28日、Kinki Kidsの堂本剛さん(38歳)が、突発性難聴(とっぱつせいなんちょう)で入院していることが分かりました。
この日、剛さんと共に出演する予定だった『テレ東音楽祭2017!』で、堂本光一さん(38歳)が明らかにしました。
光一さんによれば、剛さんは、元気だけれど歌うことができない状態で、大事を取って1週間入院することになった、ということです。
突発性難聴は「突難(とつなん)」などとも呼ばれ、芸能人がかかったという報道でこの名前を耳にしたことのある人も多いと思います。
今回は、この突発性難聴について、症状や原因、治るまでにどのくらいの期間がかかるのか、について調べてみました。
突発性難聴
突発性難聴の症状は?
突発性難聴とはある日突然に耳の聞こえが悪くなる病気です。気が付いたら聞こえが悪くなっていた、という症状の出方ではなく、本当にいきなり聞こえが悪くなります。
たいていは片方の耳だけに発症します。
聞こえが悪くなる以外にも、
- 耳が詰まったような感じがする
- 雑音が聞こえる
- 耳鳴りがする
- めまいや吐き気がする
などの症状を伴うことも多いです。
一般には40~50歳代に多い病気と言われていますが、最近では子供、10~20歳代の若者や老人にも多くなってきています。
堂本剛さんは現在38歳。発症例が多いという年代に近いと言えば近いですね。
突発性難聴の原因は?
現在のところ、突発性難聴のはっきりした原因は不明です。
原因についてはまだ研究段階ですが、考えられている原因としては、
- ウィルス感染
- 内耳循環障害
の2つがあります。
突発性難聴は、一度かかると再び発症することはないとも言われており、これもウィルス感染が原因であるという理由のひとつにあげられています(免疫ができるため)。
上記以外にも、疲労やストレスが突発性難聴の原因となっている、という説もあります。
いずれにしても、確かな原因は不明で、突発性難聴は誰でもかかる可能性がある、ということを認識しておいた方が良いと思います。
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突発性難聴の治療と治るまでの期間は?
治療の開始
突発性難聴は、異常に気付いたらすぐに治療開始することが重要です。
治療の開始が早ければ早いほど治る確率が上がり、できれば48時間以内に耳鼻科で受診することが必要です。
治療開始が遅くなると完治するのが難く、発症から1週間を超えると治療しても症状が改善することが難しくなり、1か月以上経過している場合は極めて治療困難であると言われています。
必ず治るの?
残念ながら、突発性難聴は治療すれば必ず治るという病気ではありません。48時間以内に治療を始めても、です。
統計データによると、治療して完治するのが1/3、症状は良くなるけど耳鳴りや難聴など後遺症が残るのが1/3、そして改善無しが1/3、となっているらしいです。
全体の1/3しか完治しないというのは、ちょっとショックですね。
治療にはどのくらいの期間がかかるの?
突発性難聴であると診断された日から治療が始まり、個人差はありますが、1週間から1か月間は投薬による治療が行われます。
始めの10日間くらいで症状が改善が見られない場合は「難治性の突発性難聴」の可能性があり、この場合は特殊な治療方法の検討も行われます。
堂本剛さんの突難が完治しますように
ミュージシャンやタレントさんとって、難聴の後遺症が残ることは、その後の活動にかなり影響がでることが想像されます。
堂本剛さんが、症状が出てすぐに入院措置をとったのは、正しい判断だったと思います。治療がうまくいけば、早ければ来週末あたり、遅くとも来月下旬には復帰できそうです。
ぜひ、完治して戻ってきてくれることを祈りたいと思います。
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