かまぼこジャーナリストとして知られる土井雄弘(どい かつひろ)さんは、これまでの40年間、毎日「ねりもの」を食べてきたという「ねりもの」通です。
就職したのが水産関係の新聞社だったことから「ねりもの」の道へ入り、今では土井さんひとりで業界新聞3紙の編集制作に携わっているほか、業界の発展のため日本だけでなく海外にまで活動範囲を広げています。
本記事では、土井雄弘さんのプロフィールや経歴、土井さんが編集に携わっている業界紙やおすすめのねりもの(かまぼこ)についてご紹介しましょう。
かまぼこジャーナリスト 土井雄弘
土井雄弘のプロフィールと経歴
名前: 土井雄弘(どいかつひろ)
生年月日: ?
出身地: 広島県呉市吉浦
高校: 崇徳高校卒業
大学: 青山学院大学仏文科卒業
生年月日は明らかにされていようですが、崇徳高校を1971年に卒業されていますので、現在(2017年)は64歳前後ではないかと思われます。
大学在学中には、スイスとフランスで1年間生活していた経験もあります。フランスではマスタードの生産地と知られるディジョン(Dijon)に住んでいたようです。
大学卒業後は、藤沢周平(時代小説家)が編集長を務めていた日本食品経済社など数社の業界紙で働き、1995年に全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会の機関紙・水産煉製品新聞の4代目の編集長に就任しました。
現在は、日本各地の企業やかまぼこ職人、そして海外20か国以上のかまぼこ事情を取材するなど、業界発展のため尽力されています。
全国かまぼこ連合会と業界新聞
全国かまぼこ連合会(略して全かま、あるいは全かま連)は、かまぼこやちくわなどの水産ねり製品の製造業者による業界唯一の全国組織で1940年に設立されました。
ちょっとややこしいですが、「全国かまぼこ連合会」というのは、水産業協同組合法に基づく「全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会」と、任意団体の「全国水産煉製品協会」とを併せた名称なんです。
全かまの組合数は52組合、傘下の企業数は800社にもおよびます。かまぼこやちくわがこんなに多くの企業で作られているなんて、私は初めて知りました。
土井雄弘さんは機関紙「水産煉製品新聞」を毎月一回発行し、全国の会員や関係者に送っています。
土井さんが編集に携わっているあと二つの業界紙は「交流」と「東蒲新聞」です。
「交流」は全かま連の青年組織である全国蒲鉾青年協議会(全かま青)の機関紙で年に4回の発行、「東蒲新聞」は東京都蒲鉾水産加工業協同組合の機関紙で隔月(奇数月)の発行となっています。
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おすすめのかまぼこ
土井雄弘さんが過去に出演したTV番組や、土井さんの事務種が運営しているサイト(速報かまぼこニュース)で紹介されたかまぼこの中からいくつかご紹介しましょう。
素材揚げ「えだまめ」(カネテツデリカフーズ)
塩味が効いた枝豆がほぼそのまま入っている練り製品です。一口サイズの食べやすい大きさで、ビールのおつまみにはピッタリだと思いますよ。参考価格 250円。
〆蒲(ふくとく)
熊本のふくとく大成株式会社の「〆蒲(しめかま)」は、見ての通り上半分がしめ鯖、下半分がかまぼこという商品です。
イメージとしては、さば寿司のご飯の部分がかまぼこになっている、と思えばよいでしょうか。大変好評のようで、ネットでもその美味しさは評判になっています。
ふくとくから通販で購入することもでき、値段は 1本864円(税込、送料別)です。
鯖のほかに、このしろを使った「〆蒲」もありますので、お好みに応じて選んでくださいね。
うな次郎(一正蒲鉾)
見た目がほとんどうなぎの蒲焼のように見えますが、コレ、かまぼこなんです。
食べた人の話によると、かまぼこだと知らないで食べたら、本物のうなぎの蒲焼だと思えるくらいそっくりの味だと言います。
328円(税抜)なので、手軽にうなぎの蒲焼(の味)を味わいたいときには良いかもしれませんね。
ほぼカキフライ(カネテツデリカフーズ)
この商品、9月1日からの発売で現時点(8月15日)にはまだ購入できないのですが、土井さんの速報かまぼこニュースに掲載されていたのでご紹介したいと思います。
カネテツデリカフーズは「ほぼ」シリーズとして、これまでに「ほぼカニ」「ほぼほたて」「ほぼカニ爪」など、まるで本物のような食感、味のかまぼこを発売してきました。
今回その第4弾として発売されるのが「ほぼカキフライ」です。
魚のすり身を原材料にカキのエキスも入ってる「ほぼカキフライ」は、カキ特有の磯の香りやほのかな苦みまで再現されているといいます。
トースターで温めて食べるとさらに美味しくなるそうで、カキフライ好きにはたまらないかまぼこになること間違いないでしょう。参考価格 275円。
まとめ
本記事では、かまぼこジャーナリスト・土井雄弘さんについてご紹介しました。
ふだん何気なく食べているかまぼこやちくわですが、さまざまなバリエーションがあることに驚かされます。
別の見方をすると、従来のどちらかと言えば地味なかまぼこだけでなく、いろんなかまぼこを作らないと買ってもらえない時代になってきている、ということなのかもしれません。
私はどんなかまぼこがあるのか、スーパーに行ってちょっと調べてみたくなりました。そして、旨そうなのがあれば、ビールのおつまみに…(笑)
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