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医療用大麻とは?普通の大麻と何が違う?効果についても調べてみた

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10月25日に逮捕された高樹沙耶(52歳)(本名、益戸育江)が、その必要性を主張していた医療用大麻。

あなたは医療用大麻ってどんな大麻なのか、と疑問に思いませんでしたか?

闇取り引きされ所持したり使用したりすると捕まる、いわゆる大麻と医療用大麻とは何が違うのでしょうか?

目次

医療用大麻と普通の大麻

大麻はマリファナとも言いますが、私の認識ではヘロインやコカインなどと同様の麻薬の一種であり、持っているだけでも逮捕される、というものです。

わざわざ医療用と言葉が付け加えられているので、普通の大麻とは別の種類の大麻なのかな、と漠然と思ったりもします。

で、医療用大麻とは何なのか調べてみました。

医療用大麻とは

Wikiによると医療用大麻(医療大麻)とは次のように説明されています。

医療大麻(いりょうたいま、Medical Cannabis, Medical Marijuana)、時に医療マリファナとは、大麻に含有されるテトラヒドロカンナビノール (THC) やその他のカンナビノイド、あるいは、それらに類似した構造を持つ合成カンナビノイドを利用した生薬療法である。

生薬療法とは、“天然に存在する薬効を持つ産物から有効成分を精製することなく体質の改善を目的として用いる薬の総称である” と同じくWiki に説明されています。

説明からすると、大麻を医療目的で使用することを医療大麻と呼ぶようです。

どうもはっきりしないのですが、医療用の大麻というものが、普通の大麻とは別に存在する訳ではなさそうです。

タレントで医師でもある西川史子さん(45歳)も、フジテレビ系情報番組「ノンストップ!」に26日出演した際に、次のように言っていますので、この考え方で大筋あっているのではないかと思えるのですがどうでしょう。

医療用大麻ってものはないんです。日本ではダメな訳で、私としては医療用と言われることも嫌

(もしかしたら西川さんは、法的な意味合いで「医療用大麻はない」と言っているのかもしれませんが…)

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大麻を医療目的で使用する場合の効果

大麻を医療目的で使用するのはどういうときで、どんな効果が期待できるのでしょうか?

大麻の効果として次のようなものがあげられています。

  • 鎮痛作用
  • 沈静作用
  • 催眠作用
  • 食欲増進作用
  • 抗癌作用
  • 眼圧の緩和
  • 嘔吐の抑制

なんだか、ものすごくいろんな効果があるんですね。

モルヒネなどの強力な鎮痛薬やイブプロフェンなどの抗炎症剤が効かないような疼痛にたいして大麻が有効であるとも言います。

そして、HIV、アルツハイマー、うつ病、強迫性障害、不眠症、てんかん、気管支喘息、帯状疱疹、多発性硬化症、県萎縮性側索硬化症、クローン病、パーキンソン病など、約250もの病気に大麻は効果があるとされています。

本当かな?と思うくらい多くの病気で効果があります。

大麻が医療目的で使用される理由

大麻が医療に使用されるのは、次のような利点があるためだそうです。

  • 副作用が少ないので第一選択薬として使える
  • 法的規制の問題を除けば、製造・入手が簡単でかつ安い
  • 大麻は嗜好植物として多くの品種があり、薬効成分(THC、CBDなど)のバランスが多様なため、患者の個人差・病状に合った品種を見つけることができる
  • 既存の治療薬で効果がなかったり、副作用が強い患者に対して別の選択肢となりうる
  • いまだ有効な治療薬が存在しない疾患、難病に対して効果が認められることがある

これだけ読んでみると、なんだかとても良さそうなに思えてしまうのは私だけでしょうか?

おもしろいことに、コカイン、ヘロイン、覚醒剤、アルコールなどの依存症の治療のために用いられることもあると言います。麻薬への依存症を麻薬で治す、なんてちょっと不思議ですね。

大麻を医療目的で使用した場合の副作用は?

なんだか良いことばかりのように見えますが、一応日本では麻薬に分類される大麻です。使用することで依存症になってしまったり、別の副作用を引き起こすことは無いのでしょうか?

通常の使い方では、目が充血する、脈が速くなる、喉が渇くなどの症状程度のようです。長期間に渡って使用すると精子の濃度が減少することがあるらしいですが、医療目的では長期間使用することはないため、問題として指摘されていません。

大麻の医療使用における副作用は、ほかの医薬品と同じかそれ以下で、深刻な副作用が起こらないことが確認されています。

また依存性も低く、耐性(繰り返し使用しているうちに効果が薄れていくこと)もカフェイン並みに低いため、医療使用において大麻の依存症になったり、だんだんと使用量が増えていくこともないということです。

なぜ日本では医療目的に大麻を使用できない?

日本では大麻取締法というものがあり、大麻から製造された医薬品を使用することはできないことになっています。

そのため医療目的で所持することも取締りの対象となり、7年以下または10年以下の懲役刑となってしまいます。

高樹沙耶はこの大麻の有効性に着目し広く活用できるようにと法改正を訴えていたんですね。

高樹自身が大麻を吸引していたとの報道もありましたが、もしそれが事実であるなら、それは医療行為ではないので言い逃れできません。

まとめ

本記事では、医療大麻とは何か、どんな効用があるのか、についてご紹介しました。

大麻の医療使用における有効性を認め、法的に医療用大麻の使用を認める国が近年増えてきています。

大麻を使用することで、少しでも救われる患者さんが増えるのなら、日本においても管理された医療用大麻の使用を認めてもいいのではないか、という動きが少しずつですが出てきているようです。

もちろん医療用途以外での使用はこれまで通り規制する必要があると思いますが、本当に必要とする人には使用が許されるようになるといいな、と思います。

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