本日10月28日午後、市民団体「愛国女性のつどい花時計」の代表者は、いわゆる二重国籍問題の渦中にある民進党代表の蓮舫氏に対する告発状を、東京地方検察庁に提出しました。
二重国籍問題で蓮舫氏が告発されることが明らかになったのはこれが初めてになります。
「愛国女性のつどい花時計」が蓮舫氏を告発した理由は何でしょう?
また、告発状を提出した「愛国女性のつどい花時計」とはどんな市民団体なのでしょう?
蓮舫氏告発の理由
「愛国女性のつどい花時計」の岡真樹子代表らは、「国籍を選択する義務を怠り、参院選で虚偽の事実を公表したとする、国籍法違反と公職選挙法違反の罪」で、蓮舫氏に対する告発状を東京地検に提出しました。
告発状によると、
蓮舫氏が17歳だった昭和60年(1985年)1月に日本国籍を取得しました。国籍法に基づいて22歳になった平成元年(1985年)11月28日までに日本国籍か台湾国籍のどちらかを選択する義務があったにも関わらず、選択の宣言をしたのは今月(10月)7日までそれを行わなかった。
2016年7月の参院選(東京選挙区)に立候補する際、国籍選択の義務を果たしていないにも関わらず、選挙公報に「1985年、台湾籍から帰化」と記載して虚偽の事実を公表した。
としています。
岡代表は、
本来であればこの事実(蓮舫氏の二重国籍)を知った有権者の投票による当選はなかった可能性が十分あり、当時の選挙管理委員会と有権者を欺いた
と告発状で主張しています。
これだけ世間を賑わせている蓮舫氏の二重国籍問題です。きっと誰かがするだろうと思っていましたが、とうとう蓮舫氏に対する告発状が提出されました。
日本国籍の選択宣言を定められた期日までに行わなかった点については、“なお,期限までに国籍の選択をしなかったときには,法務大臣から国籍選択の催告を受け,場合によっては日本の国籍を失うことがあります。 ” (法務省「国籍選択について」)となっているものの罰則規定がないため、これで有罪になるかと言うと微妙かもしれません。
むしろ、選挙公報に載せていた内容が「虚偽」にあたる可能性の方が高いように思います。
蓮舫氏はこれまでの説明で、二重国籍は不注意によるものとしていますが、過去に自分が二重国籍であることや、台湾国籍であることを雑誌、TV番組等で述べていた事実があります。
選挙公報に記載した内容が、不注意によるものか、事実と異なることを認識していたかによって、今後のなりゆきは変わって行くことでしょう。
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愛国女性のつどい花時計
さて、告発した市民団体「愛国女性のつどい花時計」とはどんな団体なのでしょう?
私自身、今回初めてこの団体の名前を知りましたので、少し調べてみました。
愛国女性のつどい花時計のなりたち
「愛国女性のつどい花時計」は「日本女性の会そよ風」から分かれて平成22年(2010年)の4月に、2人の女性によって設立されました。
特定の政党や団体と関りを持たない、子育て中の主婦など20~40代の女性が中心となっている団体です。
会員数は、平成28年10月の時点で1,180名ほどです。
名前に「愛国」と付いていることから分かるように保守系の団体です。また、男性でも参加できます。
愛国女性のつどい花時計の活動内容
「愛国女性のつどい花時計」のサイトによるといくつかのグループがあり、グループ単位でさまざな活動を行っているようです。
その中から、いくつかご紹介しましょう。
音楽部隊「花音」
部隊と聞くとちょっと『えっ?』という感じもしますが、歌を歌ったり楽器の演奏を行ったりするグループのようです。「はなおと」と読みます。
演奏の対象としているのは、やはりと言いますか「軍歌」です。
軍歌を演奏対象とすることについて、次のようなコメントが記載されていました。
「女性が軍歌を演奏?!」と驚かれることがありますが、私たちは軍歌のイメージを変えたいと願っています。日本の軍歌は勇ましいだけではなく、明るく活気があります。歌詞も美しいものが多いです。より多くの人々に忘れ去られた軍歌の素晴らしさを伝えていきたいと思っています。
終戦の日に靖国神社で演奏したり、軍歌関連のイベントに参加しているとのことです。
和文化班
日本が世界に誇るすばらしい文化の数々を、自ら体験し、後世に伝える一助となることを目指しているグループです。
対象としているのは、華道・書道・茶道・着物・写経・俳句・短歌・琴・三味線・日本舞踊・能・狂言・陶芸など多岐にわたります。
おもな活動としては次のようなことを行っています。
- 着付け教室
- 茶道体験
- 染の小道散策(新宿区中井・落合の地域振興)
- 谷根千散策
- 大江戸骨董市めぐり
軍歌の方はダメですが、こちらなら私にも参加できそうです。
チーム和母
子供たちに、すばらしい日本の伝統と、正しい日本の歴史を教える母親の会です。和母は「わはは」と読みます。
0歳~小学生の子どもがいるお母さん会員の集まりで、次のようなことを活動の主旨としているそうです。
未来の日本を担う子供たちを育てること。日々の生活の中で日本の伝統文化をきちんと伝え、季節の行事を大切にして、そして自虐史観教育に揺るがされることのないしっかりとした歴史観を育んでいきたいと思っています。
街宣活動
その他、さまざまな街宣活動をしているようです。
最近では、「~ご用心!そのテレビ、信じていいの?~」と題して、新橋で街宣を行ったほか、
- 楽しもう!日本の伝統行事(中野駅北口)
- 韓国の嘘にご用心!(中野駅北口)
- 靖国神社に行こう!(渋谷)
などの街宣活動を行ってきています。
タイトルがちょっとアレなものが多いですが、日本の伝統行事のものであれば、聞いてみてもいいかな(苦笑)
まとめ
本記事では、蓮舫氏が市民団体に告発されたこと、その告発を行った市民団体「愛国女性のつどい花時計」とはどんな団体なのか、についてご紹介しました。
なぜ「愛国女性のつどい花時計」が蓮舫氏の告発を行ったかについてですが、本団体が保守系でもあり、記事で紹介した活動内容からなんとなくわかるような気がします。
この後、東京検察庁が告発状を受理すれば、捜査が始まりますがどうなって行くことでしょうか。
まだまだ、目が放せない蓮舫氏の二重国籍問題です。
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