山口惠士(やまぐちよしと)さんと奥さんの正美さんが、長年の夢だった田舎暮らしを実現するために移住したのが、福岡県うきは市です。
沖縄、鹿児島、熊本と移住先を探し回りましたがなかなか良いところが見つからず、やっと見つけたのがうきは市。
うきは市は「フルーツ王国」としても知られていますが、他にも棚田百選にも選ばれた棚田や、筑後吉井の白壁の街並みなど、見所がたくさんあります。
本記事では福岡県うきは市の見所をご紹介したいと思います。
また、山口夫妻の移住のきっかけとなった、惠士さんがかかった病気・馬尾神経腫についてもご紹介します。
福岡県うきは市
福岡県うきは市は、九州北部のほぼ中央、福岡県内では南東部の筑後地方にあり、大分県日田市と接しています。
フルーツ王国 うきは
うきは市の南には東西25キロに連なる耳納連山(みのうれんざん)があり、その麓にたくさんの果樹園があります。
うきは市の主な農産物も、ぶどうやいちご、梨、柿、桃などの果物なんです。
「フルーツ王国」の名前の通り、温暖な気候のため、1月(いちご)、7月(桃やブルーベリー)、8月(ぶどうや梨)、10月(柿)と一年中フルーツが収穫できます。
このため、市内にはフルーツ狩が楽しめる多くの果樹園があり、一年を通じて観光客で賑わっているんです。
うきは市でフルーツ狩りを楽しみたい方は、うきは市の「道の駅 うきは」に併設する観光案内所にお問い合わせください。直接行ってもOKですし、電話での問い合わせでもOKです。
うきは市観光協会 0943-77-5611
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日本棚田百選に選ばれた「つづら棚田」
うきは市浮羽町葛籠(つづら)地区には、日本棚田百選にも選ばれた棚田「つづら棚田」があります。
標高500mの葛籠地区は、浮羽町でももっとも山深いところにあり、代々受け継がれてきた棚田が300枚あるんです。
うきは市では毎年、「棚田inうきは彼岸花めぐり&ばさら祭」を開催しており、今年(2017年)も9月16日(土)~18日(月)に開催されます。
棚田周辺に裂く彼岸花の数は約50万本とも言われており、黄金色となった棚田の稲と鮮やかなオレンジ色の彼岸花のコントラストが素晴らしいんです。
因みに、「ばさら祭」とはうきは市の説明によると、
車で各集落を周り、地域の方と会話しながら農作物や棚田米(新米)やヤマメ焼き等、盛り沢山の山の幸を楽しむ祭
だそうです。
筑後吉井の白壁の街並み
筑後吉井は白壁土蔵が並ぶ街並みが有名で、うきは市の中心部にあります。
筑後吉井は、江戸時代には豊後街道の宿場町として栄え、吉井銀(よしいがね)と呼ばれる財を成した商人たちが、火災に耐えられる白壁の土蔵を造り、現在のような街並みとなったそうです。
平成8年には、国の重要伝統的建造物群地区に選定されており、昔ながら風情ある街並みは多くの観光客が散策を楽しんでいます。
馬尾神経腫とは
さて、ここからは、山口惠士さんが3カ月も入院・療養し、福岡県うきは市への移住のきっかけとなった「馬尾神経種(脊髄腫傷)」について、です。
馬尾神経種(ばびしんけいしゅ)とはどんな病気なのでしょうか?
馬尾神経とは、背骨のうち腰の部分(腰椎)の神経のことを言います。“ばびしんけい” なんて、あまり聞き慣れない言葉ですよね。
馬尾神経種あるいは馬尾神経腫瘍とは、大雑把に言えば腰椎にできた馬尾神経を圧迫するような腫瘍のことです。
比較的希な病気で、10万人に2~3人とも言われています。
症状は腰痛から始まることが多く、腰や足にしびれが出たり、症状進むと歩くことも困難になることがあります。
治療法は、腫瘍を取り除く外科的な手術を行うこととなります。入院期間は、腫瘍の大きさや状況などによって異なりますが、早い人で1~2週間程度ということです。
療養期間も含めて3カ月と言う惠士さんは、比較的症状が重かったのでしょうか。
馬尾神経種は良性のものが多いと言いますが、気になる症状がある場合は早めに受診することが大切ですね。
こんな田舎で暮らしてみたい
自分の望んだ田舎暮らしを、望んだ以上の良い環境で始めることができた山口さん夫妻が羨ましいですね。
山口さん夫妻は、惠士さんも正美さんもそれぞれfacebookで普段の生活の中から情報発信をしています。
私も田舎暮らしに憧れてはいますが、カミさんはそうではなく、なかなかうまくいきません。
いつかは田舎で暮らせたらいいな、そんな思いを抱きつつ、山口さん夫妻を応援したいと思います。
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