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北田雄夫(アドベンチャーマラソン)の経歴やプロフィールと競技成績の紹介!

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常識では考えられない過酷な環境を走るという『アドベンチャーマラソン』。

この『アドベンチャーマラソン』で、世界七大陸のすべてで完走を果たした初の日本人、それが北田雄夫(きただ たかお)さんです。

一見すると、そのような偉業を成し遂げたように見えない青年ですが、これまでに数々の「日本人初」という記録を達成している「超人」なのです。

北田さんとはいったいどんな方なのでしょうか?

本記事では、北田さんの経歴やプロフィール、なぜアドベンチャーマラソンをするようになったのかや、成し遂げた偉業の数々について紹介したいと思います。

目次

アドベンチャーランナー 北田雄夫

北田雄夫さん

北田雄夫さん
出典: TAKAO KITADA

北田雄夫の経歴・プロフィール

名前: 北田雄夫(きただ たかお)
生年月日: 1984年1月18日([birth day=’1940118′]歳)
出身地: 大阪府堺市
身長/体重: 174cm/64kg
高校: 大阪府立登美丘高等学校
大学: 近畿大学理工学部
所属: 近畿大学AC

短距離選手だった北田雄夫

小学生の頃から足が速かったという北田雄夫さん。中学では100m、高校では400mの陸上選手として活躍していました。近畿大学へは陸上の推薦で入学したというほどの素晴らしい成績を納めていたようです。

もちろん、大学へ進学後も陸上選手として活躍し、主将として参加した日本選手権(4 x 400mリレー)では3位という好成績を収めています。

そして翌年はチーム一丸となって日本一を目指し、順当に予選を突破して、いよいよ決勝というとき。

なんと北田さんにまさかの出場禁止という通告。決勝レースに出場する際の手続きの問題でした。

北田さんを欠いた決勝で、チームは優勝からはほど遠い成績で終わり、日本一の夢は叶いませんでした。『自分が走っていたら…』と、北田さんはこのことをとても悔やんでいたようです。

アドベンチャーマラソンに挑戦するようになった理由

北田さんは、大学卒業後は大手化学メーカーに就職し、営業を担当するようになります。それとともに運動からも距離を置く生活となります。

営業マンとして、毎日、日本のあちこちを飛び回り、関西に居る日はほとんどないというくらいの忙しい毎日です。

しかし… 日本一の夢はどうしても捨てきれません

競技を再開した北田さんは、仕事を辞め本格的に活動を始めます。

はじめはトライアスロンや、登山・マラソンから始めますが、どうせ日本一を目指すならと、もっとも過酷な競技『アドベンチャーマラソン』への参戦を決意します。

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アドベンチャーマラソン

アドベンチャーマラソンとは?

川を走る北田さん

川を走る北田さん
出典: TABIO SPORTS

 
日本ではまだ競技人口が少なく知名度もあまり高くありません。

アドベンチャーマラソンは、厳しい自然環境の中を走る世界でもっとも過酷なマラソンと言われています。

アドベンチャー” という言葉が付いていますが、「冒険」する訳ではなく、決まったコースを走ります。ただし、はっきりした道を走るのではなく、砂漠や雪や氷の上、ジャングルの中など、コースの所々においてある目印を頼りに、あるいは先行するランナーの足跡を頼りにゴールまで走ります。

走る距離は、200km~500km。これを5日から10日ほどかけて走り抜きます。ぶっ通しで走り続ける訳ではなく、毎日決まった距離を走ります。

例えば、初日が60kmだとすると、朝ヨ~イドンで全員が走りはじめ、ゴールしたらその日はおしまい。翌日は、またヨ~イドンで全員が出発し指定の距離を走ります。

最終的な順位は、毎日のタイムの合計で決まります。

単に体力があるだけではダメで、超長距離を走り続ける精神力や、どのような状況になっても対応できる順応力・判断力などが要求されるという意味では、サバイバルレースと言っても良いかもしれません。

アドベンチャーランナーの持ち物?

アドベンチャーランナーは、競技期間中に必要なものは、寝るときのテントと水を除いて、すべて背負って走ります。その総重量は10kg以上になると言われています。

走るためには背負う荷物の重さをなるべくを軽くしたい。走る際の負担を軽くするため、ランナーは荷物を極限まで軽くなるよう心を配ります。

例えば、毎日使うトイレットペーパーは1日1gまでと決め、10日間の競技なら10g分持って行きます。人によっては歯ブラシを持って行かない人もいるとか。

食料もカロリーメイトやカップヌードルのようなものを、軽くするために外側の箱やパッケージを取り除いて持って行くのです。

北田さんは、カロリーメイトならチョコ味かフルーツ味が好きだそうで、ときどきSoyJoyも食べるとか。

食料や衣料、寝袋や怪我などをしたときのためのエマージェンシーキットなど、これら全部を競技中はずっと背負って走っているんです。

下の画像は、北田さんがアイスランド「FIRE+ICE」レース(6日間、250km)に参加したときの装備品ですが、思ったよりも少ないですよね? むしろ、たったこれだけの装備で6日間走り切れるのが、スゴイと思いませんか?

FIRE+ICEレースのときの装備

FIRE+ICEレースのときの装備
出典: TABIO SPORTS

北田雄夫の競技成績

世界七大陸のアドベンチャーマラソンを走破した北田雄夫さんの実績を見てみましょう。

2014年6月 Gobi March
ゴビ砂漠(中国)7日間/250km
51位
2014年10月 Atacama Crossing
アタカマ砂漠(チリ)7日間/250km
64位
2015年5月 THE TRACK
オーストラリア 10日間/521km
10位(日本人初挑戦
2015年8月 FIRE+ICE
アイスランド 6日間/250km
3位日本人初挑戦
2016年9月 Grand to Grand Ultra
アメリカ 7日間/273km
8位(年代別1位
2016年11月 The Last Desert
南極 7日間/250km
2位(チーム戦)
2017年2月 Ice Ultra
スウェーデン 5日間/230km
3位日本人初挑戦
2017年11月 Ultra Africa Race
モザンビーク 5日間/216km
3位日本人初挑戦

ヨーロッパ大陸にダブリがありますが、ユーラシア大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア、ヨーロッパ、北アメリカ大陸、アフリカ大陸と、7つの大陸で開催されたアドベンチャーマラソンを走破していることが分かると思います。

しかも、2016年11月以降は、3位以内という優れた成績を納めています。これは、並大抵の人には無しえない快挙と言っても良いのではないでしょうか。

まとめ

北田雄夫さんは、自分のことを『超凡人』と称しているようですが、ある意味『凡人』を超越した方だと思います。

七大陸のアドベンチャーマラソンを走破した今、北田さんの次の目標は何でしょうか。

北田さんは『目標』について次のように仰っています。

“『夢』というものは持っていない。なぜなら、見えない先を目指すことができないから。
具体的に見渡せる将来を見据えて、成功率60~70%のモノを目標としている。”

今後は『一番になる』という目標に加え、『人を元気づけたい』という北田さん。ますますのご活躍を期待したいと思います。

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