物です。
これでは、サイバークリーンの効果をねつ造していると言われて仕方がありませんね。
TBSからの説明
この件に関して、TBSは11月30日の定例の社長会見の中で、伊佐野英樹編成局長が “ねつ造ではなくケアレスミスだった” と説明しました。
伊佐野局長によると、番組の制作スタッフに聞き取りして、その結果、
当日は時間がなくてキーボードの寄りの画面が撮れなかった。後日、あらためてきれいにしたキーボードを撮って編集した。そのときに誤って違うキーボードを持っていって撮ってしまったけど、似ているので気がつかなかった
のだと言う。
ネット上の指摘内容については “ご指摘を受けて初めて気がついた” と言う。
ねつ造というものではなく、大いに反省すべきところではあるんですけど、ケアレスミス、単純なミスであります
と、ねつ造疑惑を否定し、単なる間違いだったことを強調しています。
今回のねつ造疑惑について、武田信二社長も、
信頼性の問題だと思う。ケアレスミスであれ、本当に反省しなくてはいけなくて、あってはならないことと思うし、そういう積み重ねが視聴者の信頼をそぐ一因になると思う。それぞれのテレビマンが自覚しなければいかんと思っています
と反省の念を述べています。
でも、番組制作スタッフって、番組内で扱っているモノに対する意識って、この程度のものなんでしょうか。
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公式サイトに上がった謝罪文
番組の公式サイトには、『11 月 29 日(火)放送「スキ間掃除の世界」について』と題する謝罪文(PDF)が上がっており、正しい比較画像も掲載されています。(11月29日(火)放送「スキ間掃除の世界」について)
「正しい内容」として文書内に掲載されている画像がこちら(クリックで拡大表示します)。
なんか、とても違和感あります。
ピンクの四角で示したあたりのキーの浮き方とか、オレンジの丸のALTキーは、Beforeの方は“ALT”の刻印がほとんど読めないのが、Aftterの方はくっきりしているし…
ほかにも「ヘン」な点はいくつかあるようですし。
これらの効果はサイバークリーンによるものなんでしょうか?
本当に「正しい内容」なんでしょうか?
まとめ
「マツコの知らない世界」で、ねつ造疑惑として話題になっている問題について、疑惑内容の紹介と、社長会見で行われたTBS側の説明、「マツコの知らない世界」公式サイト掲載された謝罪文についてご紹介しました。
私はTBSが正しい内容として公開した比較画像(Before/After)にもねつ造疑惑が湧きそうな気がします。
この謝罪文が、また新たな炎上を呼ばないことを祈りたいと思います。
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