文字通りサケの王様であるキングサーモンと、私達にも馴染みの深いニジマスをかけ合わせた新しいサケ「富士の介」が、『満天☆青空レストラン』(3月28日放送)に登場です。
富士の介は山梨県で養殖されている養殖魚です。昨年(2019年)秋に豊洲市場デビューを果たし、県のブランド魚にふさわしい美味しさで、すでに多くのファンがいるようです。
本ページでは、富士の介を食べてみたい方のために、通販・お取り寄せ、販売店や食べられるお店についてまとめてみました。
これまで本サイトでご紹介しました『満天☆青空レストラン』の記事のまとめはこちら。
富士の介(山梨県のブランド魚)
マスノスケに続く、山梨県のブランド魚として登場した富士の介。名前だけ聞くとサケの仲間の魚だとはちょっと想像しにくいですが、その美味しさが知られるつれて知名度も上がっていくことでしょう。
通販販売はまだ少ない
山梨県内での富士の介への取り組みは2007年からですが、養殖が始まったのは2017年と、まだまだ養殖業者は少なく流通量も少ないのが現状です。
このため、ネット通販で富士の介を販売しているところは大手(アマゾン、楽天市場、Yahoo!ショッピング等)ではない状況となっています。
高島屋のオンラインストアで富士の介のスモークサーモンの販売がありましたが、現在(2020年3月)、該当するページは存在していません。
しかし、ネットで富士の介を購入できないわけではなく、下記から手に入れることができます。
- 日テレポシュレ
- 山梨県都留市へのふるさと納税
それぞれについてご紹介しましょう。
日テレポシュレ
日テレポシュレでの販売は、生の切り身ではなく忍沢養殖場の「柚庵漬け」と「甘塩仕立て」の富士の介の漬け魚です。
“おそらく”ですが用意されている商品の数はあまり多くないはず。気になっている方は、在庫があるうちに注文してしまうことをおすすめします。
なお、商品を提供している忍沢(にんざわ)養殖場も、オンライン販売を行っています。しかし、こちらの商品は新商品ということなのでしょうか、まだ購入可能になっていません(販売ページに富士の介の商品がありません)。
近い将来(いつかは分かりませんが)、忍沢養殖場のオンライン販売ページから富士の介の商品が購入可能になると思われますので、念の為、ページへのリンクを貼っておきます。
ふるさと納税(山梨県都留市)
山梨県都留市へのふるさと納税で、富士の介の切り身を受け取ることができます。
寄附金額は20,000円で、富士の介の切り身5パック(1パック100〜120g)が受け取れます。
現在(3月28日)、在庫はありますが、こちらも青空レストランの番組の放送終了時には在庫切れとなっていることが予想されます。
購入できる販売店は山梨県内が中心
ここでは、富士の介を購入できるお店(実店舗)をご紹介します。
店名をクリックするとお店のホームページに飛びます(ホームページがあるお店のみ)。また、住所をクリックするとグーグルマップが開きます。
あらかじめ連絡を入れ、富士の介を販売しているか(在庫があるか)を確認してからお出かけすることをおすすめします。
店名 | 住所 | 電話 |
---|---|---|
ありあけ鮮魚店 | 〒400-0806 山梨県甲府市善光寺1-20-18 | 055-233-3426 |
魚重 | 〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田3-31-1 | 0555-22-5492 |
魚孝商店 | 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田906 | 0555-22-2120 |
魚宝 | 〒400-0114 山梨県甲斐市万才150-3 | 055-276-2463 |
栄正水産 河口湖本店 | 〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津2196 | 0555-72-4868 |
栄正水産 富士吉田店 | 〒403-0005 山梨県富士吉田市上吉田2-6-23 | 0555-30-0343 |
おさかな屋きたいさん | 〒404-0043 山梨県甲州市塩山下於曽1615 | 0553-33-7225 |
望月商店 | 〒403-0014 山梨県富士吉田市竜ケ丘2丁目6-13 | 0555-24-0403 |
富士の介が食べられるお店も山梨県が中心
こちらでは富士の介の料理がいただけるお店をご紹介しています。飲食店以外に、ホテルなども含めています。
やはりほとんどが山梨県内のお店ですが、東京にも富士の介が食べられるお店がありました。
富士の介を目当てに行く場合は、あらかじめお店に連絡をして、富士の介の料理が食べられるかどうか確認してから行くことをおすすめします。
店名 | 種類 | 住所 | 電話 |
---|---|---|---|
魚重 | 割烹料理店 | 〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田3-31-1 | 0555-22-5492 |
魚宝 | 飲食店 | 〒400-0114 山梨県甲斐市万才150-3 | 055-276-2463 |
すし処 魚保 | すし店 | 〒400-0865 山梨県甲府市太田町20-6 | 0120-45-7009 |
おかめ鮨 | すし店 | 〒400-0506 山梨県南巨摩郡富士川町大椚248-1 | 0556-22-1746 |
手打ち蕎麦と山の食 おすくに | 飲食店 | 〒409-2712 山梨県南巨摩郡早川町西之宮1094 | 0556-45-2021 |
おさかな屋きたいさん | 飲食店 | 〒404-0043 山梨県甲州市塩山下於曽1615 | 0553-33-7225 |
割烹三井 | 割烹料理 | 〒400-0033 山梨県甲府市寿町2-11 | 055-222-4370 |
熊鰹 | 飲食店 | 〒400-0031 山梨県甲府市丸の内2-16-11 | 055-287-7458 |
栄すし | すし店 | 〒400-0032 山梨県甲府市中央1-15-9 | 055-222-5900 |
すし處 さくら | すし店 | 〒400-0032 山梨県甲府市中央1-3-7 | 055-232-3050 |
七賢 | 飲食店 | 〒400-0031 山梨県甲府市丸の内2-1-5 | 055-222-7722 |
クッチーナイタリアーナ 幸せのかけら | イタリア料理店 | 〒408-0019 山梨県北杜市高根町村山東割2309-13 | 0551-45-9352 |
レストラン ニューポート | レストラン | 〒409-3601 山梨県西八代郡市川三郷町市川大門1729-2 | 055-272-5051 |
お食事処歩成本店 | 飲食店 | 〒405-0018 山梨県山梨市上神内川1234 | 0553-23-0253 |
ベーカリールーブル | パン店 | 〒400-0306 山梨県南アルプス市小笠原1654-4 | 055-284-0252 |
みはらし亭 (みたまの湯内) | 飲食店 | 〒409-3611 山梨県西八代郡市川三郷町大塚2608 | 055-272-7322 |
光明石の湯 いち柳ホテル | ホテル | 〒400-0501 南巨摩郡富士川町青柳町293 | 0556-22-0008 |
常磐ホテル | ホテル | 〒400-0073 山梨県甲府市湯村2-5-21 | 055-254-3111 |
小川の魚 | 飲食店 | 〒192-0081 東京都八王子市横山町8-4 | 042-649-3317 |
熊だ | 魚料理店 | 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-20-10 すきがらビルB1 | 03-6804-6338 |
富士の介を使用した料理は3月末までの提供となっています。
富士の介ってどんな魚?
キングサーモンを父に、ニジマスを母に産まれた新しいサケ「富士の介」について、まとめてみました。
名前の由来
富士の介って、ちょっとサカナっぽくないと思いませんか?
- 「富士山」という最高峰のイメージ
- 味・大きさともに高く評価されているキングサーモン(和名:マスノスケ)のイメージ
これらのイメージを重ねて、将来、山梨県を代表するブランド魚に育って欲しいう願いから、富士の介の名前が選ばれました。
名前は、富士山とマスノスケから来ているんですね。
なぜキングサーモンとニジマス?
富士の介は、キングサーモンとニジマスを交配させて作られた魚ですが、なぜこの2種類なんでしょう?
それぞれの特徴をまとめてみると、こんな感じです。
- マスの仲間では、特に高級
- 希少
- 大きくなる
- ただし、淡水では飼いにくく、大きくならない(養殖が難しい)
- 養殖しやすい
- 美味しい
両者をかけ合わせて、キングサーモンの赤字の部分を解決できれば、養殖魚でありながら、希少価値のある大きくて美味しい高級魚の誕生、というわけです。
ただし、キングサーモンとニジマスの交配は世界でも例がなく、養殖可能になるまでの道のりは決して楽なものではなかったはずです。
山梨県が富士の介に取り組み始めたのが2007年(このときはまだ名前がありませんでしたが)、養殖が可能になったのが2017年ですから、じつに10年の歳月がかかっているんです。
富士の介の味は?
厳しく長い研究の結果、ようやく生まれた富士の介ですが、その味は思い描いていたような味になったのでしょうか?
富士の介の身は、よく旨味成分と呼ばれるアミノ酸(アスパラギン酸、グルタミン酸)が、美味しいと言われているニジマスよりも多いことが分かっています。
下は160人の専門家に食べてもらい、評価した結果ですが、ほぼすべての項目でニジマスに勝っています(負けている項目はありません)。
ニジマスよりも富士の介の方が上品だと答えている人も2/3を超えており、まさにキングサーモンとニジマスのいいとこ取りの魚が誕生したと言えるのではないでしょうか。
- 旨味が強い
- 脂が乗っている
- 舌触りが滑らか
- (肉色が濃い)
富士の介のように淡水で養殖されるサーモンは、「脂が乗っている」と言っても、一般に流通している輸入品のサーモンよりも脂質が少ないのが特徴で、ヘルシーと言えるかもしれませんね。
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