サイトデザインを更新しました!

オリオン座流星群2017関東で見える時間や方角は?観測ツアーも紹介

当ページのリンクには広告が含まれています。

オリオン座流星群は、三大流星群(しぶんぎ座流星群、ペルセウス座流星群、ふたご座流星群)に次いでたくさんの流れ星が飛ぶことで知られています。

今年2017年のオリオン座流星群は、晴れていればほぼ一晩中流れ星を観測することができるという好条件となっています。

2017年のオリオン座流星群が良く見える日時や方角、そしてオリオン座流星群の観測ツアーについてもご紹介したいと思います。

目次

オリオン座流星群(2017年)

2014年のオリオン座流星群

2014年のオリオン座流星群 ©SLOOH

 
オリオン座流星群は毎年10月初めから11月初旬にかけて活動する流星群です。

流星の飛ぶ速度が速く、明るい流星が多いことが特徴です。

オリオン座流星群の見える日にち、時間

オリオン座流星群の、2017年の極大時刻(最もたくさん流星が飛ぶ時間)は10月21日20時ころと予想されています。

予想されている流星の数は、1時間15個程度。

月齢は1.8(22日0時)とほとんど新月であるため、流星観測に邪魔な月明かりを心配する必要がありません。

極大時刻ではまだ放射点は地平線の下であるため、時間的にはもう少し後の、21日の深夜から22日の夜明けまでが好条件で観測できる時間帯となります。

放射点とは、その位置を中心に流星が四方八方に飛ぶように見える天球上の仮想の点です。

放射点から飛び出すように見える流れ星

放射点から飛び出すように見える流れ星
出典: 星空イベント(KONICA MINOLTA)

 
放射点が地平線の下であったり、地平線に近い位置だと、放射点から上側に飛ぶ流星しか見ることができず、見える流星の数が減ってしまうことになります。

このため、たくさんの流星を見ようと思ったら、放射点がある程度の高さに上った頃の方が良いのです。

オリオン座流星群は、他の流星群と比べてピークがなだらかなため、極大日とその前後の日とで、見える流星の数にそれほど大きな違いはありません。

もし、観測に最適な時間(21日の深夜)に見られない場合でも、前後数日はチャンスがあるので、あきらめないでくださいね。

オリオン座流星群が見える方角

次の画像は、10月22日の午前零時の東京(関東)の空です(画像をクリックすると拡大表示します)。

2017年10月22日午前零時(東京)

ご覧のようにオリオン座、そして放射点は東の空にあります。

では、オリオン座流星群の見える方角は東の空なのかというと、そうではありません。

流星は放射点の付近だけでなく、空のどこでも見ることができます

放射点近くを飛ぶ流星は短く、放射点から離れたところを飛ぶ流星は長く見えます。

このことを考えると、むしろ東の空ではなく、天頂(空の真上)や南、北の空を眺めていた方が、見栄えのする流れ星を見ることができる、と言えます。

流星群の流星は、放射点のある方角だけでなく、どの方角でも見ることができる

これはオリオン座流星群に限った話ではなく、他の流星群にも言えることなので、ぜひ覚えておいてください。

北海道や関西・九州ではオリオン座流星群はいつどの方角に見えるの?

じつは日本国内であれば、観測に最適な時間・見える方角はどこも東京と同じ、と思ってかまいません。

流星の見える方角については、特定の方角で見られるのではなく空全体で見ることができることをすでに説明しました。

時間については、経度によって星が昇ってくる時間が違ったりしますが、流星群を肉眼で観測する場合この違いは無視できる程度のものです。

21日の深夜から22日の明け方。どの地方に住む方でも、この時間帯に空を眺めてくださいね。

[adSense]

流星の観測に適した場所は?

星空の綺麗な場所

流星群の観測場所の選択では、次のようなことが重要です。

  • 空が暗いこと
    流星はみな明るいものばかりではありません。暗い流星もあります。街の中や近くに明るい照明があって空が明るく、暗い星(恒星)が見えないところでは、見える流星の数もずっと減ってしまいます。
    肉眼で天の川がハッキリ見えるような場所であれば申し分ありません。
  • 空が広く見渡せること
    流星は放射点の近くだけでなく、空全体に飛びます。たくさんの流星を見ようと思ったら、できるだけ空をさえぎる物のない場所を選びましょう。

このような条件に当てはまる場所としては、高原山の頂上付近海岸などがあります。

高い建物がなく地平線近くまで見渡すことができるところ(例えば北海道の郊外など)では、これらの場所に行かなくても流星群の観測に適した場所になります。

3,000mに近い高山ですと、10月中旬は雪が降ってもおかしくありません。関東地方でも深夜から明け方にかけては寒いと感じるほど気温が下がります。

流星観測の防寒対策

防寒対策は万全にし、また降雪が予想されるような山域での観測は避けるようにしましょう。

オリオン座流星群観測ツアー

近くに流星観測に適した場所がない、あるいは流星観測は初めてだ、という方はツアー会社の企画する「オリオン座流星群観測ツアー」を利用すると良いでしょう。

多くのツアーが企画されているのはクラブツーリズムでは、関東からの出発だけでも10ものコースが用意されています。

金額は1泊2日で約2万6,000円から3万円2泊3日あるいは3泊4日ですと約9万円12万円となります。けっこう高いですね(^^;

2日以上の宿泊の場合、流星観測は1日だけであとは通常の観光となるようです。1日目に天候が悪くて流星観測ができなかった場合、2日目に再チャレンジできるコースもあるようです。

ちょっと高いな、と思う方は、楽天トラベルで「オリオン座流星群」をキーワードにサーチしてみると、ずっと安い旅館やペンションが見つかります(サーチ結果)。

金額は1泊2日で、1万円前後という宿泊プランが多いようです。

ただし、これらの旅館やペンションが「オリオン座流星群」の観測のために何かしてくれるとは限らない(ただ、見えますよ、というだけの所もある)なので、予約前に条件等をよく確認する必要がありますね。

まとめ

本記事では、オリオン座流星群の観測に当たって、流星の見える時間や方角、オリオン座流星群の観測がセットになったツアーの紹介をしました。

オリオン座流星群は8年後の2015年まで好条件がそろうことがありません。

10月21日の夜は、ぜひたくさんの流星が観られるよう晴天となって欲しいですね。

コメント

コメントする

目次