クリスマスツリーはごく限られた期間しか飾らないため、その収納場所は1年の大部分をツリーによって専有されることになります。なので、できればツリーの収納サイズは小さくしたいものです。
収納時のサイズは、クリスマスツリーの構造や形状に大きく関わっており、ツリーによっては驚くほどコンパクトになります。
本記事では、収納しやすいサイズとなるクリスマスツリーの特徴や選び方について解説しています。
クリスマスツリーで収納しやすいタイプとは
「収納しやすいクリスマスツリー」をひと言で言えば、「小さくして収納できる」クリスマスツリーです。
ちょっと見たところどれも同じように見えるクリスマスツリーですが、「小さくして収納できる」かどうかは、クリスマスツリー自身の構造や形状に関わっているんです。
ツリーを構造から(大雑把に)分けると次の3つに分けることができます。
- 完成品型
- 組み立て式
- ポップアップ式
これらの、各ツリーについて「収納サイズ」という目線で、順に解説していきます。
また、通常のツリーよりも細身のクリスマスツリーである、スリムタイプの「収納サイズ」についても取り上げます。
完成品型クリスマスツリー
完成品型は、文字通り組み立ての必要がなくそのまま飾ることのできるクリスマスツリーです。
ほとんどの場合、卓上型など小型のクリスマスツリーであるため、収納時のサイズも小さく収納がしやすいと言えます。
サイズ的には高さが70cm以下の小型のツリーが多いですね。
クリスマスツリーのサイズにこだわりがなく、飾り付けや後片付けにあまり手間をかけたくない、という方には完成品型の小型のツリーがおすすめです。
組み立て式クリスマスツリー
組み立て式のクリスマスツリーは、飾る前に組み立てが必要なタイプで、現在購入可能なのツリーの多くがこのタイプです。
サイズ的には、90cm以上の中型ツリーは、ほぼ組み立て式であると思って良いでしょう。
収納時は、スタンド(クリスマスツリーの土台)や、ツリーそのものを上・下の二分割、または上・中・下の三分割にして収納します。
このため、収納する箱(あるいはバッグ)の最も長い辺は、ツリーの高さの半分程度あるいは 1/3 程度になり、サイズかなり小さくなり、収納しやすくなります。
上の画像はDEPOSのクリスマスツリーの収納時のツリーのパーツ構成です。ツリー本体が、二分割されているのが分かりますね。
上の画像はアルザスツリーの例。こちらは三分割で収納します。
私の家のツリーは高さが210cm、ツリー本体は二分割で収納するタイプで、収納する箱の長さは 130cmくらいでした。
二分割であっても、ツリーの高さのちょうど半分にはならない(だいたい7割くらい)ことが多いので注意しましょう。
購入時の箱のサイズ(梱包サイズ)が、ほぼ収納時のサイズです。組み立て式のクリスマスツリーを購入するときは、商品が配送されるときの梱包サイズを確認することをおすすめします。
ポップアップ式クリスマスツリー
「ポップアップ式」は組み立て式の一種です。
ポップアップ式は折りたたみ式やアコーディオン式などと呼ばれることもあります。いずれも同じタイプのツリーと思って良いです。
ポップアップ式一番の特徴は、クリスマスツリー自体が特殊な構造をしており、とにかく収納サイズがコンパクトで、組み立てがとても簡単であることです。
上の画像は、DEPOSのアコーディオンツリーの組み立てを解説したものですが、イメージできるでしょうか?
上の画像を見ると、ポップアップ式クリスマスツリーの外観の特徴がよく分かりますね。生クリームの絞り袋を逆さにしたような形状と言えるかもしれません。
収納時は、被せるツリー部分は縮めた(折りたたんだ)ちょうちんのような形状になっています。このため、とても小さく収納ができるのです。
スリムタイプのクリスマスツリー
スリムタイプのクリスマスツリーとは、一般には通常のツリーよりも「細い」ツリーのことを指します。
下は、ネットで購入可能なクリスマスツリーの中からランダムに選んで、スリム表記の有無、形式、ツリーの直径を表にしたものです。
ツリー | スリム表記 | 形式 | 直径 |
---|---|---|---|
A | ✕ | 組み立て式 | 79cm |
B | ✕ | 組み立て式 | 75cm |
C | ✕ | 組み立て式 | 85cm |
D | ✕ | ポップアップ | 66cm |
E | ✕ | ポップアップ | 70cm |
F | ◯ | 組み立て式 | 60cm |
G | ◯ | 組み立て式 | 80cm |
H | ◯ | 組み立て式 | 70cm |
I | ◯ | ポップアップ | 40cm |
ご覧の通り、「スリム」と書かれていても、組み立て式の場合は決して細いとは言えないツリーもあります(直径が赤字のツリー)。
これらの、収納時のサイズの目安になる梱包サイズは、
- ツリーF は、100cm x 32cm x 28cm
- ツリーG は、88cm x 28cm x 26cm
でした。(ツリーH は梱包サイズの記載がありませんでした)
このサイズは、本記事で紹介した、組み立て式の(スリムタイプではない)クリスマスツリーと大きな違いがありません。
一方、スリムタイプでポップアップ式の ツリーI は直径が40cm。そして梱包サイズは、34.5cm x 34.5cm x 10cm となります。
梱包サイズの最も長い辺が、ツリーの直径よりも小さくなるなんて、ちょっと驚きです。
上の表から分かることは、
ということです。
ポップアップ式クリスマスツリーの梱包サイズは、ツリーの直径でほぼ決まってしまいます。
箱の形状は、分厚い(10cmくらいの)ピザボックスを想像してもらえば良いでしょう。
Lサイズの箱よりMサイズの箱の方が小さいように、ツリーの直径が小さいほど収納箱のサイズは小さくなる、というわけですね。
まとめ
本記事では、収納しやすいクリスマスツリーについて、収納時のサイズから解説を行いました。結論として、
- 組み立て式であれば、なるべく多くのパーツに分解できるツリーの方が小さい収納サイズになる。
- 組み立て式の中でも、ポップアップ式の方がさらにコンパクトな収納サイズに収まる。
- ポップアップ式ならば、ツリーの直径が小さい方が収納サイズはコンパクトになる。
ということが言えると思います。
本記事が、少しでもクリスマスツリーの購入を考えている方の参考になればと思います。
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