上高地の混雑している日と空いている日がひと目で分かる「上高地の混雑予想カレンダー」の2024年(令和6年)版ををお届けします。
混雑を避け「人の少ない上高地をのんびりと楽しみたい」という方は、旅行計画を立てる際にぜひ本記事を参考にしてださい。
上高地 2024年の混雑予想カレンダー
- 空いている日
- 混雑している日
- 非常に混雑している日
- 閉山中(注意)
※注意
上高地の開山式は4/27ですが、4/17に上高地公園線の開通式が行われ、沢渡・あかんだなの駐車場からシャトルバスやタクシーで上高地に入ることができるようになります。
各月の混雑状況と混雑予想
河童橋を映したライブカメラから分かった今年2024年の混雑状況の傾向と翌月の予想を、月ごとに追記して行きます。
7月の混雑
6月中から7月初めにかけて幾度かまとまった雨が降り、7月7日現在、いくつかの遊歩道が崩れて通行止めになっています。
それでも、河童橋周辺の映像を見る限り、週末を中心に多くの観光客が訪れています。
あと二週間ほどで夏休み。夏休みに入ると、平日であっても週末と変わらない混雑具合となり、だいぶ賑やかになりそうです。
5月の混雑
GWが終わり一週間が経ちました。木々は新緑の色に変わりつつあります。
この一週間の混み具合を見てきましたが、ほぼ混雑予想カレンダー通りという状況でした。
雨の平日はとても人が少ないですが、週末は雨でもかなり混雑しています。
雨の日に上高地を訪れている観光客は、ツアーに申し込んだものの天気がはっきりせず、ぎりぎりまで待ったけど雨確定。でも、キャンセル料が高いのでツアーに参加した、という人が多いのではないでしょうか。
GW(ゴールデンウィーク)中の平日から始まった5月最初の日はあいにくの天気のため、上高地は空いていました(下の画像は五千尺ホテルのライブカメラをキャプチャしたもの)。
翌日の5月2日の天気は快晴となり朝から大勢の観光客が上高地を訪れています。
5月3日からの後半の4連休は、最初の3日は良い天気が続くようなので、4/27の開山祭並みかそれ以上の混雑が予想されます。
4月の混雑
まだ開山祭前ですが、今日は大勢の観光客が上高地を訪れていました。
上高地バスターミナルには、朝から20〜30台ほどのバスが駐車しており、上高地全体ではおそらく1,000人以上の観光客が訪れたのではないかと思います。
ライブカメラを見ていても、河童橋周辺には最大で100人ほどの観光客が見られ、時間によっては人を避けながらでないと橋を歩けない状態でした。
この混雑ぶりは、今年は早くから上高地内のホテルが営業を開始している事とも関係がありそうです。
年明けくらいから、週末を中心に10〜30人くらいの人が河童橋周辺まで、散策にやってきています。
もちろん混雑という状況にはなりませんが、以前に比べると多くの人が冬の上高地を訪れるようになったなと感じています。
4月17日の上高地公園線の開通以降、上高地は徐々に観光客が増え始め、4/27の開山祭を皮切りに今年最初の混雑のピークを迎えることになります。
ゴールデンウィーク中の混雑は「2024年のゴールデンウィークの混雑状況は?」で詳しく予想していますので参考にしてください。
2024年のゴールデンウィークの混雑状況は?
今年2024年のゴールデンウィークは、4月27日が土曜日となる初日、子どもの日(5日)が日曜日であるため翌日月曜日(6日)が最終日となる、いつもより1日長いゴールデンウィークとなっています。
土 | 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 |
27日 | 28日 | 29日 | 30日 | 1日 | 2日 | 3日 | 4日 | 5日 | 6日 |
しかし、30日からの3日間は平日であるため、休みとしては、27日〜29日の前半と、3日〜6日の後半に大きく分かれる形になっています。
ゴールデンウィーク期間中はどの日であっても非常に混雑しているのですが、あえて言えば、開山祭が催される27日が今年は土曜日であるため、例年よりも多くのが観光客が訪れるものと見られ、前半の3日間の方がより混雑する可能性が高いです。
5月1日のメーデーの日が休みとなる企業もあると思いますが、4月30日と5月2日が平日であるため、前後の連休とつながらずちょっと残念ですね。
少しでも空いている日を選ぶとしたら、30日からの3日間ということになりますが、はっきりと人が少ないと体感できるほどではない可能性もあります。
上高地はいつ空いてる?
混雑予想カレンダーからも分かりますように上高地が空いているのは次の期間の平日です。できるだけ混雑を避けたいという方は平日中心とした旅行の計画をおすすめします。
- GWの終了後から夏休みが始まるまでの間(5月中旬〜7月中旬)
- 特に、梅雨の時期(6月上旬〜7月中旬)
- 紅葉・黄葉が終わってから閉山際までの間(11月上旬〜11月中旬)
管理人はさまざまな季節に上高地へ出かけていますが、やはり上の期間は人が少ないと感じています。
空いている上高地に行きたいのであれば、次の3つをいずれかを意識して行く日を選ぶと良いでしょう。
- 人が行かないときに行く
- 多くの人は、旅行に出かけるとき、土日祝日を含める形で連休にしたりしますよね。
- 最近は、木曜日から月曜日までの間に連休をとる人が多いようなので、火曜日または水曜日を含めた平日中心の旅行日程を立てると空いている上高地を楽しめる確率が高くなります。
- 初めて上高地を訪れる人など、上高地ならではの経験をしてみたいと思っている人におすすめです。
- 人が行きたいと思う時期を外す
- 人が行きたいと思う時期とは、上高地で何かの催し物があるとき、あるいは自然や風景が特に美しい時期です。
- 具体的には、開山祭・閉山際、山々や高山植物が美しい時期、紅葉・黄葉の時期です。
- 上高地には何度も訪れたことがあり、今回はとにかく上高地でのんびりしたいと思っている人におすすめです。
- 人が行きたくないと思う時期に行く
- 行きたくないと思う時期、これはズバリ梅雨の時期です。
- 梅雨でなくても、雨の上高地ははっきりと分かるほど人が少ないです。
- 上高地に行った経験はあるが、これまでとは違った上高地を楽しみたいと思っている人におすすめです。
上高地に行くなら何月がいい?
上高地は、夏(7月中旬〜8月下旬)がおすすめの季節とされることが多いですが、それは山岳景勝地としての美しさと高地であるため過ごしやすさによるものです。
ここでは、あえて夏以外の、管理人がおすすめする他の季節をご紹介します。
5月下旬から6月上旬
この時期の上高地はとにかく新緑が美しいです。明るい緑色にあふれており、眺めているだけでわくわくしてきます。
草花は白い花を咲かせるものが多い印象で、華やかというよりもひっそりとした清楚な感じを受けます。
雪が、穂高の山そして場所によっては上高地内にも残っており、ちょっとした冬の名残りを感じることができます。
管理人にはこの頃の上高地がいちばん好きで、上高地に出かけている回数はこの時期がもっとも多いです。朝晩は、まだ寒い!と感じることもありますが、ぜひ一度は訪れてほしい思います。
11月上旬から閉山際
紅葉はすでに終わり、カラマツの黄葉もほぼ終わりに近づいているのがこの時期。
昼間でも河童橋周辺の人はまばらで、カラマツの葉が雨のように遊歩道に降り注ぎ、カラマツの葉の絨毯のようになります。
人の少ない夕方に散策していると、聞こえるのはカラマツの葉を踏む音だけで、ここは本当に上高地なのかと思うくらい静かです。
日が落ちてしまうと冷え込んでくるので、そうそうに宿に戻り、熱い温泉に入るのが一番です。
上高地の混雑をリアルタイムに知るには?
上高地の混雑具合をリアルタイムに知るには、上高地にあるライブカメラを利用するのがもっとも手軽です。
カメラは河童橋周辺に設置されているものが多く、混雑の具合を見たい場所を自由に選ぶということはできませんが、どのくらいの人が上高地に居るのかの目安にはなると思います。
次の記事で上高地のライブカメラにご紹介していますので、ご興味あればお読みください。
まとめ
昨年(2023年)は、予想したよりもずっと多くの観光客が上高地を訪れ、私の混雑予想はハズレてしまったと個人的には思っています。
私は、五千尺ホテルさんのライブカメラで河童橋を見ていることが多いのですが、4月〜11月のシーズン期間全体を通して、本当に観光客が増えたなと言うのが昨年の印象でした。
上高地は、もう間もなく開山祭を迎え、2024年の観光シーズンが始まります。
今年は上高地を訪れる観光客がさらに増えそうですが、本記事が、少しでも静かな上高地を楽しみたいと思う方の、お出かけの際の参考になればと思います。
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