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東京から上高地への行き方(バス編)

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本記事では、東京から上高地へ行く方法として、もっともよく利用されていると思われるバスを使った行き方についてご紹介しています。

バス選びの参考となるよう

  • 利用できるバスのご紹介(予約方法や料金)
  • バス選びのポイント

について、分かりやすくまとめてあります。

マイカー鉄道(新幹線・在来線)による上高地への行き方については、次の記事でご紹介していますので参考にしてみてください。

本記事に掲載されているバスのタイプ、上高地までの所要時間や料金は、すべて2022年7月24日現在のものです。

目次

利用できるバスの種類

東京(都内)から上高地へ行くのに利用できるバスは、大きく次の2つに分けることができます。

  • 直通バス
  • 高速バス

どちらも高速道路を使用しますので、直通バスも「高速」バスの仲間と言えます。しかし、直通バスは高速道路上のバス停には停まらず、目的地まで一気に行くことができる点で高速バスと異なります。

それぞれのメリット、デメリット簡単にまとめると次のようになります。

バスの種類メリットデメリット
直通バス快適に過ごせる
上高地まで直接行ける
料金が高め
出発日によって料金が変わる
高速バス料金が安い快適性はやや劣る
到着場所は松本BT

どちらも中央自動車道を使用して上高地(上高地バスターミナルまたは松本バスターミナル)を目指しますが、両者の所要時間にそれほど大きな差はありません(ただし、夜行の直通バスは多めに時間がかかります)。

それぞれのバスの特色について詳しくご紹介します。

直通バス

直通バスは、その名前の通り上高地(上高地バスターミナル)まで直接行けることが最大のメリットです。

途中の休息(トイレ休憩など)を除くと、基本的には上高地までノンストップで運行されます。マイカーや鉄道を含め、上高地への行き方の中で、直通バスがいちばん楽ちんであると言えるでしょう。

直通バスであっても新島々、中の湯などで下車するお客さんがいる場合は、途中で停車します。

直通バスであっても、上高地観光バス規制日は沢渡でシャトルバスに乗り換えが必要となります。令和4年(2022年)は、8/12(金)、8/13(土)、9/16(土)、9/17(日)が上高地観光バス規制日となっています。

それでは、よく利用されている直通バスについて個別にご紹介します。

さわやか信州号

さわやか信州号
(引用元:さわやか信州号公式サイト

上高地への直通バスと言えばさわやか信州号と言えるほど知名度の高いバスです。ダイナミックストライプと呼ばれるアルピコ交通のバスデザインは、さわやか信州号にも使用されており、一度見たら忘れられません。

出発場所新宿(バスタ新宿)
東京
渋谷
到着場所上高地
  大正池
  帝国ホテル前
  上高地バスターミナル
所要時間
(〜上高地BT)
約4時間50分(昼行)
約6時間50分(夜行)
バスのタイプ4列シート(スタンダード)
3列シート(グリーンカー)
女性専用席あり
料金(カレンダー型賃)
料金(変動型運賃)
8,200円〜12,200円
6,600円〜12,200円
出発場所

出発場所の東京および渋谷は、時期や状況によって運行されていないこともあります。

到着場所

到着場所(停留所)は、上記以外にも同一料金でさわんどバスターミナル中の湯が利用できます。

所要時間

夜行の所要時間が昼行よりも長いのは、途中で運転手さんが長目の休息を取るため(?)です。夜行の場合は、甲府あたりで高速を降り、一般道で上高地を目指すことも要因のひとつかもしれません。

料金

料金にはカレンダー運賃変動型運賃の二種類があります。これはチケット代金をどのように支払うかによって決まります。WEB決済コンビニ決済の場合は変動型運賃に、それ以外の方法(窓口決済車内決済)ではカレンダー運賃となります。

予約方法

さわやか信州号のチケット予約は、ハイウェイバス ドッドコム で行います。

まず、下記のアルピコ交通のサイトで、どのさわやか信州号に乗車するか決め、ページ内のリンクからハイウェイバス ドットコムの予約ページへ移動して予約を行います。

予約時に、ハイウェイバス ドッドコムへの会員登録を促されますが、会員登録せずに予約することも可能です。

支払い方法

ハイウェイバス ドットコムでの支払い方法(チケットの決済方法)には次のものが利用できます。

詳しく知りたい方は、次のページで解説されていますのでご参照ください。

毎日あるぺん号

(引用元:まいたび

毎日新聞旅行社が主催している毎日あるぺん号は登山者向けの登山バスです。登山者を登山口まで運んでくれる直通バスとして多くの人に利用されています。

登山バスですが、登山目的でなく上高地内の散策のために毎日あるぺん号を利用することができます。

なお、「毎日あるぺん号」という名前から毎日運行していると勘違いされている方もいるようですが、毎日は運行していません。

出発場所千葉駅東口
竹橋駅
新宿西口(都庁下バス駐車場)
到着場所上高地BT
所要時間約8時間20分(千葉駅東口発)
約6時間20分(新宿西口発)
バスのタイプスタンダード(4列シート)
プレミアム(3列シート、洗面所付き)
女性専用席なし(※)
料金8,200円〜1,0200円(4列シート)
11,000円〜13,000円(3列シート)
出発場所

千葉駅東口、竹橋駅から乗車できるバスの運行日は限られています。これらのバス停から乗車したい場合は、運行日を確認して予約してください。

到着場所

上高地観光バス規制日は平湯で路線バスへの乗り換えがあります(沢渡ではありません)。

所要時間

上高地観光バス規制日は平湯でバスの乗換えを行うため、表の時間より約30分ほど余分に時間がかかります。

バスのタイプ

スタンダード4列シートの場合、Wシートオプションを選ぶことができます。これは2座席を1人で使用できるオプションで、電話予約のみで申し込むことができます。料金は、往路で5,000円、復路で2,000円となっています。

女性専用席

さわやか信州号のような女性専用の座席は用意されていませんが、夜行バスの場合は女性どうしが隣り合うように座席を確保してくれます。夜行バスでない場合も、予約時に希望すれば、同性どうしがとなり合うよう計らってもらえます。

予約方法

毎日あるぺん号の予約は、オンライン予約電話予約FAXによる予約のいずれかで行うことができます。

オンライン予約

パソコンやスマホから以下のサイトにアクセスし、希望のコース、日時を選んで予約を行います。

Wシートオプションは,別途電話による申し込みが必要です。まず、通常の予約をとってからコールセンターに電話をして申し込んでください。

なお、初めて利用する場合は会員登録が必要です。

電話予約

Wシートオプションの申し込みも下記で電話番号で受け付けています。

東京 03-6265-6966
大阪 06-6453-1245
平日:       10:00〜16:00
土日祝日休業
FAXによる予約

FAXによる申し込みは次のFAX番号で受け付けています。予約の可否等、回答が電話でありますので、連絡のつく電話番号の記載が必要です。

東京 03-6265-6921

支払い方法

予約方法によって支払い方法が違いがありますので気をつけてください。

予約方法支払い方法
オンライン予約クレジットカードのみ
電話予約銀行振込・クレジットカード・郵便振替

公式サイトには明記されていませんが、FAXによる予約の支払い方法は電話予約と同じと思われます。

高速バス

直通バスも利用するバスタ新宿(新宿駅南口)から松本バスターミナルに行く高速バスが運行されています。

直通バスとの違いはなんと言っても料金が安いことです。

現在、コロナのため運行本数が減っていますが、それでも1日に50便ほど運行されています。

出発場所バスタ新宿
到着場所松本BT
所要時間約3時間20分
バスのタイプ4列シート
3列シート
女性専用席バスに依ります
料金3,600円〜5,200円
到着場所

到着は松本バスターミナルとなるため、上高地に行くにはバスまたはタクシーを使用することになります。

松本バスターミナル(松本駅)から上高地への行き方および料金については次の記事で紹介しています。

所要時間

新宿から上高地までの所要時間は、松本バスターミナルから上高地までの所要時間、約1時間を表の時間にプラスする必要があります。

料金

表の料金以外に、松本バスターミナルから上高地までの交通機関の料金(バス:約2,200〜2,600円、定額タクシー:18,000円)が別途かかります。

バスのタイプ

ほとんどが4列シートタイプのバスで運行されていますが、中には3列シートタイプのバスもあります。

4列シートでも座席の前後に余裕のあるタイプが多いのでそれほど窮屈感はありませんが、どうしても3列シートに乗りたい方はバスの運行スケジュールでチェックしてみてください。

女性専用席

すべてのバスにあるとは限りませんが、女性専用席を設けているバスもあります。たとえば、アルピコ交通の運行する高速バスには女性専用席が用意されているバスがあります。

予約方法と支払い方法

高速バスのチケットは、下記のハイウェイバスドットコムのページから予約することができます。

必要事項を入力し、バスを検索すると条件に当てはまるバスを表示してくれますので、支払い方法を選んで予約します。

女性の場合は、バスの候補の表示に女性専用席または優先席であること示すアイコンがあることを、必ず確認するようにしましょう。実際の画面での確認は次の画像を参考にしてください。

支払い方法は、本記事のさわやか信州号のところで解説していますので参照してください。「ここ」をタップして移動できます。

バス選びのポイント

バスで東京から上高地に行くときに、どのようにバスを選んだら良いのかについて、目的別にバス選びのポイントについて解説します。

上高地での滞在時間を長くしたい

とくに日帰り旅行の場合、上高地での行動時間をできるだけ長くしたいと考えますよね。そのためには上高地にできるだけ早い時間に到着することがポイントです。

直通バスの夜行便を利用しますと、午前5時半前後に上高地バスターミナルに到着できます。

高速バスには早朝に上高地に到着する便がなく、もっとも早くて午前10時半頃の到着となってしまいます(当日の朝7時頃、東京を出発します)。

ポイントは上高地への到着時間
上高地での滞在時間(行動時間)を長くしたい方には、夜行の直通バスがおすすめです

できるだけ安く上高地へ行きたい

できるだけ安いバス料金で上高地へ行きたいのであれば、高速バス一択と行って良いでしょう。

直通バスは約6,600円〜12,000円ほどの料金ですが、高速バスであれば、松本バスターミナルから上高地バスターミナルまでのバス料金を含めても、もっとも安い場合で6,000円を下回る料金となります。

高速バスは、直通バスにくらべて快適性がやや劣ると感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、最近は4列シートでもゆったり座れる(座席の前後の間隔が広い)バスが増えていますので、快適性をそれほど重視しない方であれば問題ないと思います。

ポイントは高速バス利用
できるだけ安い料金で上高地に行きたい方には、高速バスがおすすめです

快適に上高地へ行きたい

座席の周りに余裕がある、トイレが付いている。そんなバスでゆったりと快適に上高地へ行きたい場合は、バスのタイプがポイントとなります。

快適なバスの旅が希望な方には、直通バス3列シートタイプのバスがおすすめです。3列シートのバスはさわやか信州号ではグリーンカー毎日あるぺん号ではプレミアムシートバスと呼ばれています。また、

毎日あるぺん号プレミアムシートと表記されているとき、ゆったり4列シートを指す場合もありますので注意が必要です。

3列シートタイプのバスの多くにはトイレが付いており、次のバス休憩場所までトイレを我慢しなくて良いのも嬉しいところです。

料金は片道12,000円前後が多く、往復で利用すると約25,000円にもなるので、かなりの額になります。しかし、快適性だけは譲れないという方にはおすすめのバスです。

ポイントはバスのタイプ
快適に上高地に行きたい方はには、3列シートタイプ直通バスがおすすめです

上高地まで安心して行きたい(女性)

女性の場合、バス利用の一人旅は心配なものですよね(とくに夜行バスは)。女性のみのグループ旅行でも、人数が奇数の場合など、一部の人が男性の隣の席になってしまうこともあります。このような場合のバス選びは、女性専用席女性優先席)の有無がポイントとなります。

直通バスでも高速バスでも、今は女性専用席や女性優先席の設定のあるバスが多く、オンラインでの予約の場合は予約時に選択できるようになっています。

電話での予約の場合でも、女性であることを伝えると、女性どうしが隣り合うよう座席を確保してもらえることがほとんどです。

ポイントは女性専用席(女性優先席
女性専用席または女性優先席のあるバスを選びましょう

女性専用(優先)席を使わずに男性と隣り合わせにならない裏技(?)もあります。3列シートタイプのバスを利用する方法とWシートオプションを選ぶ方法です。

3列シートの場合、座席はそれぞれの列が独立していますのですぐ隣に座席はありません。またWシートオプション(毎日あるぺん号)は1人で2座席を使うので、4列シートであっても隣にほかの人が座ることはありません。

この場合、料金がかなり割高になってしまうことに注意が必要です。

3列シートでも、すべての列が 1:1:1 に独立しておらず、1:2 のように2座席が隣り合わせになっているタイプもありますので注意が必要です。

さわやか信州号の場合、夜行便の4列シートバスでは、必ず同性どうしが隣合うように席が取られます。空席であっても、異性の隣に予約を取ることはできません(男女のグループでの予約の場合を除く)。

まとめ

以前にくらべて今は、上高地へバスで行くときに利用できるバスの種類や便数が増えており、とてもバスが利用しやすくなっています。

実際、私が上高地に行くときに利用する交通機関は、約80%はバス利用です(残りの15%はマイカー利用、5%は在来線利用です)。そして、そのほとんどが直通バス(さわやか信州号)です。

その理由はホントに楽ちんだから。

バスに乗車してしまえば、あとは乗っているだけで上高地まで連れて行ってもらえるのは、たいへんありがたいです。

今シーズンに上高地への旅行を計画している人は、ぜひバス利用も検討してみてください。

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