上高地公園線が開通しました(4/17)!

【2023年版】上高地混雑予想カレンダー

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2024年(令和6年)の上高地の混雑予想カレンダーはこちらです。

上高地が混雑している日がひと目で分かる「上高地の混雑予想カレンダー」の2023年(令和5年)版を作成しました。

今年は、外国からのからの観光客を含め、去年よりさらに観光客が増えると予想されます。人の少ない上高地をゆっくり楽しみたいとお考えの方は、旅行計画を立てるとき際の参考にしてください。

混雑の度合いは、あくまでも管理人の個人的な印象などから決めたものです。上高地への入山人数の統計値から求めたものではないことをご了承ください。

目次

上高地 2023年の混雑予想カレンダー

当サイトの管理人のこれまでの経験と交通機関の混雑予想などから、今年の上高地の混雑具合を予想してカレンダーにしてみました。

注意:上高地の開山式は4/27ですが、4/17に上高地公園線の開通式が行われ沢渡・あかんだなの駐車場からシャトルバスやタクシーで上高地に入ることができるようになります。

今年の傾向

河童橋を映したライブカメラから分かった今年2023年のこれまで(9月)の月ごとの混雑状況の傾向と、10月の予想について書いてみたいと思います。

10月の混雑

10月に入りました。平日でも11時〜15時頃を中心に混雑しますが、いくぶん人の数は減った印象です。

また、朝夕の人影はまばらとなり、静かな散策が楽しめそうです。(10/2)

2023年10月2日、お昼ころの河童橋
2023年10月2日12時頃
出典:上高地河童橋ライブカメラ

9月に入っても、例年より気温の高い日が続いており、紅葉&黄葉の遅れが心配されています。

ここまでの上高地の混雑状況見ますと、2023年の紅葉&黄葉の時期は、これまでに無いくらいの混雑となりそうです。(9/17)

9月の混雑

9月最後の日曜日も、先週までと変わらないくらいの混雑でした。ただし、混雑は11時〜15時頃が中心で、それ以外の時間帯は少しずつ空いてきている様子です。

平日は、先週までと比べれば観光客の数は減ってきています。


9月の3連休は、予想以上の混雑となりました。

下は、左が8月上旬(お盆の少し前)、右は9月17日の河童橋の画像ですが、どちらも時間はお昼頃です。

9月17日はお盆からひと月以上経った3連休の最終日なのですが、ご覧のような混み具合でした。

9月に入ってからも、平日であっても11時〜15時くらいは夏休み中と変わらない人の多さが続いていますので、紅葉&黄葉が始まるまでずっとこのような状況かもしれません。


9月10日の日曜日は、16:30だというのにお盆の昼頃と変わらないほどの混雑。しかし、17:00くらいから減りだし、17:30 にはガラガラの河童橋となりました。

このまま、紅葉シーズンに突入していきそうな感じです。(9/19)


9月最初の日曜日(9/3)。

この一週間を振り返ってみると、お昼前後の河童橋は相変わらず人が多く、8月中と変わらない混雑具合です。

しかし、朝は7時くらいまで、夕方は16時くらい以降の観光客の数は、かなり減った印象があります。運が良ければ、河童橋を独り占めできるタイミングもあるかもしれません。

上旬くらいまでは、8月中と変わらない混雑具合が予想されます。

ただ、先ごろ中国からの団体旅行が解禁されましたので、このことがこれから先の混雑に、どの程度影響を与えるか見守る必要がありそうです。

週末や祝日の前後を中心に、お盆のような混雑具合になる可能性もあることに注意してください。

上高地でも少しずつ紅葉の気配が感じられるようになってきました。上高地の紅葉を見に行こうと考えている方には次の記事が参考になるかもしれません。

8月の混雑

いよいよ8月最後の日曜となりました(8/27)。この一週間、平日はお盆の頃に比べて5〜6割といった混雑状況でしたが、週末、特にお昼を中心とした数時間は下の画像並みの混雑となりました。緑の色も、黄色みがかってきており黄葉の準備が進んでいるようすです。

2023年8月27日の河童橋周辺
(出典:[4K] 上高地河童橋ライブカメラ

お盆の週が明けた8/21(月)は1〜2割ほど人が減り、少しずつ混雑具合も落ち着いて来ると思われましたが、本日(8/22)は下の画像と同じくらい河童橋周辺は混雑しています。もしかしたら、8月下旬までこのような状況が続くかもしれません。

ちょうどこれを書いているのが8月14日。お盆の中日ですが、河童橋はこのような状況でした。

2023年8月14日の河童橋周辺
(出典:[4K] 上高地河童橋ライブカメラ

コロナ前に戻ったかのような賑わいですね。おそらく、今週末頃(〜8月20日)までは、天気さえ良ければお昼前後の河童橋はこの画像のような混雑状況となると思われます(台風7号の影響が心配されますが)。

7月の混雑

コロナ以前の上高地が戻ってきたかのような賑わいとなっています。

特に、7月21日以降は学校が夏休みに入ったこともあり、家族連れが目立つようになってきました。

お昼前後の数時間は、河童橋の上は人を避けながら歩く必要があるほど混み合います。

6月の混雑

雨の降っている日でも、多くの観光客が河童橋を歩いていることがありました(日程の変更ができなかったツアー客の方たちでしょうか)。

晴れている日は、常時20〜30人の人が河童橋周辺にいます。

4月、5月の混雑

開山祭(4月27日)前から観光客が見られました。

ゴールデンウィーク(GW)中の河童橋は観光客だらけ(40〜50人)、でした。GWが終わった後、平日でも20〜30人の観光客がいることは珍しくありませんでした。

混雑しているのはGW、夏休み、紅葉の時期

シーズン中、上高地がもっとも混むのはハイシーズンと呼ばれるゴーデンウィークGW)、夏休み紅葉の時期です。

上高地は、この時期に天気が良いとビックリするくらいの数の観光客で溢れ、上高地内がまるで渋谷の交差点のような状況になります。とくに河童橋周辺は人が多く、あまりの人の多さに気疲れしてしまったのか、ベンチで休んでいる高齢の観光客の方を見かけることもあります。

夏は、夏休みの始まる7月下旬から9月の上旬までのあいだ、ずっと上高地は人でいっぱいです。とくにお盆(8/15を含む週)の頃は非常に混んでいる印象です。

秋は、10月下旬〜11月上旬の紅葉の時期が混雑します。穂高が冠雪していると、青空と雪と紅葉(黄葉)の対比が非常に美しく、夏の賑わいが戻ったかのようになります。

空いているのは梅雨や紅葉後の時期

上高地に観光客があまり居ないのは、やはり梅雨の時期でしょうか。雨がちの日が多くて気軽な散策ができず、また雲が垂れ込めているため穂高の眺望が望めないことも多いためか、観光客はまばらです。

紅葉が終わった11月上旬から閉山式までの期間も、上高地は人が少なくひっそりといった感じです。

平日でも空いているとは限らない

掲載しましたカレンダーをご覧になると分かる通り、GW、夏休み、紅葉の期間は平日でも混んでいると思ってよいでしょう。

また、平日に上高地で開かれるイベントがある場合も、混雑することが予想されます。例えば、開山式は4/27と日にちが決まっているため、平日となることもあるわけですが(今年もそうです)、悪天候にでもならない限り多くの人が上高地を訪れます(それでもお盆の週に比べればずっと少ないと言えますが)。

最近は、休日の前後に休みを取って2連休や3連休とし、ゆっくりと上高地で過ごすという観光客も多くなりましたので、意外に金曜日や月曜日も人が多いと感じるかもしれません。

混雑している時間帯と空いている時間帯

一日の中でも、上高地、特に河童橋周辺が混んでいる時間帯があります。

それはバスの到着後お昼どきです。

バスが到着すると人が増えるので、だんだんと混雑していくのは当たり前だと言われそうですが、実ははっきりと人が増えた、と感じる時間帯があります。

それは、直通バスが上高地に到着したときです。直通バスは、どの運行会社のバスも、朝は5:30前後、昼は12:00頃あるいは13:30頃に上高地に到着します。これはバスの出発地が異なっても同じです。

このため、直通バスを利用して上高地に出かける人が増える土日・祝日、GW、夏休みは、直通バスがまとまって上高地に到着することとなります。

大正池で降車した人たちは約1時間後に、上高地バスターミナルで降車した人たちは約20分後に河童橋あたりに到着しますので、朝は6:00〜7:00頃、昼は12:30〜14:30頃に河童橋周辺が混雑するのです。

お昼どきは、直通バスで到着した人たち以外にも、食堂やレストランで昼食をとろうと、上高地内に宿泊している人たちも河童橋周辺に集まってきますので、さらに混雑します。

一方、6:00以前と、17:00以降は比較的空いていると言えます。

この時間帯は、上高地に宿泊している人たちが散策しているのみで、日帰りの観光客がまだ(もう)居ない(居ても少数)ためです。

ご紹介した時間帯はあくまでも目安です。GW期間中や夏休みの間など、一日中人が多すぎて人の増減がはっきり分からないこともあります。

混雑度をリアルタイムに確認するには

「今、上高地がどのくらい混んでいるのか」を知るにはライブカメラの利用をおすすめします。

ライブカラメを観ると映っているその場所の、今の様子を知ることができます(映像配信の場合)。たとえば、河童橋を映しているライブカメラでは、河童橋周辺にいる観光客のおおよその数のほかに

  • 上高地の天気(晴れているのか曇っているのか、雲は多いか、風は強そうか、など)
  • 梓川の様子(水の色や、水の量)

なども知ることができます(空や梓川が映っている場合)。

あくまでも映っているのはその場所のみなので、上高地全体としてどのくらい混んでいるのかの判断は難しいですが、ある程度の目安にはなります。

上高地に設置されているライブカメラについては、次の記事にまとめてありますので参考にしてください。

さらに観光客が増えそうな2023年

コロナ騒動が世界的に落ち着いてきていたため、2022年は上高地の観光客の数は増えそうだと、去年予想しておりましたが実際にそうなりました。今年2023年は、上高地の観光客はさらに増えて、コロナ以前と同様の賑わいが見られるかもしれません。

全国で展開されている全国旅行支援は、2023年の3月末で終了予定ですが、予算の余っている都道府県では4月以降も継続されることが、1月25日に開催された党観光立国調査会の会合で観光庁から報告されています。長野県については、現時点でどうなるか不明ですが、予算が余っている場合、信州割SPECIAL(全国旅行支援)利用の観光客が上高地を訪れるものと思います。

また、添乗員付きのパッケージツアーのみだった外国人の観光も、昨年10月に個人旅行が解禁となりましたので、外国人観光客の方の数も増えそうです。

観光地「上高地」にとって観光客が戻ってくることはとても良いことです。でも、静かな上高地を楽しみたいという方は、出かける時期をを選ぶ必要がありそうです。

4/17に上高地公園線が開通した後、ライブカメラで河童橋周辺をずっとチェックしています。驚いたことに、まだ開山祭(4/27)前だというのに、いつチェックしても10〜30人ほどの観光客が見られます。外国人の観光客もかなりの割合で見られます。やはり、今年はここ数年にないほど上高地は混雑しそうです。(4/24記)

まとめ

去年(2022年)の混雑カレンダーも多くの人に参考にしていただいたようで、“あったら便利かもしれない”と思って作った私自身としては嬉しい限りです。

今年の混雑予想がどのくらい正確なのかは分かりません。さまざまな季節に上高地へ旅行した私自身の経験をもとに作成しておりますが、「大ハズレ」となってしまっているかもしれません。もし、『カレンダーを見て空いている日に出かけたのに、人だらけだったじゃないか』となりましても、何とぞご容赦願います。

上高地好きな方たちの、お出かけの際の参考になればと思います。

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