12月9日、アメリカの俳優カーク・ダグラス(Kirk Douglas)が100歳の誕生日を迎えました!
私にとっては、ちょっと癖のある顔、そして何と言っても顎が割れている俳優としての印象が強かったカーク・ダグラスですが、まだ健在だったのですね!
そのカーク・ダグラスが誕生日プレゼントとしてもらった意外なものや、その事にまつわる話しをご紹介しましょう。
カーク・ダグラスがもらった意外な誕生日プレゼント
去る11月10日、カーク・ダグラスはちょっと早めの誕生日プレゼントをもらいました。
それは、新しく設立した国においてハリウッド映画での主演を務めるなど、イスラエルに対する強い支持に対して、世界ユダヤ会議(World Jewish Congress)から贈られた賞でした。
なぜ、カーク・ダグラスがユダヤの人たちから賞を貰ったのでしょう?
なぜ、ハリウッド映画で主演を務めるのがイスラエルへの支持なのでしょうか?
カーク・ダグラスの祖先
その答えのヒントは、賞を贈った議会の総裁であるロナルド・ローダー(Ronald Lauder)氏の言葉にあります。
ローダー氏は、
ダグラス氏は、1916年の12月9日にイシュー・ダニエロビッチ(Issur Danielovitch)として生まれ、以来いつもユダヤ人の血を引いていることを誇りに思っていました。
と述べています。
日本のWikiなどでは、あまりはっきり書かれていないようなのですが、カーク・ダグラスはユダヤの祖先を持っているんですね。
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カーク・ダグラスの出演した映画
カーク・ダグラスは、1953年にイスラエルで撮影された映画『ジャグラー(Juggler)』ではホロコーストを生き延びた者を演じており、また1966年の『巨大なる戦場(Cast a Giant Shadow)』では、1948年にユダヤ人の国家を救うのを助けたユダヤ人の米軍大佐デビッド “ミッキー” マーカス(David “Mickey” Marcus)を演じています。
『アラビアのロレンス』の現代版とも言われる『巨大なる戦場』では、主演を務めるカーク・ダグラスの他に、ジョン・ウェイン、フランク・シナトラ、ユル・ブリンナー、など錚々たる俳優陣が脇役を務めており、まさに豪華なハリウッド映画でした。
これらの俳優の名前を見ても30代以下の人達にとっては「誰それ?」という感じかもしれませんね。
このように、カーク・ダグラスがハリウッド映画で、イスラエルやユダヤの人達を助ける役を演じてきたこと、もちろんそれは彼自身がユダヤ人の血を引いていることとも無関係では無いと思いますが、彼のこのような業績を称えて世界ユダヤ会議は賞を贈ったのです。
受賞に際して
カーク・ダグラスの息子であるマイケル・ダグラス(Michael Douglas)は、ピエール・ホテルでの受賞式のディナーで、400人を超える人たちに向かってこう述べています。
(父は)とても誇りに思っており、またとても恐縮しています
さらに、カーク・ダグラスの信念について、
私の父は、安全で、平和で調和のとれた国を見たいと願っていました。中東における成功した民主主義であるイスラエルへの、彼の信念は決して揺らぐことはありません。
とも述べています。
まとめ
多くの方は、もうカーク・ダグラスという俳優のことは忘れてしまったか知らないのではないかと思います。
偶然、彼の100歳の誕生日のニュースを見て、懐かしく思いこんな記事を書いてみました。
しかし、息子のマイケル・ダグラスでさえ、もう70歳を超えているんですよ。ダグラス家は長寿の家系なのでしょうか?
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