卓球の選手、イブラヒム・ハマトさん(41歳)は両腕がありません。
初めてイブラヒム・ハマトさんのことを知ったとき「いったいどうやって卓球をするの?」というのが私の素直な疑問でした。
その疑問は実際にイブラヒムさんが卓球をする動画を見て納得しました。そして思いました「人間て、ここまでできるんだ」って。
今回は、もうすっかり有名人となってしまいましたが、両腕のないエジプトの卓球選手イブラヒム・ハマトさんをご紹介します。
イブラヒム・ハマトの両腕を失った理由
イブラヒムさんは、10歳のとき列車事故に会い両方の腕を失いました。
それにもめげず、彼は子供のころからサッカーと卓球をしていたいいます。でもなぜ、サッカーと卓球なのでしょう?
それは彼にできたスポーツがその二つだけだったからです。
初めにサッカーを始め、その後チャレンジとして卓球を始めたということです。
現在はラケットを口にくわえてプレイしていますが、13歳で卓球を始めたころは脇の下にラケットを挟むなど別のラケットの持ち方を試していたそうです。
結局ラケットは口でくわえることになりますが、3年もの間一生懸命練習する必要があったということです。
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イブラヒム・ハマトの経歴
イブラヒムさんは、長年にわたっていくつもの栄誉を勝ち取ってきているエジプトのパラ卓球のチャンピオンで、2011年と2013年のアフリカパラ卓球選手権大会では銀メダルを獲得しています。
さらに、2013年の選手権大会の後、スポーツにおいて大きな人道的挑戦(身体障がい者のカテゴリー)を成し遂げたアスリートに対するモハメッド・ビン・ラシッド・マクトウム(Mohammed bin Rashid Al Maktoum)創造的スポーツ賞(第6版)感謝賞も受賞しています。
イブラヒムさんは現在結婚しており、3人子供の父親です。
イブラヒム・ハマトの卓球のプレイ動画
いくつかイブラヒムさんが卓球をしている動画をご紹介します。ご覧になったあなたはきっとびっくりするハズですよ!
私などより、はるかに上手にラリーをしています!
こちらは素人(?)二人を相手に一人で戦っています!!
こちらの動画では、サーブのときトスをどう上げるかがよくわかります。とても、器用に足で上げるんですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
イブラヒム・ハマトさんの卓球の試合を見ていると、ときどき彼に両腕がないことを忘れてしまうほど自然にプレイしてますよね。
彼は言っています。『不可能なことなんてない(nothing is impossible)』
そして彼は自分の身を通してそれを証明してみせました。
今回のリオパラリンピック大会では惜しくも1次敗退となってしまいましたが、きっとすでに4年後を見据えていると思います。
頑張れイブラヒム・ハマトさん!
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