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金正男の長男金漢率が行方不明に!妻やほかの子供たちの安否は?

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金正男(キム・ジョンナム)氏の暗殺事件の影響は、正男氏の家族にまで及び始めているようです。

報道によると、金正男氏の息子(長男)である金漢率(キム・ハンソル、22歳)氏が行方不明になっているとのことです。

詳細は不明ですが、おそらく父正男氏の暗殺と関係があるものと見られています。

金正男氏の暗殺を指示したとされる金正恩氏は、いったい何をしようとしているのでしょうか。

 
金漢率氏が暗殺者に狙われる理由や、漢率氏の彼女については次の記事をご覧ください。

[clink url=”https://topiclouds.net/politics/reason-why-kim-han-sol-is-targeted-life/”]

 
金正男氏の暗殺については、次の記事をよろしかったらご覧ください。

[clink url=”https://topiclouds.net/politics/kim-jong-nam-has-been-assasinated/”]

[clink url=”https://topiclouds.net/politics/woman-who-assassinated-kim-jong-nam/”]

 

目次

金正男の長男、金漢率

金漢率氏

金漢率氏

金漢率のプロフィール

金漢率氏は、正男氏の第2夫人である李恵慶(イ・ヘギョン)さんとの間に生まれた長男です。

1995年6月16日に、北朝鮮の平壌(ピョンヤン)で生まれました。今年で22歳になります。

Wikiによれば、2011年10月に、ボスニア・ヘルツェゴビナのユナイテッド・ワールド・カレッジ (United World College、UWC)モスター校に入学し、2013年5月に卒業しています。

UWCは、異文化理解を目的として設立されたNPOの教育機関で、同校の趣旨に賛同する企業や個人からの寄付によって運営されています。

2012年10月の、メディアに対する初めての取材では、北朝鮮の福祉の向上に寄与したいという思いと、人権改善のために努力し、世界の平和を構築したいという抱負を語っていました。

また、同じ取材で「これまで生きていて(金正日総書記と金正恩委員長に)一度も会ったことはない」、「叔父がどうやって独裁者になったのかもわからない」と、金正恩氏を “独裁者” 呼ばわりしていました(実際その通りなのですが)。

UWCを卒業した2013年の8月にはパリ政治学院に進学、2016年に同学院を卒業しています。

金漢率は拉致された?

金漢率氏

金髪の金漢率氏

 
パリ政治学院を卒業した後、金漢率氏は働いていないようで、外国に滞在していることが分かっていました。

その場所が、父・正男氏が居を構え家族とともに住んでいたとされるマカオであったかは不明で、一説にはフランスに滞在していたとも言われています。

その金漢率氏の行方が分からなくなっており、安否が気遣われています。

父の暗殺のことを知り、自ら姿を隠している可能性もありますし、北朝鮮当局の関係者によって拉致され、北朝鮮へ連行されているのかもしれません。

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金正男の妻やその他の子どもたちは無事?[追記:2017/02/19]

金正男氏の妻Kim Jong-huiさんや、漢率氏以外の子どもたちは無事なのでしょうか?

正男氏には、漢率氏以外にKim Jimmy(息子、20歳)、Kim Sol Hui(娘、19歳)がいるのですが、妻とともにマカオに住んでいたとの情報がありました。

正男氏の暗殺以降、家族の安否も知れない状況となっており非常に心配です。

[追記: 2017/02/19]
2月19日、香港のサウスチャイナ・モーニングポストによると、マカオ警察が正男氏の家族を保護したこということです。

正男氏家族が住んでいたとみられるマンションはマカオに2カ所あり、妻(または愛人)と子供が居たとみられています。

マカオ警察は、正男氏の暗殺事件の後、このマンション付近の警備を強化するなど安全の確保に努めている、とのことです。

とりあえず、現時点では家族が無事のようです。北朝鮮の求めに応じて、家族まで引き渡すことがないよう望みたいですね。

金正恩は正男の家族をどうしようとしてるのか?

参考になるかもしれない例があります。

張成沢氏

張成沢氏


 
2013年に「粛清」された、張成沢(チャン・ソンテク)氏のことを覚えているでしょうか?

張成沢氏は金正恩体制下のナンバー2と目されるほどの重鎮でした。

ところが、突然2013年12月3日に朝鮮国家情報院から張氏の失脚が発表されると、12月8日には「反国家的・反人民的犯罪行為」などを理由に「粛清」されたことが発表され、次いで12日には国家安全保衛部特別軍事法廷で死刑判決が下され、即時処刑されてしまったのです。

このとき、全英鎮前駐キューバ大使(張氏の姉の夫)、張勇哲前マレーシア大使(張氏の甥)など張成沢氏の一族の大半が処刑されたと言われています(韓国の聯合ニュース)。

さらに、張氏の2人の兄(すでに故人)の直系の子孫は、幼い子供まで皆殺しにされた、という話も伝わっています。

張成沢氏が粛清された本当の理由は分かりません。

しかし、金正恩氏から一度好ましくない人物と思われると、本人だけでなく一族全体に対してこのような苛烈な処置がとられるのです。

金正男氏が張成沢氏とタブって見えるのは、私の気のせいであってほしいです。

金正男氏の家族がどうぞ無事でありますように

今回の事件について、少しずつ明らかになってきていますが、まだまだ分からないことだらけです。

もしかしたら、完全に明らかになることは無いのかもしれません。

私はいま、消息が分からない長男の漢率氏や、マカオにいたと思われる正男氏の妻や子供たちがのことがとても心配です。

どうか無事でいて欲しいと思います。

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