漫画の小路啓之さん(46歳)が、10月20日の午後9時45分、奈良県御所市城山台の国道24号線の歩道に、顔から血を流した状態で倒れているのを、バイクで通りかかった男性に発見されました。
男性は110番通報し、小路さんは病院に運ばれましたが1時間後に死亡が確認されたということです。
死亡した原因は?
小路さんの近くには、仰向けに近い姿勢で乗る「リカンベント」型と呼ばれるタイプの自転車が倒れており、この自転車に小路さんは乗っていたと思われます。
自転車に乗って走行中に自動車などと接触したような痕が無く、スピードの出し過ぎが原因で転倒したものと見られると、県警高田署は発表しています。
「リカンベント」型の自転車は、仰向けに寝そべるような姿勢で運転するため、路面に近い独特の視界に人気がある一方で、普通の自転車に比べて操縦が難しいと言われています。
スピードの出し過ぎが原因だとすると、思うようにブレーキがかけられず、高速度のまま転倒してしまった可能性は十分ありますね。
あるいは、自転車に運転中に何らかの発作に見舞われ、自転車の操縦ができなくなり転倒した可能性も考えらえます。
死亡原因については今後の発表を待ちたいと思います。
「リカンベント」自転車はこんな自転車です。
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サイクリングの目的は何だったのか?
小路さんは大阪府守口市に住んでおり、事故の現場奈良県御所市城山台なので、距離にして50kmくらいのところです。
小路さんは家族に「和歌山県にサイクリングに行く」と言って出かけていたそうですので、和歌山に行く(あるいは和歌山から守口市に帰る)途中で死亡したことになります。
ご本人のTwitterの最後の投稿が10月20日18時頃なので、発見されたのが21時45分ということを考えると和歌山県に行く途中だった思います。
— 小路啓之 雑草家族・10歳かあさん連載中 (@shouta0925) 2016年10月20日
和歌山県にはいったいどのような目的で出かけたのでしょうか?
残念ながら、現在のところ情報がなく、仕事の合間の気分転換のつもりサイクリングだったのか、何か目的があって出かけたのかは不明です。
小路さんのTwitterへの投稿をみると、自転車へさまざまな所へ出かけているようで、下のようにリカンベント型の自転車でのサイクリングの途中で撮ったとみられる写真もありました。
小路啓之のプロフィール
1997年に「殺しのライセンス」がちばてつや賞で準大賞を受賞し、デビュー(大塚康生名義)しました。
1998年にアフタヌーン四季賞・夏のコンテストで「カゲ切り男をめぐる冒険」が審査員(谷口ジロー)特別賞を受賞しています(犬塚康生名義)。
最近では2011年から2013年まで『ジャンプ改』(集英社)で『犯罪王ポポネポ』を連載していました。
また『ミラクルジャンプ』に7話まで連載していた「雑草家族」は、未完のまま絶筆となってしまいました。
作風は、レトロ感のある無国籍風な世界観を舞台にした漫画を描き、登場人物はどこか精神を病んだシニカルなキャラクターが多いようです。主人公には極めて内向的な正確なキャラクターをあてることも多いとされています。
まとめ
それなりの知名度があり、多くのファンもいた小路啓之さんの死亡事故について、現在分かっていることなどをご紹介しました。
すでに、SNS等で小路さんの死を悼むメッセージが多く投稿されています。
小路さんのご冥福をお祈りしたいと思います。
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