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軍用機Tu-154の墜落原因は?搭乗してた軍の音楽隊も調べてみた

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海外のメディアは、12月25日、ロシアの軍用機Tu-154がソチ(Sochi)を飛び立った後、黒海に墜落したと伝えています。

ロシアの国防省は、このTu-154に乗客83人(84人とも)、乗務員8人が搭乗していたことを確認しており、ロシアの有名な軍音楽隊「アレクサンドロフ・アンサンブル」も乗っていてたとみられています。

Tu-154はなぜ墜落したのでしょうか?
また、搭乗していたとされる「アレクサンドロフ・アンサンブル」はどんな音楽隊だったのでしょうか?

目次

Tu-154の墜落原因は?

報道によりますと、Tu-154はモスクワ近くのチカロフスキー(Chkalovsky)飛行場から、燃料補給のためにソチに立ち寄り、その後シリアのラタキア(Latakia)に向かう予定だったということです。

同機には、シリアのロシア基地で新年を祝う軍人のためのコンサートを行うため、軍の音楽隊「アレクサンドロフ・アンサンブル」が同乗していたと伝えられています。

Tu-154は、ソチの空港を飛び立った後、20分ほどでレーダーから消え、その後黒海に墜落したことが確認されました。

すてに捜索は始まっており、墜落現場からの遺体も発見されているということです。

墜落は事故? 攻撃によるもの?

非公式な情報ではありますが、Tu-154は墜落の前にSOS信号を発していなかった、ということです。

飛行中に何らかのトラブルが飛行機に発生し、その後の飛行への影響が避けられない場合、近くの空港に連絡を入れるのが普通です。

SOS信号が発信されていなかったということは、パイロットに通信を行う余裕がなかったということになり、墜落にいたるまでの時間がごく短かったということになります。

ということは、考えられるのは

  • 機内での爆発、か
  • 外部からの攻撃による撃墜

です。

Tu-154が向かっていたフメイミム(Hmeymim)空軍基地は、これまでシリアの反政府勢力に対して空爆を行っていたため、その報復と考えられないこともありません。

ただし、現時点では情報が乏しく、クレムリンのスポークスマンであるジミトリ・ペスコフ(Dmitry Peskov)は、墜落の原因について言うのは時期尚早であるとしています。

軍の音楽隊アレクサンドロフ・アンサンブルとは?

墜落したTu-154に乗っていたとされる「アレクサンドロフ・アンサンブル」とはどんな音楽隊なのでしょう?

実は、世界的にも名の知られた有名な音楽隊で、検索するといくつもの動画が見つかるほどです。

この音楽隊「アレクサンドロフ・アンサンブル」は、アレクサンドル・アレクサンドロフによって1928年に創設されたもので、「アンサンブル」とは合唱と演奏を行う集団のことです。

「アンサンブル」はロシア国内にいくつも存在しますが、この「アレクサンドロフ・アンサンブル」はもっとも古く、ステータスも実力もNo.1であるとされていました。

団員は音楽学校で教育を受けた声楽家の出身者が多く、いわゆるロシア民謡や、革命歌や軍歌のほかにオペラなども得意としています。

ロシア各地、旧東側諸国だけでなく、冷戦時代にあってもアメリカなどの西側諸国を巡業しており、世界的な名声を得ています。日本でも、東京や大阪など各地で公演がされています。

ロシア民謡の合唱をバックにコサックダンスなど踊るダンサーたちを、もしかしたら、あなたもどこかで見ているかもしれませんね。

そんな、実力があり有名な、音楽隊が乗っていたのだとしたら…

ほんとうに悲しいと言いようがありません。

まとめ

軍用機Tu-154が黒海に墜落したという事故に関して、

  • Tu-154が墜落した原因
  • 同機に乗っていたとされる音楽隊「アレクサンドロフ・アンサンブル」

について、現時点での情報をもとにご紹介しました。

前線で戦う軍人たちに、楽しい新年を迎えてもらうためのコンサートだったのに、と思うと残念でなりません。

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