WBCで世界一奪回を目指す侍ジャパンは、今日2月25日にソフトバンクとの壮行試合は行いましたが、なんと試合中に内川聖一(うちかわせいいち、34歳)選手が負傷交代するというアクシデントが発生しました。
内川選手の怪我の具合はどうなのでしょう?
キューバ戦まであと10日しかありませんが、出場可能なのでしょうか?
侍ジャパン2月25日の壮行試合
内川選手と斐紹選手が交錯
サンマリンスタジアムで行われたソフトバンクとの試合、内川選手は8回から中田選手に代わって一塁に入っていました。
打者斐紹(あやつぐ、24歳)選手が、無死一塁の場面でバントをすると、捕手・小林選手が捕球して一塁に投げます。
この球が少々低めの送球となってしまい、球をこぼしてしまった内川選手が球を拾おうとしたところに、走ってきた斐紹選手が…。
内川選手の怪我の具合は?
斐紹選手と接触し倒れこんでしまった内川選手は、しばらく起き上れないほどの苦しみようです。
担架まで用意されたようですが、内川選手はレーナーに付き添われ、右肩を抑えるようにして、ベンチに帰って行きました。
右肩を脱臼したのでしょうか?
内川選手と斐紹選手の接触の瞬間の画像がこれです。
後ろからの画像なので、右腕がどういう状況なのか分かりませんが、球を拾おうと伸ばした右腕に、斐紹選手がぶつかっているようです。
WBC本戦出場に出場できる?
状況からすると、右肩の脱臼か、上腕部の打撲か。
倒れたあとしばらく起き上がれなかったということは、もしかしたらもっと深刻な状況ということも考えられます。
内川選手は試合後に病院へ向かったそうで、その診断結果が非常に気になりますね。
WBC2017に内川選手が出なければならない理由
内川選手にとっては、今年のWBCに出て世界一を奪還しなければならない理由があります。
4年前の第3回WBCで犯したミスの雪辱を果たさなければならない、からです。
本人がそう口にしている訳ではありません。が、心ではそう思っているはずです。
2013年の第3回WBCで3連覇を目指していた侍ジャパンは、準決勝のプエルトリコ戦で苦戦していました。
8回の攻撃時に、1アウト1・2塁というチャンスをようやく掴みます。1塁走者内川選手でした。
バッターは阿部(慎之介)選手でしたが、可能ならダブルスチールも、という状況でした。
ところが、スタートを切ったのは内川選手だけ。2塁の井端選手はスタートせず、内川選手は1~2塁に挟まれてアウトになってしまいます。
結局この回も得点できず、試合は3-1で侍ジャパンは負けてしまいます。
せっかくのチャンスを潰してしまったのは自分だと、試合後のインタービューでは泣きながら内川選手は謝罪していました。
内川選手は今日までずっとこのことを忘れずにいたはずです。そして、今回のWBCでかならず雪辱を果たす、世界一を取り返すことを思っていたはずです。
世界一奪還に向けて
WBCの最初のキューバとの試合は10日後です。単なる打撲だとしても、内川選手のキューバ戦への出場は難しいかもしれません。
4年前、WBC 3連覇を目指していた侍ジャパンは、まさかの準決勝敗退。
キューバ戦への出場は無理だとしても、怪我が回復したら途中からでも出場し、ぜひ世界一奪還を実現し、雪辱を果たして欲しいと思います。
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