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頭が2つあるサメやひとつ目のサメはなぜ生まれる?画像も紹介!

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頭が2つあるサメが世界で増加しているというショッキングなニュースがナショナルジオグラフィックで報告されています。

2012年に『ダブルヘッド・ジョーズ』(原題: 2-HEADED SHARK ATTACK)、2015年には『トリプルヘッド・ジョーズ』(原題: 3-HEADED SHARK ATTACK)というアメリカ映画が公開されましたが、ナショジオのニュースは、まぎれもなく本物のサメの話しです。

さらに、ひとつ目サメも見つかっているとの報告もあります。

頭が2つあるサメ、目が1つのサメはどうして生まれるのでしょうか?

これらのサメの画像も紹介いたします。

注意: 多少グロテスクなので、心臓の弱い方は見ない方が良いかもしれません。

目次

頭が2つあるサメ

頭が2つあるサメの画像

まず写真をご覧ください。

頭が2つあるサメ 1
PHOTOGRAPH COURTESY CHRISTOPHER JOHNSTON

この写真は、2008年にオーストラリア沖で捕獲されたヨシキリザメの子宮の中か見つかったサメの赤ちゃんです。

まだ歯がほとんど生えていなく、目が真っ黒で可愛い顔をしていますが、それが一つの胴体にから生えているその姿は不気味です。

上から見るとこんな感じです。

頭が2つあるサメ 2
PHOTOGRAPH COURTESY CHRISTOPHER JOHNSTON

フラッシュに反応したのか眼が緑色に光っていて怖いですね。

2013年には、フロリダ沖で捕らえられたオオメジロザメという胎生のサメの子宮内から、やはり双頭の胎児が見つかって話題になりました。そのニュースを伝えるCNNのニュース映像が下記から見ることができます。

こちらもかなり不気味ですね。

ヨシキリザメに頭が2つある胎児よく見つかる理由は?

そのほか、2008年にインド洋で、2011年にはカリフォルニア湾内とメキシコの北西沖で捕獲されたヨシキリザメの子宮からも双頭の胎児が発見されています。

ヨシキリザメ
ヨシキリザメ(葦切鮫、Blue Shark)

なぜヨシキリザメで双頭の胎児がよく見つかるのでしょうか?

それは、メキシコ国立工科大学のフェリペ・ガルバン・マガーニャ氏によると、ヨシキリザメの子宮内には一度に50匹近くの胎児が入っていることがあるため、数が多い分、奇形が見つかりやすい、ということなのだそうです。

つまり、ほかのサメでもこのような双頭の胎児が生まれているかもしれないけれど、数が少ないので実際に見つかることがない、という訳なんです。

では、ほかの種類のヨシキリザメ、オオメジロザメ以外では、頭が2つあるサメは見つかっていないのでしょうか?

アトランティック・ソーテール・キャットシャーク

スペインの研究チームが、アトランティック・ソーテール・キャットシャークというサメに、双頭の個体を発見しています。

このサメは、卵生(卵を産むサメ)で、卵生のサメに相当の個体が見つかったのは初めてのことだそうです。

アトランティック・ソーテール・キャットシャークの胚
地中海で見つかった卵生の双頭の胚
(PHOTOGRAPH COURTESY JOURNAL OF FISH BIOLOGY)

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なぜ頭が2つのサメが生まれる?

最近報告が増えてきているとは言え、頭が2つあるサメはめったにみつかりません。

そのため、このような突然変異の原因を特定することは難しいと言われています。

双頭のアトランティック・ソーテール・キャットシャークの胚を調査したバレンティン・サンス・コーマ氏によると、双頭の突然変異の原因は遺伝子の異常にあるようです。

見つかった胎児は、ほかの800匹近くの胎児と一緒に実験室で育てられていたので、研究者たちが知る限り、サメの卵はどんな感染症、化学物質、放射線にもさらされていなかったと言います。

また、野生にサメの奇形は、ウイルス感染症、代謝障害や汚染のほかに、サメの乱獲で遺伝子の多様性が失われたことによる遺伝的異常など、さまざまな原因が考えられると言います。

双頭のサメは、実験室で見つかるにしても、海で見つかるにしても、絶対的な数が少なすぎるので、研究をしたくてもできない、そういう状況なのです。

ひとつ目のサメ

双頭のサメが生まれる原因と同じかどうかわかりませんが、眼がひとつしかない、ひとつ目のサメも見つかっています。

2011年メキシコ沖で発見されたサメで、体長56㎝の胎児には、大きな目がひとつだけあります。

ひとつ目のサメ
単眼症という奇形の一種
(Photograph courtesy Marcela Bejarano-Alvarez)

いやあ、かなりインパクトのある画像ですね。

こちらは、ヒトも含めて複数の動物でも見られる「単眼症」という先天的奇形なのだそうです。

まとめ

本記事では、ナショナルジオグラフィックの記事をもとに、最近報告が増えてきたという頭が2つある(双頭の)サメやひとつ目のサメの紹介、このようなサメがなぜ生まれるのか、についてご紹介しました。

研究者によっては、奇形のサメが増えてきたのではなく、そのような奇形に関する論文を取り上げる科学雑誌が増えただけ、という人もいます。

いずれにしても、私にとっては双頭のサメ、ひとつ目のサメの写真はかなりショッキングでした。なんだか夢に見そうです(苦笑)

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