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【リオパラ五輪】成田真由美7年ぶり競泳復帰と自己記録更新の理由

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「水の女王」や「レジェンド」などと呼ばれる成田真由美さんが去年7年ぶりに競泳に復帰し、今年3月にはリオパラリンピックへの出場権を獲得しました。

さらに7月17日に行われたジャパンパラ水泳大会では女子50メートル自由形で、自己記録を更新も果たしています。

なぜ成田さんは7年ぶりに競泳に復帰したのでしょうか?

なぜ45歳という年齢にも関わらず、記録更新ができたのでしょうか?

目次

7年ぶり復帰の理由

成田真由美さん

クラス変更とメダル獲得の失敗

成田さんは、アトランタ、シドニー、アテネ、北京と4つのオリンピック大会に連続して出場し、合計20個のメダルを獲得しているほどの実力者です。

獲得したメダルの内訳は、金メダルが15個!、銀メダルが3個、銅メダルが2個で、圧倒的に金面ダルの獲得総数が多かったのです。

それほどの実力を持った成田さんでしたが、最後に出場したオリンピック北京大会では、クラス分けの変更があり、それまでよりも障害が軽いクラスに入れられた(※)ため、競技では苦戦を強いられ、結局メダル獲得に至りませんでした。

※ 成田さんのライバルは実力のある上位の選手が多くなり、より体の自由が効き、速く泳げる選手が増えることになります。

そして成田さんはこれ以降競泳の表舞台から遠ざかっていました。

復帰の理由

一時期現役選手としての活動から遠ざかっていましたが、気持ちの上での転機が訪れます。

もっと若手選手を発掘したい、水泳の魅力をもっと伝えたい。

そのために成田さんは、自分自身が現役に復活し、再び競技に参加することを選んだと言います。もっと水泳の魅力を伝えていきたいと思ったそうです。

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自己記録更新の理由

競泳に限らず、第一線から遠のいてしまうと、たとえ復帰を果たしたとしても、以前のような記録を出せず、結局引退の道を選ぶということも珍しくありません。

しかし、成田さんはリオパラリンピックへの出場権を得た後の大会で、それまでの日本記録であった成田さん自信の記録を上回る記録を出すほどの活躍を見せます。

45歳と言う年齢を考えても、長いブランクの後の復帰は、自己記録更新と言う荒業はそう簡単にできることではありません。

いいたいどうやって自己の記録更新したのでしょうか?

食事の改善を行い肉体改造

歳を取れば体力は衰えていき、本人の意気込みや気持ちとは裏腹に記録は伸びず、結局そのままフェードアウトしていくというパターンがよくあります。

しかし成田さんの場合は違っていました。

ふつう歳をとったアスリートたちは、衰えた体力を補うためにテクニック(技術)面や強いメンタルに頼らざるを得なくなります。

ところが成田さんはこれに当てはまりません。実際に成田さんへインタビューしてみると、

技術面で(コーチから)直されることはなくなりました。ライバルがどんな練習をしているか分かりませんが、負けないトレーニングを積んでいると思っています

との回答が。

つまり技術的には成田さんの思い描くような泳ぎができているということになります。

実は、変わったのは肉体の方なのです。

成田さんがもっとも力を入れて取り組んだのが、食生活の改善です。改善のポイントは、「まごにはやさしい」の頭文字の食物を摂ることだそうです。

  • ま … 豆
  • ご … ごま
  • に … 肉
  • は … わかめ
  • や … やさい
  • さ … さかな
  • し … しいたけ
  • い … いも

成田さんの食事をチェックしている味の素の篠田さんによると、“体は2カ月あればまったく変わります。(成田の)3月の写真と現在を見比べてみればかなり絞れています”ということです。

また、疲労回復のためにサプリメントを摂取したり、食事を改善したりし、新たなコーチのもと1日に3~5キロも泳ぎこむという成田さんにとって過去最高の練習量をこなしているのだそうです。

さらに、今までは行っていなかったというトレーナーのケアを週に3回受けて、激しいとレーニングをしても疲労をため込まないようにしているといいます。

成田真由美さん

リオパラリンピックでのメダル獲得は?

成田さんは、今回のリオパラリンピックで21個目のメダル獲得を目指しています。

そのために、食事を変えたり練習量を増やしたり、これまでになり取り組みを実践しています。

では、実際にメダル獲得はなるのでしょうか?

成田さん自身がリオパラ五輪に向けて確実に進化していることは確かです。しかし、世界のレベルが上がっていることも確かです。

成田さんが更新したジャパンパラでの記録は39秒70です。しかし、同じ種目の世界記録は35秒88です。

メダル獲得には38秒台が必要と言われており、さらに成田さんはレベルアップする必要があります。

成田さん自身もそれを認識しており、“泳ぐ度に記録が伸びているので、自分でもどこまでいけるかは分からない”との言葉にあるように、まだまだ記録を伸ばせるという自信はあるようです。

45歳にしてこの自信。

リオパラリンピックでは、メダル獲得が大いに期待できますね!

メダルを獲得して、どうようの境遇にあるい若い人たちに水泳の楽しさ、素晴らしさをぜひとも伝えていただきたいと思います!

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