安否が不明だった金正男(キム・ジョンナム)氏の長男、金漢率(キム・ハンソル、21歳)氏が無事であることが確認されました。
2月19日、英国の「The Mail on Sunday」の情報によると、漢率氏は英国での暗殺の危険性を中国当局から警告され、入学予定だったオックスフォード大学への進学をあきらめ、現在は母や妹とともにマカオにいるとのことです。
オックスフォード大学では、ガールフレンドのソニア(Sonia)さんがすでに学んでおり、漢率氏は去年9月から一緒に学ぶ予定でした。
なぜ金漢率氏は命を狙われねばならないのでしょうか?
また、ガールフレンドのソニアさんとは、どんな女性でしょうか?
金漢率氏のYouTube動画についてはこちらをご覧ください。
[clink url=”https://topiclouds.net/society/kim-han-sol-post-a-movie-to-youtube/”]
金漢率氏以外の子供たちや、正男氏の妻についてのまとめはこちらをご覧ください。
[clink url=”https://topiclouds.net/politics/family-compositions-of-kim-jong-nam/”]
金漢率(キム・ハンソル)が命を狙われる理由
漢率氏が、金正恩氏に命を狙われる理由は、単に金正男氏の長男であるから、という理由だけではありません。
漢率氏に中国当局が行った警告の内容は、正男氏と漢率氏に対する暗殺が計画されている、というものでした。
別の記事でもお伝えしたように、漢率氏はパリで政治学を3年のあいだ学んでいました。
さらにオックスフォード大学に進んで(おそらく)政治についてより深く学ぶつもりだったのでしょう。
金正恩氏から見れば、政治について学んでいる漢率氏は将来の北朝鮮の指導者となり得る、邪魔者でしかないわけです。
平和主義者である漢率氏が指導者となることあれば、独裁的な政治を行っている金正恩氏の居場所はありません。
金正恩氏はそうならないよう、できるだけ早く邪魔者を消し去りたいのです。
そのために、まずターゲットにしたのが、金正日氏の長男であるため後継者問題に影響の大きかった正男氏、そして政治学を学んだ将来の指導者候補である漢率氏なんですね。
漢率氏は、18日現在、漢率氏の母であるRi Hye Kyong、妹のSol Hui(18歳)とともに、マカオに住んでいることが確認されており、住んでいるマンション周辺は中国当局によって警備されているということです。
[adSense]
漢率氏の彼女ソニア
去年9月から、漢率氏が一緒にオックスフォード大学で学ぶはずだったガールフレンドのソニア(Sonia)さんて、どんな女性でしょうか?
この写真を見る限り、ソニアさんはかなりの美人ですね。
目が大きく、顔がとても小さいです。東南アジア系の人に見えますが、画質が良くないためはっきりしません。
すでにソニアさんは、オックスフォード大学で学んでいるとのことなので、才媛であることは間違いありません。
ソニアさんも漢率氏の入学を心待ちにしていたと思いますが、残念ながら一緒に英国で学ぶことはできなくなってしまいました。
中国当局による警告は、中国国内とマカオ以外は、北朝鮮の工作員による暗殺の危険を非常に大きく、英国も安全ではない、とのこと。
漢率氏が英国に居れば、彼の命が危ないだけでなく、ソニアさんの命まで危険にさらすことになるので仕方のないことですね。
ソニアさんは、漢率氏のことを “hubby”(ハビー?)と呼んでいるようです。と言うことは婚約者なのでしょうか?
金漢率はいつまで暗殺者から身を隠していれば良いのか
金正男氏の家族は、自由に行きたいところへ行けず、言いたいことも言えない不自由な暮らしをいつまで続ければよのでしょうか?
少なくとも、現在の北朝鮮の政治体制が終わらない限り、金正恩氏の差し向けた暗殺者に狙われ続けるのは確かです。
それ時まで、金漢率氏には、中国当局に守られながら生き延びてもらい、新しい北朝鮮のために重要な役割を果たして欲しいと思います。
コメント