『満天☆青空レストラン』の2018年12月1日の放送は、ゲストに川田裕美さんを迎えて、新潟県新潟市南区からせきね農園の「雪国アボカド」の紹介です。
アボカドと言えば温かい地方の果物ってイメージが強いですが、「雪国アボカド」という名称が意外ですよね?
さらに、意外なのが生産者であるせきね農園の関根邦仁さんは、もとヴィジュアル系バンド「OZ(オズ)」のNatsuki(ナツキ)として活躍されていた元バンドマン、ということもかなり意外です。
今回もいつものように紹介された食材について、
- 「雪国アボカド」の通販・お取り寄せ情報
- 「雪国アボカド」の販売店舗情報
をご紹介します。
さらに、今回はせきね農園の元OZのヴォーカルナツキ(関根邦仁さん)についてもご紹介します。
「雪国アボカド」(せきね農園)
日本で食べられているアボカドのほとんどが「ハス」という上の画像の品種です。おそらく、アボカドと言えばこれしか思い浮かばないくらい有名な品種です。
「雪国アボカド」の通販・お取り寄せ情報
「雪国アボカド」は、今年(2018年)から販売されるようになった新しい商品で、市場に出回るほどの生産量ではなく、ごく限られた範囲でのみ流通している状態です。
このため、残念ながら現在のところ、楽天市場やYahoo!ショッピングなどで購入することはできません。
では、ネット通販で購入できないのか、と言えばそうではありません。
年に何回か、せきね農園のホームページで、販売のお知らせがあり、このときに少量ですが購入することができます。
せきね農園の商品ページ
毎回、お知らせの数日で完売してしまうようなので、購入を希望される方はかなり頻繁に事前に告知が行われる「お知らせ」ページをチェックする必要がありそうです。
販売期間は8月下旬から翌年の3月下旬くらいと、意外に長期に渡って購入のチャンスがあります。月に1〜2回の販売があり、販売される品種は毎回異なります。場合によっては抽選販売となることもあります。
ちなみに7回目の販売で、販売された商品をご紹介すると、
- 雪国アボカド「ハス・ズタノ・ベーコン」セット
- 雪国アボカド「フェルテ・ズタノ・ベーコン」セット
の2種類で、いずれも約1kg(5玉前後入り)、送料無料でした。
「雪国アボカド」の販売店情報
今回調べた範囲では、「雪国アボカド」を店舗購入できるところは見つかりませんでした。
注意していただきたいのが、せきね農園での直接販売は行っていない、ということです。
ホームページには次のような記載があります。
*ご注意
引用: せきね農園
せきね農園は観光農園ではありませんので、
観光や見学、直売などは基本的に行っておりません。
申し訳ありませんがご購入の際は、
当園ホームページ、またはお取扱い店様よりお願い致します。
作っている農園なら在庫があるだろう、と押しかけたりしないようお願いいたいます。
「雪国アボカド」が食べられるお店
まだ一般のお店では購入することができない、希少な「雪国アボカド」を使用した料理が食べられるお店をご紹介します。
いずれも新潟市内のお店です。
ご利用になる前に、お店に「雪国アボカド」が食べられるかどうかを必ず確認してくださいね(メニューが変わっている場合がありますので)。
宇宙色の鼻
完全予約制のコース料理専門店です。気品を感じさせる落ち着いた雰囲気で、大切な人と利用したいと思えるお店です。
宇宙色の鼻
住所: 新潟県新潟市中央区古町通九番町1475番地 芳眞ビル1階
電話: 025-225-3535
URL: 宇宙色の鼻
三日月
全席が掘りごたつとなっていて、ちょっとしたプラベート感があり、仲間内でたのしく食事するのにピッタリです。
女性にも人気があり、女子会によく利用されているようです。
三日月
住所: 新潟県新潟市中央区東大通1-2-8河竹ビルB1F
電話: 025-243-1601
URL: 三日月
「せきね農園」と関根邦仁さん
今年(2018年)の7月に、UX新潟テレビ21「スーパーJにいがた」に出演したときの関根邦仁さんと斎藤恵梨アナウンサー。
「せきね農園」とは
せきね農園は越後平野のちょうど真ん中あたり、信濃川と中ノ口川に挟まれた旧白根市で、9代に渡り農業を営んでいる農家です。
二つの川のおかげで土地はよく肥えており、昔からこの地域は米づくりや果物づくりが盛んな地域でした。
せきね農園でも「雪国アボカド」の栽培のほかに、米づくりや、桃やヒラタケの栽培を行ってきました。
せきね農園は、日本農業新聞(2018年3月13日発行)で「雪国で挑む アボカド特産に」と題した記事になったり、農業専門月刊誌「現代農業」(『モモの忌地がでなくなった』)への記事掲載など、農業へ積極的な取り組みが近年目を惹いています。
特に「雪国」新潟県でアボカドの栽培を行うに当たり、今後、耐寒性の高いアボカド品種の需要が高まることを見込んで、関根邦仁さんが接ぎ木苗の生産に乗り出したことは注目されています。
うまく行けば「雪国アボカド」は新潟を代表する特産品となるかもしれませんね。
関根邦仁さんはOZのNatsuki!
せきね農園の9代目となる関根邦仁さんは、番組予告でも明らかにされていますが、経歴が非常にユニークです。
邦仁さんは、2013年に惜しまれつつ解散したヴィジュアル系バンドOZ(オズ)のヴォーカルを務めていたNatsuki(ナツキ)なのです。
めっちゃイケメンですね~! この画像は、まだ閉鎖されていないTwitterアカウント(OZ_Natsuki)のプロフィール画像から借りてきました。
OZを結成したのが邦仁さん22歳のとき。以来、8年半に及ぶ活動を経て、2013年6月16日の渋谷O-WESTでのライブ「THE LAST CRY」TOUR FINALをもってOZは解散しました。
解散の理由は明らかにされていませんが、表向きは「前向きな解散」ということです。
邦仁さんが「雪国アボカド」の栽培に取り組み始めたのが4年前(2014年)ということを考えると、バンドマンとして活動していた頃から、家業である農業への思いのようなものがあったのかもしれませんね。
OZのメンバーの中でもNatsukiの人気は高かったようで、イケメンぶりもさることながら、声がイイ!という意見がかなりありました。
当時OZに夢中だった人が、Natsukiがアボカド栽培に取り組んでいると知り、農業を身近に感じ、理解を深めてくれたらいいですね。
アボカドっどんな果物?
すっかり日本でもおなじみになった果物、アボカド。でも、ちょっと年配の人にはまだまだ未知の食べ物、って感じであることも確かなんです。
私などはアボカドが果物であることを、比較的最近知ったという… (^^;
アボカドは果物
アボカドについて、簡単におさらいしておきましょう。
原産は、メキシコと中央アメリカ。
日本で食べられているのは、表面がゴツゴツしていて熟すと黒っぽくなる「ハス」種のアボカドがほとんどですが、実際には1000種以上の品種があるんです。
生のまま食べることが多く、サラダやサンドイッチやハンバーガーなどに使われます。
日本では、濃厚な味がトロに似ているということで、醤油をつけて食べることが一時期流行りましたね。
一般のアボカドは、ほかの果物ほど甘いわけではなく、サラダに使用したりすることが多いことから、アボカドは野菜と思っている人もいるようです(最近までの私のように)。
でも、アボカドは木になる実。なので、分類上は果物なんですね。
アボカド?アボガド?
少し前までは、呼び名が「アボカド」なのか「アボガド」なのか、よく話題になっていました。テレビのクイズ番組の問題として出題されることもよくありましたね。
「アボカド」と「カ」は濁らない(濁点がつかない)のが正解ですが、その理由は日本語名の由来となっている英語名「avocado」から明らかです。
では、なぜ「アボガド」と誤って呼ばれるようになったのかに関しては、諸説あってハッキリしません。
「かわ」+「きし」が「かわぎし」となるのと同じように「アボカド」が「アボガド」になったという説明をしているサイトがありますが、根拠が示されておらず説得力に乏しいです。
「かわぎし」のような語形変化を「連濁」と言いますが、Wikipediaの「連濁」をご覧になると、「アボガド」連濁説が誤りであることが分かります。
アボカドは若返りの美容液?!
アボカドは近年、美容や健康に良い食品としても注目されています。
その理由は、アボカドに豊富に含まれているビタミンEです。
ビタミンEは強力な抗酸化作用をもっており、老化の原因となる活性酸素の害から守ってくれます。このためビタミンEは “若返りのビタミン” とも呼ばれているんですね。
さらに、アボカドに含まれているビタミンCやカロテンには、ビタミンEの働きを高めてくれる作用があるため、アボカドは “若返りの美容液” と呼ばれているわけです。
もうひとつ、健康面から見たときにアボカドに豊富に含まれている不飽和脂肪酸(オレイン酸)も見逃せません。
アボカドの果肉の約2割が不飽和脂肪酸と呼ばれる脂肪分で、このことから “森のバター” などと呼ばれることもあります。
でも、本家のバターと違い、アボカドの脂肪分は悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにしてくれる善玉コレステロールを増やしてくれます。
良いことずくめのアボカドですが、問題があるとすればカロリーが高いこと。アボカドは果物の中でももっともカロリーが高いことで有名です。食べ過ぎには注意したいですね。
まとめ
本記事では、2018年12月1日放送の『満天☆青空レストラン』で紹介の食材「雪国アボカド」の、
- 「雪国アボカド」の通販・お取り寄せ情報
- 「雪国アボカド」の販売店舗
- せきね農園と生産者の関根邦仁さん
- アボカドの名前や栄養
について解説しました。
関根邦仁さんが始めた、雪国新潟県でのアボカドづくり。県内で定着し、「雪国アボカド」が新潟県を代表する特産品となるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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