上高地公園線が開通しました(4/17)!

アニャンゴって誰?経歴と名前の意味やニャティティもチェック!

当ページのリンクには広告が含まれています。

アニャンゴという女性をご存知でしょうか?

ヴォーカリストでもあり、東アフリカのルオ族の伝統弦楽器 “ニャティティ” の世界最初の女性演奏家でもある彼女は、TBSの新春特番『実この人…世界オンリーワン』に出演し、注目を集めている女性なんです。

このアニャンゴという名前も不思議な響きをもつ変わった名前ですが、彼女の演奏する楽器の名前 “ニャティティ” も不思議な名前ですね。なんとなくネコを連想してしまいます(笑

この、アニャンゴってどんな人なのでしょうか?

彼女の名前の由来、本名や経歴、楽器のニャティティについてもご紹介しましょう。

目次

アニャンゴ

アニャンゴ

アニャンゴ ©Anyango

アニャンゴの経歴

“アニャンゴ(Anyango)” とは、ルオ語で「午前中に生まれた女の子」という意味だそうです。

本名は向山恵理子、1981年生まれで、東京都出身の女性です。

2005年に、独りでケニア西部の村に住み込んで、ルオ民族の伝統弦楽器ニャティティの修行を始めます。

その村の治安等がどうなのか分かりませんが、独りでアフリカの村に住み込むなんて、勇気がありますねぇ。

このニャティティは、現地でも限られた男性だけに演奏が許されている楽器なのに、彼女はケニアの国立劇場とも言われる「ボーマス・オブ・ケニア」でケニア建国以来初めて、外国人によるライブパフォーマンスを行いました。

2007年には、ケニア国内で一躍有名になり、たくさんの新聞、ラジオ、テレビに出演し、国連主催のSTOPエイズコンサートでは5万人もの人を前にライブ演奏を行いました。

東洋から来た女性が男性のモノだった伝統弦楽器を操る…

単なる物珍しさだけでなく、演奏の腕も確かだからこそ、演奏に呼ばれ多くのレコードが売れたのでしょうね。

その後は、TICAD(第4回アフリカ開発会議)の式典で、アフリカ各国の大統領や首脳の前で演奏を行なったり(2008年5月)、『ニューズウィーク』誌の「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれたり(2009年7月)し、世界の人達に彼女に注目が集まっていきます。

ニャティティによるファーストアルバム「NyatitiDiva」は、2009年9月にリリースさると、タワーレコードのワールドミュージックチャートでなんと1位を獲得するヒット。

2010年以降、『HORIAON』、『Teïmolo(テイ・モロ)』、『ALEGO~ニャティティの故郷~』、『Kilimanjaro』、『Savanna』と、ほぼ毎年のようにアルバムをリリースしながら、世界各地でライブを行ったり、本を執筆したりもするなど、とても精力的に活動を行い続けています。

日本では、2011年11月に、テレビ朝日の『徹子の部屋』に出演してから、少しずつ日本でもアニャンゴの知名度が上がってきています。

[adSense]

ニャティティってどんな弦楽器?

選ばれた男性だけの神聖な楽器

ニャティティ(Nyatiti)は、ケニア・ルオ族の選ばれた男性だけが演奏を許される神聖な楽器だったんです。

アニャンゴ(向山恵理子)は、単身ケニアの奥地の村に住み込み、ニャティティの修行を始めたといいます。

電気も水道もないようなところに、東洋の女性がひとりでやってきて、ニャティティを習いたいと言ったのですから、現地のひとも驚いたのではないでしょうか。

ルオ族の人たちが、男性だけのモノであったニャティティの演奏を彼女に許したのは、彼女の「Nyatitiの演奏を習いたい、演奏したい」という気持ちが本気であることを知ったからではないでしょうか。

ニャティティは、別名「カンバナネ」と言います。スワヒリ語でカンバは「糸」、ナネは「8」を意味し、つまりニャティティには8本の弦があります。

大きさは、アコースティックギターよりも二回りくらい小さく、イチジクなどの木をくりぬいて作られた胴は半球状をしています。

この楽器がニャティティと呼ばれるのは、ルオ族の人には、下から2、3、4本目の弦を順に弾くと、「ニャ、ティ、ティ」とまるで弦がしゃべっているかのように聴こえるからだといいます。

ニャティティの楽器や、その演奏方法については、下記の動画を見ると良く分かります。

まとめ

本記事では、最近注目を集めているアニャンゴこと向山恵理子について、

  • アニャンゴの意味や経歴
  • ニャティティとはどんな楽器なのか

についてご紹介しました。

実は私は、アニャンゴ(向山恵理子)のことは、つい最近知りました。そして、彼女の経歴を知り、こんなすごい人がいるんだ、と素直に感心しました。

そして、もっと彼女のことを多くの人に知ってもらいたいと思い、この記事を書きました。

アニャンゴには、これからも世界で活躍して欲しいですね。

コメント

コメントする

目次