サイトデザインを更新しました!

奈川の「とうじそば」が食べられる店は?秋の新そばまつりも紹介!

当ページのリンクには広告が含まれています。

10月も中旬を過ぎ、そろそろ新そばの季節になってきました。

長野県奈川ながわ)では、ここでしか食べられない「とうじそば」や幻のそばと言われる「奈川在来」の新そばがいち早く食べられる「秋の新そばまつり」が開かれ、県内外からそば好きが集まっています。

本記事では、地元の人以外では、よほどのそば好きしか知らない「とうじそば」と、天昇のそば「奈川在来」についてご紹介し、これらのそばが食べられるお店もご紹介します。

更新:平成30年(2018年)の『奈川・秋の新そばまつり』についての情報を更新しました。

目次

奈川そば

初夏のそば畑

初夏のそば畑
出典: 信州の田舎 奈川

長野県奈川ってどこ?

奈川ながわ)」の名前を聞いて、すぐに “あそこだ!” と分かる方はかなりのそば好きか、信州方面へよく出かける方でしょう。

松本市から国道158号線を使い、上高地や平湯温泉、または乗鞍方面へ車で出かける方は、梓湖のところにある「奈川度ダム」でその名前を覚えていらっしゃるかもしれませんね。

あるいは、岡谷や諏訪の製紙工場で働く若い女性たちの悲哀を描いた『ああ野麦峠』で、「野麦峠」や「野麦街道」で奈川の名前を憶えている方もいらっしゃるかもしれません。

奈川地区(地図の赤い領域)は松本市の南西部に位置し、周囲を2,000m級の山々に囲まれた渓谷地帯になります。

集落は奈川沿いの標高1,200m前後の地域に14存在しており、人口は700人ほどです。

この地域を車で走った方はご存知だと思いますが、道は細く曲がりくねっており、運転にはかなり注意が必要な所です。

冬の寒さは厳しいものがありますが、夏は涼しく過ごしやすい奈川の気候は、そばの栽培に適しており、昔から良質なそばの産地として知られています。

郷土料理「とうじそば」

とうじそば

とうじそば
出典: そばの里 奈川

 
「とうじそば」の名前の由来ですが、「そばの里 奈川」によると、

そばをつゆに浸ける事を「湯じ」といい、これが「とうじ」の語源と言われていますが、奈川では投げる汁と書いて「投汁(とうじ)」と読み、ひたし・あたためるという意味もあります。

と説明されています。「とうじそば」は「投汁そば」なんですね。

とうじそばの食べ方は、ちょっと変わっていて次のように食べるんです。

  1. 鉄製の鍋に、つゆ、山菜、きのこ、季節の青菜や鶏肉等を入れて、火にかけます。
  2. 小分けにしたそばを竹で編んだ「投汁カゴ」に取って、温まった鍋のつゆにつけて軽くゆがきます。
  3. その後、お椀にそばとつゆやその他の具を一緒に移して食べます。

言葉で説明しても、ちょっと分かりずらいですよね。とうじそばの食べ方を説明している、分かりやすい動画がありますのでこちらをご覧ください。

そばはほんとに「軽~く」湯がく程度なんですね。そばを、お汁とたくさんの具とともにいただく「とうじそば」は見ているだけで、からだが温まってきそうです。

この「とうじそば」が食べられるお店は『奈川そばが食べられる店』にまとめてありますので、参考にしてください。

天昇のそば「奈川在来」

もうひとつ奈川には有名なそばがあります。それは、天昇のそば奈川在来」です。

「在来」は「在来種」のことで、品種改良などが一切行われていない野生種を指します。つまり、「奈川在来」は奈川で昔から、文献によれば280年も前から奈川で栽培されてきた希少種を指します。

特徴は一般的なそばの栽培品種によりも一回り小粒で、味は風味豊かで滋養にあふれる、と言われています。

また、栽培時に風雨によりそばが倒れてしまっても、他の栽培品種と異なり、“翌日には穂先が天を向いて起き上がり、その実を守ろうとします。” これが「天昇のそば」と言われる所以です。

一度は自然災害(台風)により、その栽培が途絶えてしまった奈川在来。まだ生産量は少なく、現在も多くの人に食べてもらえるよう懸命の努力が続けられています。

奈川そばが食べられる店

「とうじそば」と「奈川在来」が食べられるお店を紹介いたします。

現時点での最新情報を掲載しましたが、お店に連絡を取るなど営業していることを確認してからお出かけくださいね。

「とうじそば」が食べられるお店

ちゅうじ食堂
住所: 松本市奈川3740
TEL: 0263-79-2041
営業時間: 11:00~17:00
定休日: 不定休

福伝(ふくでん)
住所: 松本市奈川4233
TEL: 0263-79-2003
営業時間: 10:30~18:00(そばが終わり次第終了)
定休日: 水曜日

仙洛(せんらく)
住所: 松本市奈川1044‐124
TEL: 0263-79-2277
備考: 不定休、宿泊もできます

そばの里 奈川
住所: 松本市奈川1173-14
TEL: 0263-79-2906
営業時間: 10:00~16:00(ラストオーダー 15:30) そばがなくなり次第終了
定休日: 火曜日

峠道(とうげみち)
住所: 松本市奈川11‐32
TEL: 0263-79-2514
備考: 新そばまつりに参加していません(休業中?)

「奈川在来」が食べられるお店

去年(2016年)、奈川在来が食べられる『奈川在来そばまつり』が開催されており、このイベントに参加していたのは次の店でした。

今年は、『秋の新そばまつり』が開催されており、このイベントに参加しているそば屋さんで「奈川在来」が食べられる可能性が大です!

今年の参加店については、本記事内『秋の新そばまつり』を参照してください。

秋の新そばまつり

今年平成30年も、そばの里・奈川で新そばまつりが開催されますよ!

開催期間は、10月1日(月)~ 11月4日(日)までとなっており、すでに始まっていますね(^^;

今年は、『奈川・秋の新そばまつり』の開催期間中に、奈川地区のおそば屋さんや宿泊施設を利用してアンケートに答えると、抽選で奈川の宿泊券や特産品がもらえるそうです!

今年の『秋の新そばまつり』に参加しているお店は次の通りです。

「とうじそば」が食べられる店』でお店の情報を紹介していなかったお店について、情報を掲載しておきます。

純手打ちそば こばやし
住所: 松本市奈川2887
TEL: 0263-79-2446
営業時間: 11:00~(営業期間は、4月後半から11月末まで)
定休日: 不定休

ながわ山菜館
住所: 長野県松本市奈川2120-1
TEL: 0263-79-2815
営業時間: 09:00~17:00(営業期間は、4月中旬から11月下旬まで)
定休日: 水曜日(GW、お盆を除く)

『奈川・秋の新そばまつり』
主催: 奈川地区そばまつり実行委員会
後援: 松本市/松本商工会議所
問合せ: ながわ観光協会
電話: 0263-79-2125
URL: https://nagawa-vill.jp
Mail: nagawakanko@nagawa-vill.jp

まとめ

じつは、私はそばが大好き! 一時期、昼食は毎日そばを食べていたほど。

長野県の奈川は、よく上高地方面に行くので地名は知っていましたが、「とうじそば」という美味しそうな郷土料理があるなんて知りませんでした。

これからは奈川のそば屋さんに立ち寄り、そばを食べることを忘れないようにしたいと思います。

今年の新そばまつりは、まだあと2週間やっています。近くまで行く用事のある方は、ぜひ奈川の新そばを食べに寄ってみてください!

コメント

コメントする

目次