3月17日放送の『人生の楽園』では、兵庫県姫路市に「古民具再生工房 カエる」を構える妻木敏保さん(74歳)と奥さんの外美さん(73歳)が登場します。
敏保さんは古民具が粗大ごみとして捨てられてしまう現状を「もったいない」と思い、古民具の再生を行っています。
古いタンス、木桶、せいろなどから作ったオシャレなインテリア作品は、展示会でもなかなかの評判を得て、今ではあちこちから展示会への出品を頼まれるほどに。
本記事では、妻木敏保さんの「古民具再生工房 カエる」の場所や、再生された作品はどこで購入できるのか、について調べた結果をご紹介したいと思います。
「古民具再生工房 カエる」の場所は?
「古民具再生工房 カエる」は非公開?
妻木敏保さんの工房「古民具再生工房 カエる」はご自宅の車庫を改造したもの。
調べてみるとご自宅にはこれまでに作成した200以上の再生古民具が置かれているようですが、ご自宅・工房ともにその場所は(これまでのところ)非公開となっているようです。
敏保さんのご自宅は、兵庫県姫路市飾磨区中島であることは新聞等に記載がありますが、番地まで示した情報はありません。
おそらく工房(そして自宅も)の場所を公開していないのは、工房は人に見に来てもらう場所ではなく、純粋に作業の場所・生活の場所としているからではないでしょうか。
実は、調べている過程で妻木敏保さんの住所、つまり「古民具再生工房 カエる」の場所は分かったのですが、非公開としているのはそれなりの理由があると考え、こちらの記事で公にすることは控えることにしました。ご容赦ください。
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「古民具再生工房 カエる」の作品はどこで購入できる?
妻木敏保さんの作る再生古民具は購入できるのでしょうか?
購入できるとしたらどこで購入できるのでしょうか?
「古民具再生工房 カエる」の作品は売っていない?
残念ながら敏保さんは作った作品の販売を行っていないようです。
古民具を利用したアート作品を作っているのであって、販売目的に商品を作っているわけではないんですね。敏保さんは次のように仰っています。
形は変わっても、木を使う日本の文化を残したい。作品として眺めてもらい古民具を大事にしてほしい。
では、敏保さんの作品を見るにはどうしたら良いのでしょうか?
「古民具再生工房 カエる」の作品が見られる展示会は?
今の所、敏保さんの作品が見られるのは展示会のみ、となります。
これまでも兵庫県内の展示スペースあるカフェなどのお店や民俗資料館などで展示会が催されてきました。
去年11月には兵庫県佐用郡にある「お休み処 瓜生原」で、先月は兵庫県姫路市安富町安志の「おうちかふぇ・ギャラリー四季」で「いのち再び」展が開かれ、敏保さんの作品が展示されていました。
今後の開かれる展示会については、「姫路観光ナビ ひめのみち」のサイトをチェックするか、同サイトに直接問い合わせを行うと良いと思います。
姫路観光ナビ ひめのみち
住所: 〒670-0012 姫路市本町68番地
TEL: 079-222-2285
URL: https://www.himeji-kanko.jp/
Mail: info@himeji-kanko.jp
「いのち再び」展
「いのち再び」展に寄せて、妻木敏保さんは古民具に対する思いをこんな風に表しています。ちょっと長いですが、イイなと思ったので引用させていただきます。
燃やせば灰、捨てればゴミに、いのち再び
私が子供の頃、どこにでもあった木の、タンス・水屋・はんぼう・洗濯板・セイロ・枡・斤量・カンナ・墨壷等の民具が最近は、使うことも無く、見ることも難しくなってきた。
母親が苦労して買ってくれた、嫁入りタンス、家族みんなでラジオを聴きながら“ちゃぶ台”を囲んでの夕餉、何かに付けて人が集まると、大きなはんぼうで混ぜご飯・寿司を作り、広口の味噌汁、賑やかに食べたことなど今は昔!
長く大切に使われて愛着・思い出の品も、いらなくなると納屋の片すみに眠ってしまう、これらは骨董価値も無いので、やがて捨てればゴミ・燃やせば灰となり消えてしまう。見立てれば隠れた価値を(が)ある!
日本の木の文化が無くなるのは、淋しい!
木は生き物であるから、使っている内のキズ・汚れ・破れ・壊れにも愛着・年代・味を感じる。
古い民具等を材料に、役目・形は変わるが、元の形を活かしながら、もう一度、日の目をと作品にしています。
まとめ
本記事では、3月17日放送の『人生の楽園』に登場する妻木敏保さんの「古民具再生工房 カエる」について、
- 「古民具再生工房 カエる」の場所
- 「古民具再生工房 カエる」の作品の購入
- 「古民具再生工房 カエる」の作品の展示会
について調べたことをご紹介しました。
確かに、昭和の中期の生活を知っている私も、現在の生活の中で古民具を使うことはもちろん、見ることさえなくなりました。
古民具を見ると、私自身の思い出も重なるためか「懐かしさ」や「暖か味」を感じます。
使わなくなっても古民具を大切にしていこうという気持ちを、多くの人が忘れないようにするため、妻木敏保さんにはこれからも再生古民具をつくり続けていって欲しいな、と思います。
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