ふたご座流星群2017関東で見える時間や方角は?お勧め観測スポットも

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1年の中で最後に訪れる三大流星群がふたご座流星群です。(他のふたつは、1月のしぶんぎ座流星群と8月のペルセウス座流星群)。

しかも、ふたご座流星群は、数ある流星群の中でペルセウス座流星群と同じかそれ以上にたくさんの流星が見られる活発な流星群です。

12月に入り本格的な寒さが訪れるようになると空気は澄み星空がきれいに見えるようになります。特に太平洋側では晴れる日が多くなるため、ふたご座流星群を観測できる確率は大きく、条件に恵まれればたくさんの流星を見ることができます。

今年2017年のふたご座流星群の条件はどうでしょうか?

いつものように流星観測の初心者でも分かるよう、ふたご座流星群の見える時間や方角、そして関東でおすすめの観測スポットについてご紹介しましょう。

目次

ふたご座流星群(2017年)

ふたご座流星群

ふたご座流星群
©Juan Carlos Casado/NASA

 
上はふたご座流星群の画像です(撮影年不明)。たくさんの流星が飛んでいますね。

もちろん、これだけの流星が同時に飛ぶわけではなく、この画像はおそらく1~2時間かけて撮影したものと思われます。

ふたご座流星群の見える日にちと時間

今年2017年のふたご座流星群の極大時刻は、12月14日15時頃と予想されています。

極大時刻とは流星が最もたくさん見られる時刻です。

流星群はこの極大時刻にしか見られないわけではありません。

流星群には活動期間があり、この期間中はずっと流星を観測することができます。しかし、活動が始まったばかりの頃は流星の数は少なく、その数は極大日(極大時刻)に向かってだんだんと増えていきます。そして、ピーク(極大時刻)を過ぎると流星の数は減っていき活動期間を終えることになります。

多くの流星群の場合、極大日の前後1日も流星の数は多いので、チャンスは計3日ある、と思っても良いでしょう。

ふたご座流星群の話しに戻りましょう。

極大時刻は12月14日15時頃、つまり昼間なんですね。雨が降るように流星が飛んでいたとしても、日本では残念ながら見ることができません。

では、今年のふたご座流星群はいつ見るのが良いのでしょう。

お勧めの候補は次の2つです。

  1. 12月13日20時頃から14日明け方
  2. 12月14日20時頃から15日明け方

極大日の前日と極大日の夜です。

両日とも「20時頃から」としているのは、放射点(そこから流星が飛び出してくるように見える仮想の位置)が十分に高くなる時刻を選んだからです。

地平線近くに邪魔となるような山や建物などがない場所では、日が沈んで空が暗くなったら観測開始!でOKです。

流星群の観測で一番気になるのは月明かりですが、今回のふたご座流星群では、月が上ってくるのが12月14日は2時40分頃、12月15日は3時35分頃となっています。

しかも月齢は25と逆向きの三日月で明るくないため、ふたご座流星群の観測には大きな影響を与えません。

極大時刻は昼間ですが、今年はまぁまぁ良い条件と言えるでしょう。

ふたご座流星群の見える方角

オリオン座流星群の案内の記事でも書きましたが、先に紹介した観測に適した時間帯内であれば、空のどの方角を見ていてもかまいません。

流星群の流星(群流星と言います)は、放射点から四方八方に流れるように飛びます。

放射点に近いほど流星は短く、離れるほど長くなるという見え方の違いはありますが、基本的には空のどこを眺めていても良いのです。

下の画像(クリックで拡大表示します)は、12月13日20時30分の東京の空を示しています(赤いは放射点)。

ふたご座流星群 12月13日20時30分(東京)

ふたご座流星群 12月13日20時30分(東京)

 
ふたご座はの地平線から上って約2時間ほど経っており、双子の兄カストルの頭のあたりにある放射点はこの時点で約30度ほどの高さにあります。

北海道(札幌)や九州(福岡)ではどの方角に見えるの?

天体現象について案内記事を書くと、『○○ではどの方角に見えるの?』(「○○」には地名が入る)という質問をよく受けます。

流星群の観測では空のどの方角(どの分部)を見ていてもOKなので、地域によって見える方角に違いはありません

札幌と福岡では経度が異なります。このため、札幌と福岡で日の出の時間が異なっているように、星の上る時間も異なっています。

例として、先ほど載せた東京の空の画像と同じ時刻の札幌と福岡の空を見てみましょう。

ふたご座流星群 12月13日20時30分(札幌)

ふたご座流星群 12月13日20時30分(札幌)


ふたご座流星群 12月13日20時30分(福岡)

ふたご座流星群 12月13日20時30分(福岡)

 
ご覧のように同じ時間でも札幌の方が星が高い位置にありますよね? でも、言ってしまえばこの程度の違いしかなく、流星群の観測にはこの違いはほとんど影響しないのです。

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関東のおすすめの流星群観測スポット

流星観測など、天体観測や天体の写真撮影をする人は、みな自分のとっておきの場所が持っていて、その場所を他人には教えたがりません。

そのような場所を公開してしまうと、観測や写真撮影に支障がでるからなんですね。

ここでは、観測というより観望に適した、どなたにも行きやすい場所のいくつかをご紹介したいと思います。

ポイントとしては、

を考えて選んでみました。

堂平天文台(埼玉県)

堂平天文台

堂平天文台
出典: yakei.jp

 
ときがわ町が、以前は国立天文台の観測所だった施設を利用して、堂平山の山頂に星と緑の創造センターを開設しています。

山頂は広くゆるやかで、また見晴らしが良いため夜景の名所としても有名です。

堂平山からの夜景

堂平山からの夜景
出典: yakei.jp

堂平山山頂の星空

堂平山山頂の星空
出典: 堂平天文台 星と緑の創造センター

 
観測所内に宿泊することもできる他、バンガロー等の宿泊施設もあるため、お子さん連れでも利用しやすいスポットです(宿泊利用には予約が必要です。「堂天文台 星と緑の創造センター」)

住所: 埼玉県比企郡ときがわ町大字大野1853
TEL: 080-2373-8682(堂平天文台 現地事務所)
アクセス: 園央道 鶴ヶ島ICまたは狭山日高ICから車で80分、
     関越道 東松山ICまたは嵐山小川ICから鞍まで60分

ヤビツ峠(神奈川県)

ヤビツ峠と言えば、休日ともなればたくさんのサイクリストで賑わうスポットとして有名ですよね。

サイクリストで賑わうヤビツ峠

サイクリストで賑わうヤビツ峠
出典: Cyclist

 
でも、夜になるとこんなに見事な星空を眺めることができます(クリックで拡大表示します)。

ヤビツ峠で摂られた夏の銀河

ヤビツ峠で摂られた夏の銀河
出典: 金欠サラリーマンによる金欠天体写真

 
ヤビツ峠は都会に近いからあまり星は見えないのでは?と思う人も多いと思います。

確かに、明かりがなければ歩くこともできないような真っ暗な場所で見る星空と比べればそうかもしれませんが、手軽に行ける場所としては十分にきれいな星空が見られると思って良いです。

地図にも示しましたが、ヤビツ峠の南にある「菜の花展望台」付近でもたくさんの人が星空を見にやってきます。むしろこちらの方が良い観測場所かもしれません。

住所: 神奈川県秦野市寺山 (ヤビツ峠)
   神奈川県秦野市羽根1079−5(菜の花展望台)
アクセス: 東名「秦野中井IC」から約30分(菜の花展望台)
     国道246号線「名古木」交差点から約20分

東浪見海岸(千葉県)

東浪見は「とらみ」と読みます。

周囲に高い建物もなく、東側は太平洋なので視界の広さは申し分ありません。ただ、西側は街の明かりが多少邪魔に感じるかもしれません。

東浪見海岸

東浪見海岸
出典: CAMERA AMA

 
周りには街灯もなく真っ暗で、天の川もはっきり見えます。

波の音を聞きながら、流星観測というのもなかなか良いのではないでしょうか。

住所: 東浪見海岸(釣ヶ崎海岸広場)
アクセス: 外房線「東浪見駅」から徒歩で約26分(約2km)

まとめ

本記事では、2017年のふたご座流星群について、見える日にちや方角、そして関東で流星観測のお勧めスポットを紹介しました。

特に流星の見える方角については、誤解されている方も多いようなので、少し丁寧に(しつこく?)書いてみましたがご理解いただけたでしょうか。

他の流星群の記事と内容がダブル部分もあり、いつか流星観測について記事を整理したいと思っています。

ふたご座流星群は、三大流星群のトリを飾る流星群です。今年は比較的条件も良いので、しっかり準備して観測に臨みたいですね。

最後に素晴らしいふたご座流星群の動画をご紹介したいと思います。この動画はプラネタリウムではありません。実際の星空を微速度撮影したものです。

部屋を暗くして、全画面表示にして見ると臨場感が増しますよ。この美しさ、堪能してください。

 

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