あなたはクリスマス島(Christmas Island)という島をご存知でしょうか?
なんともロマンチックな名前ですが、“クリスマス島”と呼ばれる島は、じつは2つあります。今回ご紹介するのは、インド洋上にあるオーストラリアの島の方です。
クリスマス島、いったいどんな島なのでしょう?
どこにあるどんな島?
位置
クリスマス島は、インド洋にあるオーストラリア連邦領の島です。
位置は、西オーストラリア州の北西2360km、インドネシアのジャカルタの南500kmの位置にあります。
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世界地図で見ると、ジャワ島にとても近く、オーストラリアと言うよりほとんどインドネシアの島という感じです。
島の形は右の図のような形をしています。左部分が、北海道の函館付近に似てますね。
海岸線は波に浸食され崖となっており(海食崖)、それが島全体をぐるっと囲んでいます。このため、船が着岸できる場所は限られています。
海岸から内陸にかけては急な斜面が続いており、標高は200mくらいの平坦な台地が広がっています。
地域と住人
広さ | 143km2 日本で言えば、神奈川県川崎市の面積とほぼ同じ |
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人口 | 1493人(2004年) 男性 55%、女性45%(2001年) |
成員 | 華人(中国系住民)約70%、ヨーロッパ系 20%、マレー系 10% |
言語 | 公用語は英語。 英語を主に使用している人35%、福建語 44%、マレー語 10% |
宗教 | 仏教徒 75%、キリスト教徒 12%、イスラム教徒 10%、その他 2% |
“クリスマス島”という西洋的な名前の島ではありますが、その住人の多くが中国系の人たちで占められていることがちょっと意外ですね。
名前の由来
この島がクリスマス島と呼ばれるようになったのは、イギリス東インド会社のウィリアム・マイノースが、1643年12月25日にこの島に到着したから、だと言われています。
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アカガニの大群
この島を有名にしている理由のひとつが、クリマスアカガニ(Gecarcoidea natalis)と呼ばれる赤いカニの大量発生です。
10cm以上にもなる大きなカニで、このクリスマス島とココス諸島でしか見ることのできない固有種なんです。
このカニは繁殖期になると大量に発生しクリスマス島内を移動するのですが、その数がハンパないんです。
下の動画は、約数千万匹とも言われるクリスマスアカガニが島内を移動する様子です。どうですか、ものすごい数でしょう?
このようなカニの大移動が毎年見られるというのです。ちょっと信じられませんよね!
この島の見どころ(観光案内)
クリスマス島にはアカガニの移動以外にも見どころがたくさんあります。人気の高い観光スポットの中からいくつかをご紹介しますね。
Christmas Island National Park
手つかずの大自然が残されている国立公園です。
クリスマス島を訪れる人の中で一番人気のある観光スポットになっています。
Christmas Island Wet n’Dry Adventures
海図にも載っていない素晴らしいダイビングスポットへ案内してもらえます。
穏やかな海、手つかずのサンゴ礁、豊富な魚… ダイバーにとっては言うことなしの環境です!
Christmas Island Visitor Information Centre
ビジター情報センターには、Christmas Islandに関連するさまざまなお土産ものが買えるギフトショップがあります。
また、ビデオの視聴室もあり、そこで休息したり、くつろいだり、あるいはChristmas Islandのビデオを鑑賞することもできます。
一度は行ってみたい
美しい海と手つかずの自然。
もし、あなたがこのようなロケーションへの旅行を計画することがあったらChristmas Islandをぜひ候補に入れてください。
大量発生したアカガニは、きっと忘れられない思い出になると思いますよ!
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