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【リオ五輪】水泳金メダリストロクテが強盗被害の嘘をついた理由

約4分

リオ五輪、競泳リレー種目で金メダルを獲得したアメリカのライアン・ロクテ選手(32)ら4人は、14日早朝、リオ市内でタクシーに乗車中に強盗に会い財布を奪われるという事件が起きました。

15日、五輪組織委員会は、この事件に関して被害に会った選手に対して謝罪までしていました。

しかし、その後の現地警察の捜査でこの事件に不審な点があるということで、被害に会ったという選手らに出国禁止の措置が取られるという事態に発展していました。

そして、今日、この事件はまったくの嘘であることが判明したのです!

ロクテ選手らはなぜ嘘を言ったのでしょうか?

嘘は器物損壊を隠すため

報道によると、強盗に会い財布を奪われたという話はまったくの嘘であることが判明したというのです。

なんと真相は次のようなことでした。(ニューズウィーク誌より)

ロクテ選手らはガソリンスタンドに立ち寄り、ガソリンスタンドのトイレのドアを破壊し、小便を撒き散らしたというのです。ロクテ選手らはこの事実を隠すために、警察に対して嘘の証言をしたのでした。

当初、ロクテ選手らは、

  • 警察官のバッジを付けた男がタクシーを止め、
  • 頭に銃を突きつけて全員をタクシーから降ろし、
  • 地面に寝かされて、現金や財布を奪われれた

と、証言していましたが、これは真っ赤な嘘であったのです。

ガソリンスタンドで撮られていたビデオにはそ一部始終が映っており動かぬ証拠となりました。

ロクテ選手の事件の経緯

ロクテ選手の“事件発生”から、事件が嘘であることがバレるまでのを簡単に追ってみましょう。

ライアン・ロクテ選手
(c)AFP/CHRISTOPHE SIMON
14日、偽警官に金品を奪われる
先に述べたように、14日の朝、ロクテ選手らがタクシーに乗車していると、警官のバッジを付けた男がタクシーを止め、ロクテ選手らをタクシーから降ろし、金品を奪って逃走したという報道がありました。
15日、五輪組織委員会、ロクテ選手らに謝罪
大会組織委員会の広報担当者マリオ・アンドラーダ(Mario Andrada)氏は、「選手らが暴力事件の被害を受ける寸前だったことは明らかに遺憾だ。われわれは治安当局に対し、市内のあらゆる場所であらゆる人々の身の安全を守るよう要請した。巻き込まれた方々には謝罪する」と述べました。
また、地元警察が事件に関連した事情聴取のために、選手らを乗せたタクシー運転手の行方を追っていることも明らかにされました。
17日、ブラジルの裁判所、強盗被害を訴えたアメリカ代表選手を出国禁止に

ブラジルの当局が、強盗被害にあった選手らに事情を聴いたところ、銃を持っていたという人物の人数や、奪われた現金の金額などについて、証言が食い違っていることが判明しました。
また、強盗にあったあと選手村に到着したロクテ選手らが談笑している様子が防犯カメラの映像に残っており、強盗に会ったにしては不自然な点が複数あるとことも分かりました。
警察はさらに事情を聴くためにロクテ選手ら2人の出国を禁止する措置をとりました。(このときすでにロクテ選手はアメリカに帰国していました)

20日、ロクテ選手らの強盗事件は「虚偽」と結論
ブラジルの警察当局は調査の結果、ロクテ選手らの証言は根拠のない嘘であると発表しました。
また、ロクテ選手は「インスタグラム」で嘘の通報したことを認め、大会主催者やファンに謝罪をしました。

謝罪はしたものの…

警察の捜査が進み虚偽であると結論が出される前に、どうしてロクテ選手らは嘘であることを言えなかったのでしょう。

すでに帰国していたロクテ選手以外の2人は、ブラジルで事情聴取を受けた後警察施設近くに集まった市民から、「うそつき」「恥知らず」などの罵声を浴びたということです。

金メダルを獲得するほどの実力を持ったアスリートならば、競技場以外の場所においても「金メダル」にふさわしい精神を持った人物として振る舞って欲しい、と思うことは無理なことなのでしょうか。

最終的に嘘を告白したことで事件の解決をみましたが、なんとも後味の悪い出来事でした。

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