Topic Clouds

さまざまな話題に鋭く切り込むカジュアルメディア

【クリスマスローズの育て方】正しい葉切りの方法

約5分

クリスマスローズ。冬の貴婦人とも呼ばれるこの花は、12月から4月頃にかけて花の咲く多年草で、寒さに強いため咲く花の少ないこの時期にとても人気のある花です。

冬から春に花を咲かせたクリスマスローズは、秋頃には新しい葉と古い葉が一緒についた状態になっています。古い葉の中にはしおれたり枯れてしまったものもあります。

このような古い葉を取り除く“古い葉の葉切り”の方法についてご紹介します。

葉切りが必要な無茎種と必要のない有茎種

クリスマスローズの種類

ご存知の通り、クリスマスローズには大きく2種類に分けることができます。

茎がなく地面から直接に花柄と葉柄が別々にのびるのが無茎種(むけいしゅ)で、茎があり、伸びた茎に葉が付き、茎の先端に花が咲くのが有茎種(ゆうけいしゅ)です。さらに両方の特徴を持っている種を特に中間種として扱う場合もあります。

園芸店などで売られているクリスマスローズは、ガーデン・ハイブリッドなど無茎種が多いようです。

無茎種 ガーデン・ハイブリッドと呼ばれる系統
この系統は品種改良がもっとも進んでおり、一般的な園芸店でよく見かける。
常緑性のものと、落葉性のものとがあります。
有茎種 ヘレボロス・ニゲル、ヘレボロス・ヴェシカリウス、アーグチフォリウス、フェチダス、リビダスなど
常緑性が多い。

葉切りが必要なのは無茎種

2種類あるクリスマスローズですが、古い葉を取り除く必要があるのは無茎種のみです。有茎種のクリスマスローズに葉切りは必要ありません。

有茎種の場合は、茶色に変色してしまったり枯れてしまった葉を取り除くくらいで十分です。

葉切りを行うのはなぜ?

無茎種の葉切り(古葉取りとも言います)はなぜ行うのでしょうか?
これには大きく分けて2つの考え方があります。

  • クリスマスローズの見栄えを良くするため
  • クリスマスローズの生育を促すため

見栄えを良くする

これはクリスマスローズを鑑賞する人間側の都合によるもの、という考え方です。

クリスマスローズに去年の古い葉が残っていても(枯れてしまっているのではない限り)、そのままでも特に問題はない、という立場から出ている考え方ですね。

実際に、園芸店で売られているクリスマスローズを見ると分かりますが、去年の古い葉を残したまま売られている場合が多いのです。

理由は“見た目”です。

古葉を取り除いた状態で販売してもまったく問題ないのですが、そうすると葉が少なくスカスカになってしまいます。その状態を見たら、おそらくあなたも『こんな状態で花が咲くのだろうか?』って思ってしまうのではないでしょうか。

古葉を取る取らないは、美観(や販売店の都合)によるもので、突き詰めれば『古葉取り』はしなくても良いということになってしまいます。

きれいな花を咲かせる

葉切りはクリスマスローズの生育にとって意味があり、そのために行うのだという考え方です。

古い葉を触ってみると、若い葉にくらべて固くごわごわとした感触です。この古い葉は、若い柔らかい葉や花柄、そして大切な蕾を傷つけてしまう可能性があります。

また、古い葉は大きくて密に生えているため、これを取り除くことによって、地面近くまでよく日光があたるようになり、また風通しもよくなります。これによって、クリスマスローズの成長を促進したり、さまざまな菌の感染を防ぎ病気にかかりにくくするという効果が期待できるのです。

そしてこれは、来春にきれいな花を咲かせることにつながるのです。

葉切りの方法

葉切りの行い方

あなたが、クリスマスローズのために葉切りを行うと決めた場合、どのように作業を行ったら良いでしょうか?

ここでは、その方法について解説します。

作業を行う時期
葉切りを行う時期は、11月末から翌年1月くらいまでの、花が咲く前に行ってください。
切る対象となる葉
取り除く葉は、前年に出てきた硬くてごわごわした葉です。秋以降に新しく生えてきた若い葉は残しておいてくださいね。
切る位置
切る位置は、ハサミが地面に届けばそこから、届かなければ地面になるべ近い位置で切ってください。その際に気を付けて欲しいのは、他の若い葉や、とくに新しい花芽を傷つけないようにすることです。

意外と簡単でしょう?

葉切りで注意して欲しいこと

ただ、ここで気を付けて欲しいことがあります。

それは、葉切りをする際に使用するハサミに注意する、ということです。ハサミで切った切り口から病原菌が入ってしまわないようにする必要があるのです。

そのためにハサミを殺菌して使用するということを行います。

よく言われるのが、ハサミの刃の部分を火であぶってから使用するという方法ですが、これはお勧めできません。ハサミの刃が鈍ってしまって切れにくくなってしまうからです。

お勧めしたいのは、葉切りを一株行うごとに、第3リン酸ナトリムの飽和液にハサミを浸して消毒してから、次の株を葉切りするという方法です。

浸す時間は20分くらい必要ですので、たくさんのクリスマスローズを育てている場合には複数のハサミが必要ですし、作業自体に時間がかかってしまうのが難点ですね。

長くクリスマスローズを楽しむために

せっかく育てているクリスマスローズです。

私はきれいな花を長く楽しみたいので葉切りを行います。少々手間がかかりますが、きれいな花を楽しむために必要なこと、と思って頑張ります(笑

あなたも、きれいなクリスマスローズの花を咲かせるために葉切りをしてみてはいかがでしょう?

コメントを残す

*
*
* (公開されません)