また、違法賭博に芸能界が揺れています。
2月10日発売の「FRIDAY」に、俳優の遠藤要(えんどうかなめ、33歳)さんと、物まねタレントの清水アキラさんの三男でタレントの清水良太郎(28歳)さんが違法賭博を行っているとの記事が掲載されることが分かりました。
これをを受けて、9日、それぞれの所属事務所から謝罪発表があり、遠藤さんは謹慎処分になりました。清水さんについては、事務所からの処罰に関する発表はありませんでした。
違法賭博がニュースになるたびに、「違法賭博店」とか「違法営業の遊技場」という言葉が出てきますが、実際にはこれらの店はどんな所なのでしょうか?
また、このような店で行われる「遊技」とはどんな事をするのでしょう?
今回はこのような疑問に迫ってみたいと思います。
違法賭博店(違法営業の遊技場)
違法賭博店てどんな所なの?
遠藤要さんと清水良太郎さんが実際に入った店には、そのまま当てはまらないかもしれませんが、一般に違法賭博と言えば、違法カジノであることが多いです。
カジノと言えば米国のラスベガスのホテルにあるような、何台ものルーレットやスロットマシン、カードテーブルが置いてある明るくにぎやかなカジノを思い出すかもしれませんが、日本国内の違法カジノの店はかなり地味です。
日本では金銭を賭けたゲームをすることは違法なので、(当たり前ですが)目立たないようひっそりと営業されています。
場所は、マンションや雑居ビルの一室だったり、バーの奥や地下の部屋だったり、ぱっと見それと分からないようなところにあります。
店や部屋の中に勝手に入っていくことはできず、入り口でスタッフや監視カメラによるチェックを経ないと入れないと言います。
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違法賭博店ではどんな事をしているの?
違法カジノで行われているゲームと言えば、ルーレットやブラックジャック、バカラといったカードゲームがメインとなります。特に日本の違法カジノではバカラの比率がとても多いと聞きます。
バカラはカジノのゲームの中で最もシンプルなゲームのひとつで、簡単に言えば、勝負を行っている2人のプレーヤーのどちらが勝つか、あるいは引き分けるか、を予想して賭けるゲームです。
日本以外にもアジア圏ではとても人気のあるカジノゲームとなっています。
違法カジノ店の部屋の中にはカードテーブルが置かれており、その真上には監視カメラが設置されている所も多いようです。
何のための監視カメラかと言えば、客の入り具合や客が何かイカサマをしていないかを別の部屋、別の場所からチェックしているのです。
私は一度だけ、違法カジノ店の監視カメラの生映像を見る機会を得たことがあります。
このような監視カメラの多くはインターネットに接続されており、アクセス先とパスワードを知っていれば、カメラ映像を誰でも見ることができてしまうんです。カメラの向きを変えたり、ズームイン・ズームアウトなどの操作も可能です。
第三者がカメラを覗き見ていることがバレたら大変なことになりますので、ある方が見せてくれた映像をジッと眺めていました(苦笑)
最近では、日本でもオンラインカジノが浸透し始めており、違法カジノには海外のオンラインカジノに接続できる端末(PC)を置いて、客に遊ばせる店も増えているようです。
違法賭博店はだれが経営しているの?
違法カジノは暴力団関係者か、暴力団と何らかのつながりのある人が経営していると言われています。
つまり、違法カジノは暴力団の資金源のひとつになっているわけです。
違法カジノ店に出入りし、リオ五輪に出場できなくなったバドミントン選手の事件を覚えていると思いますが、この違法カジノ店も暴力団幹部が関与していたことが明らかになっています。
この店では2か月で1億円もの売り上げがあったそうで、1年で10億円も儲ける店もあると言います。
怪しいところには近寄らないようにしよう
遠藤要さんも清水良太郎さんも、「違法賭博店ではない」との説明を店のスタッフから受けて入店し遊技を行ったが、別の日に訪れたときに金銭を賭けることが分かり違法賭博店であることに気が付いた、と言っています。
店に入る前に、その店が違法賭博を行っているかいないかを簡単に知ることはできません。
“ここは違法賭博を行っている店ですか?” などと聞いて、“はい、そうです” と応える店はないでしょう。
カジノ法案が成立してしまったので、安全に安心して遊べるカジノ店が今後できるかもしれませんが、今のところは、基本的にカジノ店はすべて敬遠した方が良いと思います。
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