クリスマスソングの名曲でこどもが喜ぶおすすめの曲は?

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クリスマスに、お子さんと一緒に歌ったり聞いたりするクリスマスソングはどんな曲がいいか、選曲に迷うことがありますよね。

本記事では、クリスマスの名曲の中から、こどもたちが喜んで歌ってくれそうな曲、興味を持って聞いてくれそうな曲を11曲ご紹介しています。

曲名をあげるだけでなく、一曲ずつ簡単な解説を行っていますので、曲についての理解を深めるのにお役立てください。

最後に、ご紹介したクリスマスソングを収録したCDのご紹介もしていますので、参考にしていただければと思います。

目次

クリスマスソングの名曲でこどもが喜ぶおすすめの曲

たくさんのクリスマスソングの中から、クリスマスの楽しさや厳かな雰囲気を子どもたちと一緒に楽しめる11曲をピックアップしました。

まず、小さな子供から大人まで、誰もが楽しめる定番の曲はこちら。

  • ジングルベル
  • 赤鼻のトナカイ
  • あわてんぼうのサンタクロース
  • ひいらぎをかざろう
  • おめでとうクリスマス
  • そりすべり
  • サンタが街にやってくる
  • すてきな雪景色

そして、落ち着いたクリスマスの夜を楽しめる定番の賛美歌がこちら。

  • もろびとこぞりて
  • あら野のはてに
  • きよしこの夜

明るく華やかな曲に比べて、静かにおごそかなクリスマスの夜を楽しむにはぴったりです。年齢的には、小学生以上の子どもさんにおすすめしたいですね。

それでは、各曲について簡単にご紹介します。

ジングルベル

ジングルベルJingle Bells)は、1857年、アメリカの作曲家 ジェームズ・ロード・ピアポント によって作詞・作曲されました。

現在は、子どもたちにも大人気のクリスマスソングの一つとなっていますが、もともとはクリスマスソングではなく、感謝祭の歌「One Horse Open Sleigh」として作られた歌でした。

この歌は、ボストンの教会で、感謝祭の祝賀会で初めて公に披露され、大変な人気を呼んだそうです。

歌詞の内容が雪の中をそりで滑る楽しさを歌っていることから、冬の季節全体を象徴する歌として、とりわけクリスマスの時期に歌われるようになりました。

リズミカルな『♫ ジングルベル、ジングルベル 〜』の部分は、小さな子どもにも覚えやすく、そり遊びの楽しさやクリスマスのワクワク感を子どもたちに伝えるのにぴったりな曲です。

赤鼻のトナカイ

赤鼻のトナカイRudolph the Red-Nosed Reindeer)は、1939年にアメリカの作家ロバート・L・メイによって書かれた童話をもとに、作曲家ジョニー・マークスが1948年に作曲した歌です。

歌詞の内容は、他のトナカイたちにからかわれていた赤い鼻のルドルフが、霧の夜にサンタクロースのそりを導く役割を果たし、ヒーローとして認められるというもの。

1949年に、歌手ジーン・オートリーによってレコーディングされ、その年のビルボードチャートの1位を獲得するほどの大ヒットとなりました。

日本では、NHKのみんなのうたで放送された(1961〜1962)ほか、1950年代から中村メイコ、かまやつひろし、森山加代子、坂本九など、さまざまな歌手によってカバーされ続けています。

あわてんぼうのサンタクロース

童謡 あわてんぼうのサンタクロースは、1971年(昭和46年)に作られた子ども向けのクリスマスソングです(作詞 吉岡治、作曲 小林亜星)。

つまり、日本生まれのクリスマスソングなんですね。

間違ってクリスマス前にやってきてしまったり、覗いた煙突に落ちて真っ黒になってしまったりなど、タイトルの通りあわてんぼうで、ちょっとユーモラスなサンタクロースが歌われています。

歌詞がシンプルで覚えやすく、また歌いやすいメロディーであるため、初めて歌う子どもでも、1回聞けば歌えるようになるでしょう。

ひいらぎをかざろう

ひいらぎをかざろう(Deck the Halls)のメロディは16世紀に遡るウェールズのもので、冬のキャロル「Nos Galan」に由来しています。

英語の歌詞は、スコットランドの音楽家トーマス・オリファントによって1862年に書かれました。日本語訳は松崎功という方が行っています。

曲名だけでは「どんなのだっけ?」という感じですが、聞いてみれば、すぐに「あ、あの曲だ!」となります。

歌詞の「ふぁららら らーら ららら」の部分は、とても特徴的でとても印象に残ります。しかし、小さな子どもが歌うには、音の上下がちょっと難しいかもしれませんね。

おめでとうクリスマス

おめでとうクリスマス
We Wish You a Merry Christmas
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おめでとうクリスマスWe Wish You a Merry Christmas)は、16世紀から17世紀にかけての、西イングランドの地域に起源があるとされています。

メロディーはシンプルで覚えやすいのですが、なぜかあまり日本語で歌われているのを聞きません。

おめでとうクリスマスについては、英語歌詞の意味や由来などについて、次の記事で解説しています。興味がありましたら、ご覧ください。

そりすべり

そりすべりSleigh Ride)は、1946年にアメリカの作曲家ルロイ・アンダーソン(Leroy Anderson)によって作曲されました。

歌詞は、1950年にミッチェル・パリッシュによって追加されました。冬の風景やそりでの散歩、そして祝祭の雰囲気を楽しむ様子が描写されています。

軽やかでテンポの良いこの曲は、年の瀬が近くなると商店街やスーパーなどのBGMとしてよく聞かれますが、歌詞付きで流されていることは少ないようです(特に日本語歌詞で)。

日本語歌詞で歌うには、かなり早口になってしまうところもあるため、パーティー等でのBGMとして使うのが良いかもしれません。

歌詞の中に「クリスマス」という言葉は一度も出てこないのですが、曲の雰囲気からかクリスマスソングの定番となっています。

サンタが街にやってくる

サンタが街にやってくるSanta Claus Is Comin’ to Town)は、アメリカで、ヘヴン・ギレスピー(作詞)とフレッド・クーツ(作曲)によって書かれました。

1934年の11月、ラジオで初めて放送されると爆発的にヒットしました。

日本語歌詞では、「さあ あなたから メリークリスマス/わたしから メリークリスマス」とあることから、振りを付けて二人以上で一緒に歌うこともよく行われています。

この歌を題材にした人形アニメが作成され、アメリカのABCで1970年に放送されました。それ以降、このアニメは毎年クリスマスシーズンに放送されています。

このアニメは絵本付きでDVD化されており、日本でもAmazon等で販売されていますが、品薄で入手しづらい状況となっているようです。

すてきな冬景色

すてきな冬景色Winter Wonderland)は、フェリックス・バーナードが作曲、リチャード・バーナード・スミスが作詞した1934年の曲です。

最初の録音以来、200人以上のアーティストによってカバーされてきており、その人気の高さがうかがえます。

元はカップルの冬のロマンスを描いている歌詞でしたが、1947年に出された歌詞ではより子ども向けにアレンジされました。現在、日本で、クリスマスシーズンに広く歌われているのは「子ども向け」版の方です。

この歌も、歌詞の中にはクリスマスという言葉は出てきませんが、曲の雰囲気からクリスマスシーズンに親しまれています。

もろびとこぞりて

クリスマス・キャロル(もろびとこぞりて)

もろびとこぞりては、賛美歌 第112番として知られる、クリスマスシーズンにもっともよく歌われ、そして聞かれる賛美歌の一つです。

歌詞は、古く堅苦しく馴染みのない言い回しも多いのですが、そのために余計に厳粛な雰囲気を感じるという人も多いようです。

「もろびとこぞりて」は「みんな一人残らず集って」というような意味で、歌の内容は再来した主(キリスト)をお迎えし称える内容となっています。

あら野のはてに

クリスマス・キャロル(あら野のはてに)
UnsplashTheo Crazzolaraが撮影した写真

賛美歌 第106番として知られるあら野のはてには、もとは16世紀に起源をもつフランスの伝統的なキャロルです。

現在、一般に英語でよく歌われているのは、1862年にジェイムズ・チャドウィックによって翻訳されたものです。

この曲の一番の特徴は、英語歌詞の「Gloria in excelsis Deo(いと高き処に神に栄光あれ)」の部分でしょう(この部分だけはラテン語ですが)。

この部分は、カタカナで表記すれば「グローオーオー / オーオーオー / オーオーオー / オーリア / イン エクチェルシス デーオー」のように「Gloria」の「オ」の部分を長く、音を上下させて歌います。

曲名を見て「?」と思った人もこの部分を聞けば、どこかで聞いたことがあると、思うのではないでしょうか。そのくらい、特徴のある旋律なのです。

日本語歌詞もありますが、この部分だけはラテン語のままとなっています。

きよしこの夜

クリスマス・キャロル(きよしこの夜)

きよしこの夜Silent Night)おそらく、日本人で知らない人は居ないと思われるほど有名な賛美歌ではないでしょうか。

この歌は、1818年のクリスマスイブにオーストリアの小さな村、オーバンドルフで初めて演奏されました。

このときの面白い逸話として、教会のオルガンが壊れてしまい、クリスマスのミサで使用できなくなってしまったため、教会の神父であるヨーゼフ・モールが詩を書き、フランツ・グルーバーにギター伴奏のための曲を作ってもらったと言われています。

ロウソクだけを灯した部屋で静かにこの曲を聞いていると、キリスト教徒でなくともとても厳かな気持ちなります。

クリスマスの夜の、クリスマス会やクリスマスパーティーの最後をこの曲で締めくくると、雰囲気の良いまま終えられるのと思います。

子ども向けクリスマスソングをメドレーで

本記事で、これまでにご紹介したクリスマスソングをメドレーで聞けたらいいですよね。

Amazonや楽天で探してみたところ、クリスマスソングを集めた子ども向けのCDがけっこう販売されていました。

在庫があり、現在(2023年9月)も購入可能なものをいくつか掲載いたしますので、ご興味がありましたらサイトへ行って確認してみてください。

なお、記事内で紹介したクリスマスソングすべては入っていないCDもあります(1〜2曲抜けがある)。一方で、こちらでご紹介していないクリスマスソングもたくさん収録されていますので、曲名を確認してもっとも良いと思うものを選んでいただければと思います。

日本クラウン
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アーティスト:ケロポンズ, アーティスト:戸田ダリオ, アーティスト:マンハッタン・トランスファー, アーティスト:L.A. Jazz Trio
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アーティスト:V.A
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まとめ

本記事では、クリスマスソングの名曲と呼ばれるものの中から、子どもにも楽しめる曲を次の11曲選んでご紹介しました。

  • ジングルベル
  • 赤鼻のトナカイ
  • あわてんぼうのサンタクロース
  • ひいらぎをかざろう
  • おめでとうクリスマス
  • そりすべり
  • サンタが街にやってくる
  • すてきな雪景色
  • もろびとこぞりて
  • あら野のはてに
  • きよしこの夜

クリスマスの夜、お友達を呼んでのクリスマスパーティーでみんなでワイワイと楽しく歌うのも良いですし、家族で賛美歌を聞きながら静かな食事というも良いと思います。

クリスマスの楽しい良い思い出づくりに、こちらで紹介しましたクリスマスソングがお役に立てればと思います。

クリスマスを12月25日に祝うのなぜなのか、という次のような記事もご用意しています。ご興味があればお読みください。

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