【リオパラ五輪】水のプリンセス一ノ瀬メイの変なところとは？

リオパラリンピックの競泳女子代表の一ノ瀬メイさんは、そのキュートな容姿から「水のプリンセス」と呼ばれています。

一ノ瀬さんは美しいだけでなく、現在5つの種目で日本記録保持者でもある実力者です。彼女は自分の強さは「変」なところ、と言っています。

本記事では一ノ瀬メイさんのプロフィールのご紹介や、彼女の「変」なところにも迫ってみたい思います！

一ノ瀬メイの経歴

一ノ瀬メイさんは京都市出身。1997年3月17日生まれの19歳（2016年現在）。イギリス人の父と日本人の母を持つ。

水泳は1歳半から始める。

2010年中学2年のときに、アジアパラリンピックに最年少の競泳日本代表として参加し、50ｍ自由形で銀メダルを獲得しています。

京都市立紫野高等学校3年のときに、2014年アジア競技大会に出場して、200m個人メドレー（クラスSM9）、100m平泳ぎ（クラスSB9）で銀メダル、50ｍ自由形（クラスS9）、100m背泳ぎ（クラスS9）で銅メダルを獲得しています。

2015年2月に行われた全英連第8回全国高等学校英語スピーチコンテストでは、障害の「社会モデル」についてのスピーチを行い全国優勝し、文部科学大臣賞・文部科学大臣杯を受賞しました。

2015年4月に、近畿大学に進学し、同年7月に行われた2015グラスゴー世界選手権で、200ｍ個人メドレー（クラスSM9）で決勝進出を果たしました。

現在以下の5種目の日本記録保持者です。

200ｍ個人メドレー（クラスSM9）
50ｍ自由形（クラスS9）
100ｍ自由形（クラスS9）
100ｍ背泳ぎ（クラスS9）
100ｍ平泳ぎ（クラスSB9）

水のプリンセス

一ノ瀬メイさんはその容姿の美しさから「水のプリンセス」との愛称で親しまれてもいます。本人は『推しすぎですよね（笑）でも、いいんじゃないですか、嫌ではないです』とまんざらでもなさそうです。

また、女優の水原希子さんに似ていると言われていることにも『ファンの人にそろそろディスられると思います（笑）怖いですね（笑）でも、特に何も思わないです。中学の頃から似ているとは言われてきたので。』と、意外に冷静です（笑）

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一ノ瀬メイの強さは「変」なところ

人の心を動かす選手になりたい

一ノ瀬メイさんはいつも“人の心を動かす選手になりたい”と言っています。

それはどんな選手なのか？という問いに対して、こう答えています。

パラリンピックって、可哀想な人たちが泳いでいるってイメージがまだあると思う。
でも、そうじゃないことは競技を観たらわかるはず。
「そうじゃなかった」と持ってもらった時点で、心は動いている。
それによって「自分も行動を起こそう」って思ってくれたら嬉しい。
自分もそういう選手になりたい。でも私の競技レベルは足りていない。

日本記録を5つも持っているのに、競技レベルが足りていない、とはどういうことなんでしょう？

一ノ瀬さんによると、数多くの予選を勝ち抜いてようやく代表になれるオリンピックに比べて、パラリンピックは選手層が薄く、代表選手の勝ち抜いたっていう感覚が薄いのだそうです。

そのため代表選手っぽくないと言われるらしいです。

代表選手らしくもっと偉そうにしていたらいいのに、と言われることもあるそうですが、『自分より早い人が世界に10何人もいるのに、どうやって偉そうにするねん』と。

違うのはチャンスや

一ノ瀬さんの言葉を聞いていると、彼女は自分の気持ちに素直でまっ直ぐに行動する意志の強いひとだな、と感じますね。

意志が強く感じられることに関連して、心を一定に保つようにしているか？という問いに対して彼女はこう応えています。彼女の言葉通り、微妙なニュアンスも感じ取ってもらうためにそのまま引用しますね。

いえ、水泳に対してはそうでもないですが、むしろ心の浮き沈みの波は激しいです（笑）。映画でも音楽でも、すぐに心が動きますから。それから人と感じるポイントが違うということがあるかもしれません。中学の時から、「変」ってずっと言われてました。言われたら、「ありがとう」って感じです。「普通」って言われると「おもろないな」って。ハーフで腕が短いのに、「普通」って、どれだけ普通やねんってなるから……（笑）。
　親からは「違っていいよ」、「違うのはチャンスや」って育てられました。もしも意志が強く見えるとしたら、そのおかげかもしれません。
© WHAT WOWS YOU. 「変」なところが私の強さ。